全国書店新聞
             

平成13年7月25日号

特賞一万円を三千本

日書連は今秋の「読書週間書店くじ」について景品内容を全面的に見直し、これまで続いていた特賞二十万円相当の海外旅行(百本)を取り止め、一等の「図書カードまたは全国共通図書券」を従来の三百本から三千本に大幅増加することにした(三面に「読書週間書店くじ」実施要領)。
春秋二度行われてきた書店くじは、ここ数年、書店の参加率が低下し、抜本的見直しが課題になってきたが、七月理事会では船坂増売委員長から「書店くじの景品は図書カード、図書券にしぼりたい」と提案があり、海外旅行の景品は中止する方針を明らかにした。
また、「当選本数が少ない」という声に応え、四等百円の当選番号を七本から十本に増加させ、下一ケタで当選に。
これにより当選確率は従来の十四・五本から九・七本に一本の割合に増加する。
このほか、経費節減のため■当選発表は書店店頭ポスターと日書連ホームページで行い、新聞発表はやめる、■しおり、のぼりの製作は行わない、■一店五十枚の配布も行わない−−などの改善を図る一方、売上げの一部はチャリティとして福祉団体などに寄付することにしている。
なお、理事会の席上、春の書店くじWチャンス賞の抽選が行われ、六千五百通の応募者の中から全国共通図書券一万円の当選者百名を決めた。

ポイントカードの対応

日書連はポイントカードの対応問題で、現状のまま放置しては業界全体に混乱を招きかねないと、今月中に書協、雑協の有力出版社二十社を訪ね、ポイントカードが実質的な値引き行為にあたるのではないかと「厳正な対応」を求める。
また、ポイントカードの実施状況を調べるため、各都道府県組合に実施状況のアンケートを行うことを七月十九日の理事会で決めた。
〔再販研究〕十九日の理事会でポイントカードの対応について説明した中村委員長は、「ポイントカードに対する出版社の理解を求めたい」として、今月中に正副会長で手分けして出版社を訪問することを明らかにした。
岡嶋副委員長は■ブックセンター・パルコ調布店が五月末にカードを提示するとレジで五%引きを行った、■紀伊國屋本店で行われたお客様感謝市では今年三月発売の『チョコレート』など、現在も書店の棚、平台で販売している本まで値引き販売した−−と問題点を指摘。
中村委員長は弾力運用に対する日書連の考え方を整理したいとまとめた。
〔情報化〕十八日に書協相賀副理事長と本間事務局長が書店会館を訪れ、来年四月設立予定の「日本出版データセンター」に対する協力要請があった。
同センターは、書協で行ってきたデータベース「BOOKS」の管理業務を引継ぐ中間法人で、書協、雑協、取協、日書連の四団体が拠出する三百万円で設立。
出版情報システムの基盤整備、情報収集、管理、配信を行う。
理事会では、同センターに五十万円拠出する方針を承認した。
志賀委員長からは■沖縄、京都、北海道の地方データベースを整備する、■CD−ROMによる書誌情報提供は来年三月で中止し、ユーザーには支障のない形でソフトを提供していく、■秋から新BIRDネットの研修会を計画している−−と報告があった。
〔出版販売倫理〕出版倫理協議会ゾーニング委員会で「十八歳未満禁止」のための青少年有害図書のマークが検討されているが、大橋副委員長から「都条例では有害図書の区分陳列が求められている。
これが一目でわかるようなマークを検討している」として、八種類のマーク案が示され、投票を行った。
〔組織強化〕鈴木委員長は、組合未加入は五千店はあるのではないかとして、組合加入を働きかける方針を説明。
萬田会長と取次各社を訪問し、組合加入の協力を求めることを明らかにした。
岡山組合吉田理事長からは、加盟店に「本との出会い、豊かな人生/岡山組合加盟店」のプレートを配布したとの説明があり、萬田会長は「スタートアップ21委員会で加盟店のロゴや表示を研究する」と述べた。
〔増売運動〕故・手塚治虫氏の生まれた十一月三日を「マンガの日」にという運動を小学館、集英社、白泉社、講談社、秋田書店の五社が進めている。
新古本店、マンガ喫茶に対抗して書店でのコミック販売を促進する目的で、日書連も後援することを決めた。
お買い上げごとにスクラッチ・カードを進呈、商品が当たるなどの促進策を検討している。
〔出店対策〕丸岡委員長は当面の方針として■関係者間の話し合いを基本に中小書店を支援していく、■町づくり三法の研究、活用、■新古本店対策はマンガ作家と共闘していく、■万引対策で警察との話し合い、故買法の改正を進める−−とする運動方針を示した。
〔雑誌発売日〕奥村委員長から六月の発売日本部委員会に日書連の九項目の要望書を提出したと報告されたほか、沖縄の週刊誌空輸、中国・四国地区の二日目繰上げを推進すると課題を説明した。
四国ブロックは今月十八日付で発売本部委あてに発売日改善の要望書を提出済み。
〔共同購買〕弥富委員長は雑誌袋斡旋枚数が減少していることを指摘して、組合役員が率先して日書連の雑誌袋を注文するよう求めた。
〔経営取引〕不公正取引の研究を行っていくとした下向委員長は紀伊國屋書店が行った角川書店の「お客様感謝市」について「不公正取引に当たるのではないかという印象を受ける。
不公正には厳しく対処し、情報提供を進めていく」と述べた。
〔広報〕書店新聞の発行回数について見直しを進めていると今西委員長が報告。
萬田会長は年内に委員会の検討をまとめるよう指示した。
135L

