全国書店新聞
             

平成19年5月11日号

3氏に黄綬褒章/春の叙勲

4月29日発表の春の叙勲で、全国教科書供給協会から次の3氏が黄綬褒章を受けた。
▽群馬県多野郡・吉田勇(吉田書店)
▽富山県礪波市・渋谷恵一(五島書店)
▽京都府船井郡・犬石哲三(犬石書店)

3カ月延勘を条件に/日書連・第2回新販売システム

日書連は4月27日午後1時から書店会館会議室で「第2回新販売システム」の出版社向け説明会を開催し、出版社25社など総勢31名が出席。完全買切・満数配本・参加組合書店への実質マージン40%とする前回の取引条件に、新たに3カ月延勘を加えた実施要領を説明して出版社に広く出品を呼びかけた。商品は前回と同じく10月27日の「文字・活字文化の日」に合わせて発売する。
昨秋実施した第1回新販売システムは、講談社の協賛を得て「完全買切」「注文部数満数配本」「取次出し正味は通常正味」「特別報奨で書店への実質マージン40%」という条件で実施したが、今回は新たに3カ月延勘の販売条件を設けた。また、書店が自店に合った商品を選択できるように多数の出版社に出品を要請する。
対象書籍は特にジャンルや形態を限定せず、新刊書から判型・装丁等を変更した既刊書の再チャレンジ本まで、多彩な企画の参加を呼びかける。既刊商品の場合は、通常委託商品と区別するため、新しいISBNコードの付与を求める。出品募集は6月30日を期限とし、出版社は商品の書名と併せてボーダーラインとなる希望部数を提出。日書連は組合書店からの注文を集計して提示し、出版社はこれをもとに新販売システムで発売するか最終的に判断する。
説明会の席上で丸岡義博会長は「流通の無駄をなくすことで書店マージンの拡大を図る、そういう思いで昨年新販売システムを構築した。今回は大勢の出版社にご協力をいただきながら本格的な取り組みを開始し、書店が自分たちで努力して厳しい状況を打破しなければならない。日書連は今後も書店の店頭活性化、生き残り策を推進していく」とあいさつ。
藤原直副会長(流通改善委員長)は「第1回新販売システムは全てが成功だとは思っていないが、一石を投じたのではないかと思っている。これを試金石としていろいろなパターンが拡がっていけば、閉塞感の漂う出版業界を明るいものにできるのではないか。書店が努力をすれば利益を得られるシステムを確立したい」と述べて第2回新販売システムへ協力を求めた。
前回の実施状況について話した講談社・大竹深夫書籍販売局長は「『窓ぎわのトットちゃん』と『だいじょうぶだいじょうぶ』は、今の時代に合ったものであることと、店頭で薦められるものをという2つの観点で選んだ。残念だったのは、店頭でエッセイと児童書コーナーというように2点を別々に並べる形が多かったこと。点数が少なかったために、全体として日書連が薦める本というのが読者にアピールできなかったと思う。ぜひ多くの版元に参加いただき、できれば新聞宣伝なども合同で展開してトータルの運動にしていけたらよいと思う」と述べた。
◇「新販売システム」説明会・出席出版社
明石書店、岩波書店、角川グループパブリッシング、金の星社、ベストセラーズ、講談社、光文社、実業之日本社、集英社、主婦と生活社、主婦の友社、小学館、世界文化社、筑摩書房、中央公論新社、徳間書店、日本経済新聞出版局、日本実業出版社、日本文芸社、早川書房、PHP研究所、双葉社、文藝春秋、福音館書店、ポプラ社
(五十音順)
〔第2回新販売システム実施要領(出版社向け)〕
1、名称
「第2回新販売システム―これが本屋のイチオシ!07秋」
2、主催
日本書店商業組合連合会
3、目的
「新販売システム」の導入で、書店店頭の活性化を図るとともに、地域密着型の書店が核となり、10月27日の「文字・活字文化の日」を記念して、新しい読者層の獲得に努めることを目的とする。
4、取引条件
①完全買切②注文部数満数配本③取次出し正味は通常正味④書店への特別報奨18%⑤書店精算3カ月延勘
5、対象書籍
①新刊書②過去実績のある買切書籍③判型を変えての再チャレンジ出版物(例・普及版、大型版等)④その他
6、書名並びにボーダーライン部数の提出
書名の提出と併せて、同システム採用可否判定の目安となるボーダーライン部数の提出。提出締切は、平成19年6月30日。
7、注文方法
全国書店新聞に注文書を掲載。必要事項を記入して、FAXにて、都道府県書店組合に申し込む。
8、書店からの注文受付期間
平成19年8月1日~31日
9、書店店頭発売日
平成19年10月27日
10、ポスター、POP、チラシ等、拡材品の製作と配布。
11、日書連ホームページにおける内容紹介とプリントアウト用ポスターのアップ。

