全国書店新聞
             

平成18年4月1日号

4月20日に日書連共済会緊急理事会

4月1日から施行される改正保険業法への対応をめぐって、日書連共済会は4月20日午前9時半より書店会館で緊急理事会を開催することを決めた。
同法は無認可共済事業に対する規制を意図しており、20日の理事会には中小企業団体中央会中澤善美主管を招いて、日書連共済会の今後の運営を検討する

教科書特殊指定解除へ/4月17日まで意見書募る

「教科書業における特定の不公正な取引方法」、いわゆる教科書特殊指定について、公取委は「規制簡素化の観点から廃止したい」として、廃止についての意見を募集している。意見提出の期限は4月17日必着。郵送、FAX、電子メールのいずれの方法でも受け付ける。
教科書の特殊指定は、昭和31年に「特定の事業分野における特定の不公正な取引方法」として定めたもので、小・中・高校教科書の発行会社、販売業者が学校や採択関与者に取引誘引のための金銭、物品、供応など利益供与をしてはならないという規定。
公取委では、「特殊指定制定後、50年が経過し、教科書採択の方法、手続きが整備され、教科書発行業者の売り込み競争や取り引き実態が大きく変化したことから、他の分野に比し、教科書の分野に特殊指定を設けて特別に規制を行う必要がなくなった」と、規制簡素化の観点からの廃止だと説明している。
教科書特殊指定への意見は住所、氏名、所属団体、連絡先電話、FAXを添えて公取委へ。
〒100―8987千代田区霞が関1―1―1中央合同庁舎6号館B棟公取委事務総局経済取引局取引部取引企画課、FAX03(3581)1948、メールアドレスkyoukasho -torihiki@jftc.go.jp
〈教科書業における特定の不公正な取引方法〉
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第2条第7項注の規定により、特定の事業分野における特定の不公正な取引方法を次のように規定する。
教科書業における特定の不公正な取引方法
1、小学校、中学校、高等学校及びこれらに準ずる学校において使用する教科書(以下「教科書」)の発行または販売を業とする者が、直接であると間接であるとを問わず、教科書を使用するものまたは教科書の選択に関与するもの(以下「使用者または選択関係者」)に対し、自己または特定の者の発行する教科書の使用または選択を勧誘する手段として、金銭、物品、供応その他これらに類似する経済上の利益を供与し、または供与することを申し出ること。
教科書の発行を業とする者が、直接であると間接であるとを問わず、教科書の使用者または選択関係者に対し、教科書以外の書籍雑誌、教材、教具等の販売に関し、金銭、物品、供応その他これらに類似する経済上の利益を供与し、または供与することを申し出て、これらのものに、その発行する教科書の使用または選択を勧誘すること。
2、教科書の発行を業とする者が、直接であると間接であるとを問わず、教科書の販売を業とする者に対し、使用者または選択関係者が自己の発行する教科書を使用し、または選択するよう勧誘させるため、金銭、物品、供応その他これらに類似する経済上の利益を供与し、または供与することを申し出ること。
3、教科書の発行を業とする者が、直接であると間接であるとを問わず、他の教科書の発行を業とする者またはその発行する教科書を中傷し、誹謗し、その他不正な手段をもって、他の者の発行する教科書の使用または選択を妨害すること。

4月14日に公聴会開催/書店の景品規約改訂めぐり

公正取引委員会は3月15日付の官報告示で、4月14日午後3時から千代田区霞が関1丁目・中央合同庁舎6号館の公取委大会議室で「出版物小売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約(変更案)=5面掲載」に関する公聴会を開催することを公告した。
公取委は出版物小売業公取協(井門照雄会長)がまとめた書店景品規約変更の申請を今年2月15日に受理。これを受けて学識経験者、利害関係者の意見を公聴会で聞くことになったもの。今回の景品規約変更案は公取委本局と、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の各地方事務所、広島、高松の支所などで閲覧できるほか、公取委ホームページに掲載され、意見を申し出ることができる。
現行の出版物小売業景品規約は平成14年7月1日に改訂された折、附則に施行から3年以内に見直しすることが明記されており、この限度が昨年6月いっぱいだった。
小売公取協が提出した書店景品規約の変更案は、施行規則において①景品類を提供できる回数と日数を年2回・60日から年2回・90日に緩和する、②景品提供のポイントサービスで取引価額の2%の範囲は適用除外とする、③ただし、施行から1年以内は1%とするもの。さらに、3年以内に規約、施行規則の見直しを行うことにしている。
4月14日の公聴会を経ることで、出版物小売業公正競争規約改訂は遅くとも5月前半には施行される見通しが確実になった。

出版労連が反対声明

日本出版労働組合連合会(略称・出版労連、新村恭委員長)は、3月20日付で「公正取引委員会の『教科書の特殊指定廃止』に反対する」とする声明を発表した。
声明では、指定の廃止により①教科書の内容より宣伝物や営業活動で採択が左右され、大手発行者の寡占化を促進させかねない、②小規模発行者の負担を大きくし、倒産の危険につながりかねない、③ひいては当該発行者の労働者の失業につながる――というもの。
このため、公取委に廃止を前提にせず広く意見を求めること、意見徴集の期限を最低1カ月は延長することを求めている。

22・23日に名古屋SJイベント

サン・ジョルディ名古屋実行委員会(高須博久委員長)と中日新聞社の共催による「サン・ジョルディフェスティバル名古屋2006」が4月22日(土)、23日(日)の両日、名古屋市の繁華街、中区栄「オアシス21銀河の広場」で開催される。
催事は本のチャリティ販売、自費出版相談、絵本の読み聞かせなど。22日は午後1時から5時、23日は午前10から午後4時まで。雨天でも決行する。

20日から春の書店くじ/特賞は「オーストリア6日間の旅」

4月23日「世界本の日=サン・ジョルディの日」に合わせて、20日からいよいよ「春の書店くじ」の配布が始まる。
〝サン・ジョルディの日キャンペーン〟21年目となる今回は、特賞に「オーストラリア6日間の旅」60本を用意した。組合経由の書店くじ申込み書店には、抽選で3店を旅行の無料随行員とする特典が設けられている。
また、昨年に雑誌出版社と行なった共同企画「心が揺れた1冊の本」に寄せられたハガキとインターネットによる投票1万477通から上位147点を紹介したパンフレット、2006年度「本のある風景」入選作品20点を紹介したリーフレット各1万5千部を作成。サン・ジョルディのイベント会場や全国縦断文化講演会会場で読者に配布することにしている。
春のイベントではこのほか、読進協が主催する「こどもの読書週間」が4月23日から5月12日まで行なわれ、各地でキャンペーンを展開。子どもの読書推進会議と出版文化産業振興財団は5月3~5日に東京・上野公園で「上野の森親子フェスタ」を開き、児童書チャリティ販売等の催しを行なう

読みきかせらいぶらりい/JPIC読書アドバイザー・葛西淳子

◇2歳から/『ととけっこうよがあけた』/こばやしえみこ=案/ましませつこ=絵/こぐま社945円/2005・7
「ととけっこー」歌いながらページをめくると、ひよこやこねこたちが「おはよう」と起きてきます。おかあさんが、赤ちゃんのほっぺをチョンチョンとつっつきながら歌ってあげたいわらべうた絵本です。やさしいことばとリズムが心地よく、子どもたちはたちまちご機嫌です。
◇4歳から/『ちきゅうのうえでいのちのたびのおはなし』/沢田としき=作/教育画劇1680円/2005・9
生命のはじまりは、海の中の小さな生き物。それが、魚類、両生類、爬虫類、恐竜、哺乳類へと進化するようすを観音開きの絵巻風に描いてあります。この地球の上で暮らしている生き物たちは、太古の昔からめんめんと繋がっているのだと感じさせてくれます。
◇小学校低学年向き/『てん』/P・レイノルズ=作/谷川俊太郎=訳/あすなろ書房1365円/2004・1
お絵描きなんて大嫌いなワシテが、苦し紛れに描いたひとつの〈てん〉。それを、先生はりっぱな額縁に飾ってくれました。近くにいる大人のちょっとした助け舟が、子どもの才能を開花させるきっかけになります。私も描いてみたい…と、世の図画ぎらいを勇気づける一冊です。