生活実用書/注目的新刊

丸元淑生著『短命の食事長命の食事~ファイトケミカルが健康寿命を伸ばす』(ワニブックス1500円)は現代社会の医食同源を表している。本書でいう長命とは、元気に生きている年齢のことで、生活の自立ができなくなった人も含めての平均寿命とは関係がない。延命医療などの進歩で、統計では長寿国に違いないが、健康寿命は決して伸びているわけではない。
がんなどの病気の予防や、老化を遅らせる物質。共通して抗酸化作用を持つのが、ファイトケミカルなのである。この植物栄養素は数百を超すほどたくさんの種類があり、毎日かなりの量を摂らなくてはならない。簡単にいえば果物と野菜に、あらゆるファイトケミカルが含まれている。がん予防にはキャベツとブロッコリー、脳卒中のリスクを下げるニンジンなど、自分の健康に不安な部分を強化する項目だけ読んでもいい。考え違いの食生活、外食店などで摂らされているトランス型脂肪酸の量に驚くはずだ。
血糖値を改善し、体脂肪の燃焼を助けるにがうり炒め、タンパク源でミネラル源のアサリのボンゴレなど、体のためになる20の料理のレシピも紹介されている。
食べるものを工夫したら、次はどうしても水であろう。藤田紘一郎著『知られざる水の「超」能力―新しい「科学的」水の飲み方入門』(講談社+α新書325―1B838円)も医学と同源の水の力を教えてくれる。
日本の水がまずく、塩素を入れなければならなくなったのは生活排水による汚染で、洗濯する清潔好きが結果として水を汚してきたのである。
もともと水は①解毒、希釈②鎮静③覚醒④排便、排尿作用や⑤発汗⑥新陳代謝の促進などの効用を持っている。しかし蒸留水のような純粋な水はおいしくない。ミネラルが全くないからなのだ。湯冷ましも同じ理由で美味とは言い難い上に、加熱することで塩素が作り出すトリハロメタンを増やし、むしろ有害な水になっているという。
日本の水はほとんどが軟水だが、カルシウムとマグネシウムを多く含む硬水も市販されている。硬水には肌をきれいにしたり、むくみ改善などの様々な効用もある。
水も食も無自覚でよかった時代は、既に終わっている。
(遊友出版・斎藤一郎)

総会準備で理事会/東京組合

東京都書店商業組合は5月8日午後2時から書店会館で臨時理事会を開き、5月17日に行う総代会について打ち合わせを行った。
今年は役員の改選期に当るため、総会で新理事50名を選出するほか、同日の臨時理事会で理事長を選出。翌18日にも臨時理事会を開催して副理事長4名と常任理事10名を選ぶ。
その他の案件では、国際地学協会の返品問題で、下向副理事長が「取次各社に
その後の対応について文書回答を求めたが、トーハン、日販、大阪屋から国際地学協会の意向を確認するためしばらく時間を貸してほしいと電話回答があった」と報告した。
流通改善では7日に雑協、取協と雑誌付録問題をめぐって意見交換を行ったこと、TS流通の扱い出版社は徳間書店、メディアファクトリーの2社増えたことが報告された。