2月期は2・9%減/文芸書14ヵ月ぶりのプラス/日販調べ

日販経営相談センター調べの2月期書店分類別売上げ調査は2・9%減で、2ヵ月連続の前年割れ。前年2月期も対前年比マイナスとなっており、2年続けて前年割れになった。
書店規模別に見ると、40坪以下店が7・4%減、41~80坪店が5・6%減、81~120坪店が1・6%減、121坪以上店が1・3%減と全規模でマイナスだった。
ジャンル別では、児童書、文芸書、文庫、新書、その他が前年をクリア。コミックは昨年好調だった反動から8・2%の大幅減となり、2005年1月期から13ヵ月連続していた前年クリアがストップした。一方、文芸書は、『東京タワー』(扶桑社)、『容疑者Xの献身』(文藝春秋)、『翼の折れた天使たち』(双葉社)などが牽引して、3・8%増と14ヵ月ぶりに前年を上回った。

ふるさとネットワーク/中国ブロック

〔鳥取〕
近頃、スポーツに纏わる地元の話題が豊富です。
まずは先ごろ発足した山陰初の社会人硬式野球クラブチーム「鳥取県ベースボールクラブ・鳥取キタロウズ」。選手選考会に県内外から多くのプレイヤーが集まり、川口和久総監督をはじめ加藤伸一監督、大野豊特別コーチが個別指導や診断。4月1日に結団式と初練習、5月に初の公式戦も決定しています。
次にサッカーのSC鳥取。「大きな」の方言「がいな」をもじってニックネームは「ガイナーレ」。SC鳥取はこれまで試合での活躍はもちろん、青少年育成プログラム『復活公園遊び』といった地元地域に根ざした活動もしていました。そして昨年、08年にJリーグ参入をめざす計画が発表され、県内では大きな関心事となっています。
夢の実現と鳥取県の発展の為両チームの活躍を期待したいところです。(津田千鶴佳)
〔島根〕
日本海に浮かぶ隠岐の島は、大別して島前、島後に分けられ、最短で出雲空港から30分、高速船では1時間強で行けます。その昔は流刑の島として、有名なところでは後鳥羽天皇、後醍醐天皇があげられます。そんな歴史のある島ですが、特に夏のレジャーや観光にお薦めします。
島前では、絶壁・絶景で有名な国賀海岸、そこから眺める通天橋や、ダイビング、シーカヤック、水上バイクなど各種マリンスポーツ。島後では、激闘牛突き(4月から6月にかけて行なわれる)、夕陽で点灯する神秘的なローソク島、象が海に浮かぶ快奇岩、象ヶ鼻。どれも見ごたえ、しごたえ十分です。
おまけに、鮮度抜群な日本海の幸が待ってます。是非、ご家族でご来島下さいませ。
(桑原利夫広報委員)
〔岡山〕
歴史、文化、自然の奏でる田園交響曲。ここは大和、北九州と並び栄えた古代吉備王国の中心地。みどりの田園を行けば、古墳が、五重塔が、いにしえの物語をそっとささやく。風が優しい、陽光がまぶしい吉備平野。自転車でまわるもよし、のんびり、ゆっくりと心の旅路へと。聞いて、訪ねて、思いを馳せて、語り伝えられた吉備国のロマン。桃太郎の伝説ここにあり、いま全国的に注目を浴びている、古代山城の鬼ノ城。今も伝わる古代のロマンス、黒媛と仁徳天皇の悲恋物語。画聖、雪舟の逸話で知られる宝福寺。ちなみに本年は、雪舟の没後500年を迎えてイベントが行なわれる。
秀吉、天下の奇策、高松城水攻めの悲話。田んぼの中にひっそりと秀吉の高松城水攻めの哀話をとどめる。吉備路のシンボル的な風景を醸し出している備中国分寺。4月29日に行われるレンゲ祭に是非、足を運んでほしいものです。(荒木健策広報委員)
〔広島〕
広島名物「お好み焼き」のルーツは、戦前に庶民の味として親しまれた「一銭洋食」と言われている。小麦粉を水で溶き、ネギや干しえび、紅しょうがなどを入れて焼いたもので、駄菓子屋のおばちゃんが店先の鉄板で焼いていた。食事として食べるようになったのは戦後のこと。栄養不足を補うため、キャベツや卵、魚介類、そば、うどんを入れるなど工夫を凝らし、広島風お好み焼きが誕生した。
戦後、広島市中心部の新天地広場には50軒のお好み焼き屋台が集まり、街の復興にかける熱気にあふれていた。当時は駄菓子屋と兼業している店舗が多く、子供たちの交流の場にもなっていたという。この光景を見た作家のきだみのるさんが「お好み村みたいだね」と言ったことから、「お好み村」と呼ばれるようになる。平成4年、高層ビルに生まれ変わった「お好み村」は、今も昔ながらの活気に満ちている。
〔山口〕
萩焼の起源は400年前、文禄・慶長の役(1592~1598年)で毛利輝元が朝鮮の陶工、李勺光と李敬の兄弟を伴って帰国したときに遡る。毛利氏が安芸の国(広島県)から周防・防長の国(山口県)の萩に城を移したとき、2人の兄弟も同行。兄・李勺光は萩松本村中の倉(現・萩市椿東中の倉)で薪の使用を許され、松本御用窯として開窯したのが萩焼の始まりと言われる。李勺光の死後は李敬が窯を継ぎ、藩主から「坂高麗左衛門」の名を受け、現在まで受け継がれている。当初の作風は李朝のものだったが、その後は京都楽焼の作風が加わって多様化し、萩焼独自の個性を持つ作品が焼かれるようになった。萩焼の大きな特徴は、焼き上がりの土の柔らかさと吸水性にある。このため長年使っていくうちに茶や酒が浸透し、茶碗の色彩が変化して絶妙な味わいを見せる。形と装飾は素朴で、わび茶のムードに合う。

〈中国地方各組合の沿革〉
【鳥取県書店商業組合】
大正9年、「鳥取県書籍雑誌商組合」が作られた。昭和20年の日本出版物小売統制組合連合会創立を機に、翌年、任意組合の鳥取県出版物小売業組合を設立。昭和47年、上部組織が日本書店組合連合会に名称を変えると、同年、鳥取県書店組合に改称。昭和63年に日本書店組合連合会の商業組合への改組があり、同年、鳥取県書店商業組合になった。
歴代理事長は徳岡松太郎(倉吉市・徳岡優文堂)、永井準(米子市・今井書店)、永井伸和(同)、現理事長は田江泰彦(同)。田江理事長は日書連で情報化推進委員等をつとめている。
同組合は日書連傘下で組合活動を進めつつ、「本の国体」への協力、「本の学校」の運営への支援など、独自の取り組みを積極的に推進してきた。
組合員数は42名(平成17年4月1日現在)。
所在地=米子市尾高町68
【島根県書店商業組合】
大正5年、島根県書籍雑誌商組合を設立。終戦前後の統制組合時代を経て、昭和24年、島根県出版物小売業組合。昭和47年、島根県書店組合に改称。昭和63年に商業組合に改組、島根県書店商業組合に。
歴代理事長は今井兼文(松江今井書店)、今井彰(同)、現理事長は今井直樹(同)。今井理事長は日書連で読書推進副委員長等。
組合員数は43名(平成17年4月1日現在)。
所在地=松江市奥谷町334
【岡山県書店商業組合】
大正15年、岡山県書籍雑誌商組合として創立。昭和17年、岡山県書籍雑誌小売商業組合。昭和18年、岡山県出版物小売統制組合となり、戦後の昭和22年、岡山県出版物小売商業組合。昭和32年、岡山県新刊書籍雑誌小売商業組合。同年、岡山県出版物小売商業組合。昭和47年、岡山県書店組合。昭和63年、岡山県書店商業組合に改組した。
歴代理事長は武内新一郎、宮野浪次郎、大森佐吉、山田直平、吉田徳太郎、福原定夫(岡山市・細謹舎)、梶並暉一(同・マルヤ書店)、片岡清三(倉敷市・片岡書店)、吉田信一(岡山市・研文館吉田書店)、柿木春夫(津山市・柿木書店)、福原孝(岡山市・細謹舎)、現理事長は吉田達史(岡山市・研文館吉田書店)。吉田達史理事長は中国ブロック会長。
組合員数は112名(平成17年4月1日現在)。
所在地=岡山市中山下1‐10‐15
【広島県書店商業組合】
昭和63年に広島県出版物小売業組合から広島県書店商業組合となる。
歴代理事長は丸岡才吉(広島市・広文館)、手塚景三(尾道市・啓文社)、岡原秀夫(広島市・積善館)、丸岡才一郎(同・広文館)、現理事長は水川雅生(呉市・広書房)。水川理事長は日書連で再販研究委員等。
組合員数は119名(平成17年4月1日現在)。
所在地=呉市広本町2‐15‐6
【山口県書店商業組合】
明治33年創立。当初は同業者相互の話し合いの場を時折持った程度だったが、組織になったのは明治43年、名称は山口県書籍雑誌商組合。昭和47年、山口県書店組合。昭和63年、山口県書店商業組合に改組。
歴代理事長は白銀市太郎(山口市・白銀日新堂)、白銀礼治(同)、末広薫夫(宇部市・末広書店)、末広卓三(同)、中野哲男(下関市・中野書店)、現理事長は冨永信(岩国市・冨永書店)。冨永理事長は日書連で指導教育副委員長等をつとめている。
組合員数は63名(平成17年4月1日現在)
所在地=岩国市今津町1‐10‐3
※参考資料=『日書連五十五年史』(発行・日書連)