日書連のうごき

4月3日学校図書館フォーラムに大野理事が出席。
4月9日「本の川柳」一次選考会。
4月11日出版社社員新人研修会に大橋副会長が講師として出席。第1回JPO運営委員会に志賀副会長が出席。
4月12日正副会長委員長会議。版元6社との新販売システム意見交換会。
4月16日TIBF出展者説明会に丸岡会長が出席。第46回全出版人大会役員・顧問会並びに読進協常務理事会に大川専務理事が出席。
4月17日「本の川柳」本審査会。全国万引犯罪防止機構第7回普及推進委員会に、丸岡会長と大橋副会長が出席。
4月18日日書連各種委員会(環境改善政策、書店経営実態調査、増売、読書推進、共同購買・福利厚生、組織強化、環境改善検討ワーキング、消費税問題、流通改善、取引改善、再販研究、広報、情報化推進、指導教育)。日書連共済会運営委員会。消費税問題講演会。第2回ISBNマネジメント委員会に井門副会長が出席。日本雑誌協会公取協懇親パーティーに丸岡会長が出席。
4月19日日書連4月定例理事会。
4月20日絵本ワールド運営事務局打合せ会に大川専務理事が出席。
4月23日子ども読書活動推進フォーラムに大川専務理事が出席。
4月25日第1回全中実務(改正組合法)研修会に石井総務部長が出席。医学書院新社屋内覧会に丸岡会長が出席。
4月26日九州雑誌センター第4回取締役会に丸岡会長が出席。
4月27日日書連監査会。

新年度予算案を承認/臨時理事会/総額2億2560万円

日書連は5月8日午後4時から書店会館で臨時理事会を開き、24日、飯田橋のホテル・メトロポリタンエドモントで開催する平成19年度定時総会に提出する平成18年度事業報告、同決算報告、監査報告、19年度事業計画案、同予算案などを承認した。
平成18年度決算報告、平成19年度予算案は井門副会長が説明。18年度決算では561万2838円の経常利益が出たことを報告。会計監査は4月27日、久住邦晴、村田耕平両監事が行った監査結果を書面で報告した。
19年度予算案は4月1日現在の数字で組合員が前年より353店、5・3%減少したことなどを受けて18年度予算より3・1%、720万1千円削減した総額2億2560万1千円の予算組みが提案され了承された。新年度も組合活性化事業として補助金300万円を計上するほか、販売促進事業費には第2回新販売システムの経費500万円を乗せた。借入金最高限度額については今年も1億円を提案する。
任期満了に伴う役員改選は、総会に各県組合から提出された理事・常任委員候補の承認を求め、初理事会で正副会長、専務理事を選出することになる。

正副理事長を選出/北海道組合

北海道書店商業組合の定例理事会が4月17日午後1時より札幌市の組合事務所で開かれ、冒頭に志賀理事長から一身上の都合により辞任すると説明があった。これを受けて後任理事長と副理事長1名の選出を行い、理事長に副理事長の久住邦晴氏(札幌市・久住書房)、副理事長に理事の村上正人氏(森町・マルイゲタ)を選出した。任期は残期間1年となる。
引き続き、道組合活動についての報告があり、①サンジョルディの日について十勝支部より講演会開催の予定の報告、②北海道万引きウイーブネットワーク設立と関与について報告、③その他として選挙の投票率アップを目指して、砂川ポイントカード事業協同組合の取り組みについて、いわた書店の岩田氏より工夫ある報告があった。(高橋千尋広報委員)