各県組合ホームページ一覧②

【和歌山県書店商業組合】
http://www.wakayama-books.gr.jp/
「書店の改善発達のための事業、公正な救済活動の機会確保、経営の安定合理化を目指しています」というメッセージがトップページを飾る。加盟店紹介、組合紹介、掲示板など。
【兵庫県書店商業組合】
http://www.hyogo-honya.jp/
「ひょうごの本屋さん」と題した兵庫組合HP。兵庫県を5つの地域に大別し、組合加盟店の紹介をしている。このほか組合紹介、最新情報コーナー。組合員専用ページも。
【鳥取県書店商業組合】
http://www.tottori-books.jp/
絵本に見入る子供の写真を配したトップページが印象的な鳥取組合HP。県内加盟書店の案内、郷土出版物の紹介をしている。郷土本は検索・注文も出来る。
【香川県書店商業組合】
http://www.chuokai-kagawa.or.jp/shoten
組合概要、活動状況、組合員名簿、役員・委員会名簿といった組合に関する情報をわかりやすく掲載している。全国共通図書カード、オリジナル図書カードの案内も。
【福岡県書店商業組合】
http://www.fjnano.com/
図書館コンピュータ化事例を掲載し、「図書館へ日書連MARCの利用を」と呼びかけている。地元出版物紹介にも力を入れている。このほか組合紹介、組合員名簿、組合活動紹介も。掲示板あり。
【佐賀県書店商業組合】
http://www1.bbiq.jp/sbooks/index.htm
組合紹介、組合員名簿、図書カード案内、掲示板など。日書連HPにリンクを貼り、「全国書店新聞」新着情報を提供。また、佐賀県内の出版物を紹介している。
【長崎県書店商業組合】
http://www.ns-book.com/
「皆様の生活のお役に立てる本をご用意しております」とする長崎組合HP。組合推薦図書、注目の本、自費出版本の3コーナーで長崎の出版物を紹介している。このほか組合紹介、組合員名簿など。
【熊本県書店商業組合】
http://www.kumamoto-books.jp/
組合紹介、組合員名簿、イベント情報などを掲載。主な取り組みとして「図書館のシステム構築化」を掲げ、「日書連MARCを使用し、組合、書店、学校一体で取り組んでいる」としている。
【沖縄県書店商業組合】
http://www.okibook.or.jp/
沖縄関連の書籍を5項目に分けて紹介した「本の探検隊」ページがあり、本の検索・注文・販売を行なっている。組合紹介、組合員名簿、掲示板も。BGMは有名な沖縄民謡「安里屋ユンタ」。

【日本書店商業組合連合会】
http://www.shoten.co.jp/nisho/
「本屋さんへ行こう!」と題した日書連のHP。あなたの街の本屋さん、本のニュース、新刊情報、おすすめの書籍といった、一般読者にも役立つ情報満載。本の検索・注文ができる。掲示板も。

移転

★JL
本社事務所を左記の場所に移転した。
〒104―0043東京都中央区湊3―3―2
前田セントラルビル5F
℡03―3552―5411FAX03―3552―5416

出版物小売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約「変更案・現行」対照表

【変更案】
〈公正競争規約〉
(本則略)
附則
1この規約の変更は、平成14年7月1日から施行する。
2この規約の施行前に事業者がした行為については、なお従前の例による。
3第3条第1項第2号の規定については、出版物小売業における景品類の提供の実態等を踏まえ、平成21年月日までに見直しを行うものとする。
〈公正競争規約施行規則〉
(実施期間の制限)
第1条出版物小売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約(以下「規約」という。)第3条第1項第1号又は第2号の規定により景品類を提供することができる期間は、次に掲げるものを除き、年2回・90日以内とする。ただし、販売地域を区分して実施する場合は、それぞれの地域において年2回・90日以内とする。
(1)「懸賞による景品類の提供に関する事項の制限」(昭和52年公正取引委員会告示第3号)第4項に該当するもの。
(2)一の商店街に属する小売業者の相当多数、又は一定地域における事業者と共同して行う景品類に該当するトレーディングスタンプその他これに類似するサービス券等の提供
(3)購入金額、購入冊数等の購入実績を一定の換算方法に基づいて継続的に記録し、蓄積された購入実績に応じて懸賞によらないで提供する景品類であって、取引価格の100分の2の範囲のもの
(第2条から第4条略)
附則
1この規約の変更は、平成18年月日から施行する。
2第1条第3号の規定については、この規則の施行の日から1年間に限り、「100分の2」を「100分の1」とする。
3第1条の規定については、出版物小売業における景品類の提供の実態等を踏まえ、平成21年月日までに見直しを行うものとする。

【現行】
〈公正競争規約〉
(本則略)
附則
1この規約の変更は、平成14年7月1日から施行する。
2この規約の施行前に事業者がした行為については、なお従前の例による。
3第3条第1項第2号の規定については、出版物小売業における景品類の提供の実態等を踏まえ、この規約の施行の日から3年以内に見直しを行うものとする。
〈公正競争規約施行規則〉
(実施期間の制限)
第1条出版物小売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約(以下「規約」という。)第3条第1項第1号又は第2号の規定により景品類を提供することができる期間は、次に掲げるものを除き、年2回・60日以内とする。ただし、販売地域を区分して実施する場合は、それぞれの地域において年2回・60日以内とする。
(1)「懸賞による景品類の提供に関する事項の制限」(昭和52年公正取引委員会告示第3号)第4項に該当するもの。
(2)一の商店街に属する小売業者の相当多数、又は一定地域における事業者と共同して行う景品類に該当するトレーディングスタンプその他これに類似するサービス券等の提供
(第2条から第4条略)
附則
1この規約の変更は、平成14年7月1日から施行する。
2第1条の規定については、出版物小売業における景品類の提供の実態等を踏まえ、この規則の施行の日から3年以内に見直しを行うものとする。

人事

◎昇任、○新任
☆学事出版
(2月28日付)
常務取締役編集部長出版・編集担当(取締役編集部長)◎花岡萬之
取締役営業部長営業・宣伝担当(営業部次長)
○三枝康悦
☆主婦と生活社
(3月11日、22日付)
〈役員人事〉
常務取締役管理本部長(取締役管理本部長兼総務部長)◎高納勝寿
取締役編集第1部長兼編集第2部担当兼週刊女性編集長(編集第1部長兼週刊女性編集長・役員待遇)
○伊藤仁
〈人事異動〉
編集第2部ね~ね~編集長兼書籍編集長・役員待遇(同・次長待遇)
殿塚郁夫
管理本部総務部長兼広報管理課長(管理本部総務部課長兼広報管理課長)
永田智之
販売本部販売営業部販売営業課長・次長待遇(販売本部販売営業部販売営業課長)岡毅幸
☆マガジンハウス
(3月15日付)
営業局局長兼書籍営業部部長久我英二
☆文藝春秋
(3月30日付)
営業局書籍営業部次長(営業局文庫・新書営業部次長)小野寺善昭
営業局書籍営業部次長(第二出版局第一部次長)
江坂寛
営業局雑誌営業部次長(広告局第二広告部次長)
浅野牧子
営業局文庫・新書営業部統括次長(営業局書籍営業部統括次長)原田政美
広告局第二広告部次長(営業局雑誌営業部次長)
小川直美
☆主婦の友社
(4月1日付)
代表取締役社長
村松邦彦
常務取締役制作部担当
神田高志
取締役経営管理部・経理部・関連会社担当
塚本俊雄
取締役第1編集部担当
村田耕一
取締役販売部担当
斎藤民樹
取締役広告部担当
依田俊之
取締役事業開発部・ライツ事業部担当矢萩哲
取締役中西立郎常勤監査役後藤哲生
監査役加納道章監査役坂上誠役員待遇第2編集部担当
◎荻野善之
役員待遇出版部担当
◎駒由美子
☆アシェット婦人画報社
(5月1日付)
代表取締役社長(「ヴァンテーヌ」「25ansウェディング」「25ans」「マリクレール」発行人)
○イヴ・ブゴン
※ノルベール・ルレ代表取締役社長は同日付で退任する。