基準達成2.5%バック/トーハンが雑誌増売支援策

平成19年度トーハン会全国代表者会議が4月27日午後、目白の椿山荘で開かれ、各地のトーハン会と青年部60名、出版社約2百名が出席した。
第1部冒頭であいさつした山﨑厚男社長は06年のバリューアップコンクールの結果について「目標16億3百万円に対し達成15億5600万円。目標には達しなかったが、個々には10トーハン会が目標を達成、昨年の13会に続き2ケタを持続した。今年度は改めて雑誌増売支援を強化する。対象銘柄を決め、販売目標を達成した個々の書店とトーハン会に報奨を還元する雑誌増売サポートをコンクールに組み込む」と、重点施策を明らかにした。
各地トーハン会を代表して宮城トーハン会阿部博昭会長(石巻・ヤマト屋書店)は「日本の総人口1億2700万人を書店売場92万6千坪で割ると坪当たり人口は140人になる。仙台は坪当たり120人、石巻は人口12万人に1800坪で、坪当たり人口は66人。坪効率が低下し、複合化で効率を高めている。トーハン会は販売集団であると同時に政策提言集団でもあるべき。次世代が希望を持てるよう大きな役割がある」とあいさつした。
新年度バリューアップコンクールについては佐久間英雄取締役が、「雑誌増売を含め百億円の目標。書籍を中心に前期、後期、総合は従来通りだが、書籍責任販売商品、雑誌増売サポート、ざっし定期便もコンクールに組み入れる。後者は個々の書店に還元する」と紹介した。
表彰式に続いて、総合成績1位の神奈川トーハン会嶋崎欽也会長(文教堂)がスピーチ。中経出版安部毅一副社長が増売の取り組みに感謝を述べた。
第2部新年度施策説明会では、山﨑社長が「18年度の売上げは前年を下回り厳しい決算となる見込み。原因は雑誌の不振。加えて1月から返品入帳の締め切りを繰り下げた影響もある。19年度は桶川の全面稼動によりインフラを活用した書店底支えの取組みが展開できるため103・9%の高いハードルを課した」と強調。新たな展開としては「桶川とe―honを活用し、ブックショップ・メンバーズを本年中に立ち上げる」とした。これは買い上げ客にポイントを付与し、景表法の範囲内で景品を提供する。ネット注文にも付与し、お客様の会員化、ストア・ロイヤリティの獲得が狙い。
営業施策は風間賢一郎副社長が、桶川SCMセンターは池田禮専務が説明。このうち雑誌増売サポートシステムは、冊数比110%以上、返品率前年比100%以下の基準を達成すれば2・5%をキックバックする。昨年11社・35銘柄を500書店でテストしており、結果を検証して拡大展開する。
このあと、『週刊朝日』山口一臣編集長の特別講演に続いて第3部の懇親会に移った。
06バリューアップ販売コンクール(総合成績)
①神奈川②沖縄③長崎④北陸⑤山陰⑥京都⑦広島⑧埼玉⑨中部⑩四国

トーハン書店大学「POPの描き方セミナー」

トーハン書店大学「POPの描き方セミナー」が6月21日午後1時からトーハン本社で開催される。書店におけるPOPの役割、基礎知識、用具・用材の使用法、キャッチコピーの作り方を学び、実習を通して文字を書くコツ、レイアウト、色彩等のポイントを習得する。
講師は制作工房POPDO主宰、里舘由美子氏。受講料は書店共助会加入店5千円、非加入店1万3千円。問合せ、申込みはトーハン・コンサルティング教育事業部。℡03―3267―8686。

11月に世界文学全集/池澤夏樹個人編集で全24巻/河出書房新社

河出書房新社は創業120周年記念企画として、11月に池澤夏樹個人編集による「世界文学全集」(全24巻)を刊行する。第1巻はジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』(旧邦題『路上』)を半世紀ぶりに青山南の完全新訳で出版する。第2巻は来年1月10日発売で、本邦初訳のラテン・アメリカ文学、M・バルガス・リョサ『楽園への道』。以後、毎月10日発売予定。四六判上製、各巻平均460頁、予価2400~3200円。
5月2日、出版クラブで行われた企画説明会で、河出書房新社若森繁男社長は
「ヨーロッパに偏らない世界文学を池澤ワールドとして選んでもらった。24巻のうち13巻が新訳、全面改訳。人文は面白いというきっかけになってほしい。図書館をベースに定期で部数を固めたい」と企画趣旨を説明。
編者の池澤夏樹氏は「かつてはスタンダール、ドストエフスキー、トルストイと、西洋を中心として教養を身に付ける文学全集があった。作家を目指す今の若い人のために、古典をはずして20世紀後半の作品から全集を編んだ。作家でなく、書評家としての仕事の延長だった」と述べた。
販売計画は野沢取締役営業本部長が「高校・大学図書館を中心に、最低3千セットの定期を固めたい。30~40代の女性、団塊の世代に向けて全巻揃特価やプレゼントを用意した。書店には全巻定期1部から段階報奨を行う」とした。販売目標は最低6千部。