催し

◇ダ・ヴィンチ・コード展4月27日から6月23日まで六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターで開催。03年3月刊行以来世界44カ国語に翻訳され3600万部販売した『ダ・ヴィンチ・コード』のストーリーに沿って、世界に散在するレオナルド・ダ・ヴィンチの名画と謎をデジタル映像で再現する。入館料一般1500円、学生1000円、子供500円。

受賞

◇日本絵本大賞に『マーシャと白い鳥』
毎日新聞社と全国学校図書館協議会が共催する日本絵本賞の表彰式が3月24日午後3時から一ツ橋の毎日ホールで行われた。
日本絵本大賞に選ばれたのは『マーシャと白い鳥』(出久根育文・絵、偕成社)。日本絵本賞は『どんなかんじかなあ』(中山千夏・和田誠、自由国民社)、『ルフランルフラン』(荒井良二、プチグラパブリッシング)、翻訳絵本賞は『ふつうに学校にいくふつうの日』(C・マクノートン、きたむらさとし、小峰書店)が受賞。候補作24冊の中から読者が選ぶ読者賞(山田養蜂場賞)には3万2445票の応募があり、『しゃっくりがいこつ』(セーラー出版)が選ばれた。

40社がブース出展/大阪パンパク

大阪日販会(長谷川政博会長)は、3月7日、大阪市の大阪会館で会員書店、出版社、日販246人出席のもと第8回 大阪日販会出版博覧会(オオサカパンパク)を開催した。今回は出版社40社がブース出展。書店は各ブースを回り熱心に商談を行った。この他「映画化・TV化関連書」「マガジンエキスプレス」コーナーの展示も行った。
商談会第一部終了後、長谷川会長は「オオサカパンパクは平成14年4月にスタート以来、『人・想像・出会い・創造』をコンセプトとしている。書店と本の出会いがなければ、本と読者の出会いもない。自社商品に込めた熱い思いを語る出版社と、素晴らしい出会いを求める書店がパンでもパクつきながらもっと売れる方法を一緒に考えようと始まった。これからも、オオサカパンパクは一味違うといわれるよう、さらなるステップアップを図りたい」と述べた。
参加出版社による1分間おすすめ商品PR「得トーク」のあとも、終了間際まで大阪らしい賑わいで商談会が行われた。

日販、CCC合同説明会に500名

先ごろ、TSUTAYA向け物流会社「MPD」設立を発表した日販とCCCは3月23日、新高輪プリンスホテルで合同方針説明会を開催、出版社、音楽・映像・ゲームメーカーなど約500名が出席した。
説明会ではTSUTAYA増田宗昭社長が「TSUTAYAの事業方針」を説明。加盟店は2月末現在1251店(前年比96店増)、CCC会員1844万人、TSUTAYAオンライン会員853万人とし、次世代TSUTAYAは売場6百坪(書籍250坪、レンタル165坪、セル80坪、ゲームリサイクル45坪)を標準に展開していくとした。また現状で16・6年かかっている投資回収を5年に短縮するため、書籍掛け率を77・5掛から72・5掛にするべく出版社と交渉していくと述べた。
「日販の商物流改革」を説明した日販鶴田尚正社長は「出版業界の売上げは2兆2428億円で、返品コスト3~5百億円がぶら下がっている。広告業界の6兆円と比べ、もっとポテンシャルがあるのではないか。少なくともTVの3兆8443億円までは行く。日販はMPDを分社化し、連結決算で8千億円台に成長する」と今後の経営計画を説明した。
TSUTAYA日下孝明副社長は、昨年責任販売制商品として取り上げた『1リットルの涙』は5万5千冊を販売したと紹介。3月9日発売の文庫版『ダ・ヴィンチ・コード』(上)は発売10日で2万1千冊販売。最終的には7万から7万5千冊の販売を予測していると述べた。最後にMPD社長に就任予定の吉川英作日販WWW推進部長がMPDの事業計画を説明し、スタッフを紹介した。