参考図書

■『2007出版指標 年報』
全国出版協会・出版科学研究所から2006年の出版統計をまとめた出版データブック『2007出版指標 年報』が発売された。わが国の出版物年間販売額、販売部数、出版点数、返品率、平均価格等、多数のデータを掲載。業界の最新動向もレポートする。書籍・雑誌の分野別統計データと出版トレンド分析には定評があり、出版マーケティング必携の書。
主な内容は①2006年出版概況、②書籍・雑誌の分野別出版統計・傾向分析、③1946年~2006年の年間ベストセラー、④再販関係、出版社・取次・書店の動き、各社決算など業界の主な動き、⑤商業統計、ABC雑誌部数、書店出店状況、出版物輸出入、出版社・書店売上高など関連資料、⑥電子書籍、インターネットなどの関連ビジネス解説を掲載。B5判392頁、頒価1万2千円。お申込み・問合わせは出版科学研究所。℡03・3269・1379番。

瀬戸内寂聴が講演/主婦の友社90周年で

主婦の友社90周年、『ゆうゆう』創刊5周年、瀬戸内寂聴作家生活50周年、文化勲章受賞を祝う記念講演会が4月25日、東京国際フォーラムで開かれた。入場料3千円の講演会だったにもかかわらず、会場は1200名の定員で満員。講演会に先立って、『ゆうゆう』が昨年11月号で募集した「最期の手紙」大賞の授賞式が行われ、大賞の伏見良子さん(愛知県)はじめ、佳作3名、特別賞1名が選ばれた。入選作はNHKアナウンサー加賀美幸子さんが朗読を行った。
講演で瀬戸内氏は幼い頃、母が講読していた『主婦の友』の思い出、50年に及ぶ作家生活、最近書き終えた『秘花』、生活の信条などを1時間にわたって話し、84歳と思えぬ溌剌ぶりで会場から共感の拍手を集めていた。

本屋のうちそと

万引きを捕まえた。小学6年生男子。レジ左手、突き当たり「えがく」のコーナーまでが文具ストリート。
必殺防犯ビデオモニター、8画面の一つにポケットへ無造作にボールペンを突っ込む姿。先月、100円の消しゴム万引き小学生を捕獲した際、学校では文具を盗り易い店との噂があるとショックな一言。
スタッフ一同、正直狙っていた。モニターを凝視していると次から次へと10本以上ポケットに。しかも仲間らしき2、3人も加わった。これで逃げられたら目も当てられない。心房細動の心臓がこれでもかと不整脈を打ち鳴らす。
もうだめだあ我慢のネジがピキっと切れて、店外捕獲なんて無視、飛んでいって首根っこを捕まえ、怒鳴ってしまった。「いいかげんにせいよ!お前なに考えてんだ!」一緒にいた仲間も事務所へ都合4人。
それぞれが持っていたバックを調べると、出るわ出るわ。ガムなどお菓子と文具。なんと隣りのスーパー、ローソン、ファミマに文具屋と万引き行脚の御一行、駆けつけた警官も呆れ顔。
だがこれで少しは万引きが減るだろう。と思っていたら引取りに来た親が盗品の支払済み7000円分の文具を皆の前でゴミ箱にポイ。「お前みたいな親がいるから子どもがおかしくなるんだあ!」この親を殴るべきだった。でも傷害で捕まってしまうなあ、クソっ。(理)