日販新社長に古屋常務昇格/柴田副社長と2代表制で

日販は6月に開く定時株主総会と取締役会で菅徹夫代表取締役会長と鶴田尚正代表取締役社長が退任し、古屋文明常務が代表取締役社長に、柴田克己副社長が代表取締役副社長に就任する体制を固めた。
鶴田氏は取締役会長にとどまり、古屋・柴田体制を支える。阿部洋一郎副社長は取締役副会長に就任する予定。
3月22日に告示した一部取締役の業務分担変更(4月1日付)ともに「株主総会後の新経営首脳陣案」として示されたもの。
また、同日発表された第59期組織機構改訂では、新たにスタートする中期経営計画初年度にあたって「新たな成長を実現する構造改革の推進~グループ経営の確立」を基本方針に、①営業本部、支社を廃止して全国を5つの地域と特販営業部に再編成。各地域に支社長に代わる地域COOを置き一定の決済と責任を委譲。②TSUTAYA事業分社化に伴い、㈱MPDに機能移管を行った。
〈取締役業務分担変更〉
委嘱特命担当、解営業本部長
取締役副社長阿部洋一郎
委嘱特命担当、解特販支社・経営相談室・取引部総括専務取締役大野隆樹
委嘱営業推進室・経営相談室・取引部総括・取協担当、解首都圏支社総括・取協担当
専務取締役橋昌利
委嘱特命担当、解書籍部・雑誌部担当
常務取締役高橋滋世
委嘱関西・岡山地域COO、解関西支社長
取締役鎌谷照夫
委嘱システム部・書籍部・雑誌部担当、解システム部長・ネット事業部長取締役井上顯一
委嘱物流部門・ネット事業部担当、解物流部門担当
取締役高見吉弘
委嘱首都圏地域COO、解首都圏支社長
取締役小林利夫
委嘱特販営業部担当、解特販支社長
取締役石田耕二
〈古屋文明氏略歴〉
昭和25年11月3日生れ、55歳。山梨県出身。昭和49年早稲田大学政治経済学部卒業、日販入社。平成6年経理部長、10年取締役経理部長、14年常務取締役経営戦略室長・経理部担当、16年常務取締役経営戦略室・経理部・不動産事業部担当
〈柴田克己氏略歴〉
昭和22年3月1日生れ、59歳。東京都出身。昭和44年日本大学経済学部卒業、同年日販入社。平成4年経営戦略室部長、8年取締役営業推進室長、11年常務取締役経営戦略室長・秘書室・MBO推進委員会事務局・システム部担当、14年専務取締役秘書室・管理部門・物流部門・システム部総括、15年取締役副社長秘書室・管理部門・物流部門・システム部・ネット事業部総括

本屋のうちそと

駐車場の雪がやっと解けてほっとした日にクレームの電話。1週間前に購入した女性誌の付録がなかったというものでした。お客様には不満を感じさせない対応をしないといけないと思ってもその雑誌は売り切れているのですぐには対応できません。電話を保留音にして売上履歴を調べてみると3週間前に在庫がゼロになっている雑誌でした。相手の気分を害してはいけないと思う気持ちが一変しました。「当店でお買い求めになったのではありませんね」と言うとあっさり「そうですか」という返答でした。真相は不明ですが、よほど付録が欲しかったのでしょう。声の感じでは30代以上と察しました。POSレジのおかげで事なきを得ました。
次の日、今度は私がクレームを言う立場になりました。ある版元のベストセラー1点3冊の帯が破けて入荷しました。店頭に並べて許せる状態ではなかったので版元に帯を送って欲しい旨の電話をしました。
ところがその返答はたいへん意外なものでした。「帯には読者プレゼントの応募券がついているので帯だけは送れない」「新たに同じ商品の手配をする」「帯が破れた商品は取次に返品せよ」という内容でした。応募券とは全国で50名に当たる賞品でそれほど重要視されるのか疑問に感じました。破れた帯を送るのでそれを確認して新しい帯を送ってほしいと話してもノーでした。
仕方なくその指示に従うことにしたら、今度は「返品承諾書をFAXで請求せよ」という指示。「はぁ?」と耳を疑いました。買切商品でもないのにそこまで言うとは…。(あかり)

洋販大阪支社

洋販は大阪支社を移転、4月10日から新事務所で営業開始する。入居ビルは3階建ての1棟借りで、3階部分に大阪支社、1・2階は洋書・洋雑誌を販売する直営書店「ランダムウォーク大阪心斎橋店」を5月に開店する。新住所=〒542―0086大阪市中央区西心斎橋1―5―17