実用書

『ザ・ゴール』ダイヤモンド社1600円4-478-42040-8
『竹中教授のみんなの経済学』幻冬舎1300円4-344-90003-0
『政治のニュースが面白いほどわかる本』中経出版1400円4-8061-1482-0
『ディノスコレクション2001』扶桑社486円4-594-03119-6
『経済のニュースが面白いほどわかる本日本経済編』中経出版1400円4-8061-1288-7

専門書

『太閤立志伝・ハンドブック』光栄2000円4-87719-901-2
『ロジカル・シンキング』東洋経済新報社2200円4-492-53112-2
『できるVAIO』インプレス1580円4-8443-1512-9
『ウェブサイトデザインVol.1』技術評論社1280円4-7741-1215-1
『できるWord2002基本編』インプレス950円4-8443-1516-1

児童書

『トレジャーストーン7号』デアゴスティーニ・ジャパン752円4-8135-0303-9
『同上8号』752円4-8135-0304-7
『同上6号』752円4-8135-0302-0
『ハム太郎シールでちゅプチ』小学館552円4-09-734422-6
『パスワード竜(ドラゴン)伝説』講談社580円4-06-148558-X

コミック

『BASTARD!!22』集英社390円4-08-873131-X
『犬夜叉21』小学館390円4-09-125641-4
『花より男子29』集英社390円4-08-847380-9
『ベルセルク21』白泉社505円4-592-13719-1
『GTO20』講談社390円4-06-312980-2

辞書

『講談社国語辞典』講談社2233円4-06-123137-5
『ジーニアス英和辞典』大修館2850円4-469-04109-2
『三省堂国語辞典』三省堂2500円4-385-13189-9
『例解学習国語辞典』小学館1800円4-09-501706-6
『「ことわざ」新辞典』高橋書店800円4-471-17167-4

本屋さんのパソコン活用パート2(15)

先日、小学館の書店PC導入支援実験3ヶ月目の実態がアンケート調査された。
在庫検索・確認・発注ができ、注文日数は短くなり、小学館グループや文春BONだけでなく対象出版社をもっと増やして欲しいという意見が出るほど好評。
加えてEDI以外の活用も「個人的にも新世界が開けた。
会計ソフトを使用。
客注管理システムに使用。
ホームページ作成に。
エクセルで日計表を付け青色申告にも使いたい」とも回答される一方で、インターネット接続操作がわからないとか、半角全角の入力切り替え操作がわからない、とか、目下勉強中書店が20%は在りそうだ。
従って発注頻度(PCの使用頻度でもある)も毎日から週に1回までと差があります。
全ての道具の活用習熟は慣れです。
使用が頻繁になればなるほど身体が覚えていきます。
ですから、パソコンを毎日の日常業務に使えば、動機も目的も自覚でき、且つ仕事ですから使用頻度は高まり「判らない」と悩む期間が短くなります。
その教材としても雑誌管理は適しています。
◇目的の自覚がIT化の第一歩雑誌管理の目的は幾つか考えられます。
1>適正仕入(返品率減少と売り漏れ防止)2>関連商品やジャンルの発見、3>購買情報の採取、4>自店のIT化意識への改革の初端、と。
多くの目的を自覚してこそ情報入手も手に入ります。
◇パソコン講習会主催者の注意点ですからパソコン講習会(特にオフライン活用)の教材やカリキュラムは、受講者が現実に自店で活用したいテーマに合わせることが不可欠になります。
入力操作に慣れるために「例として」注文書の作成をやりましょうか?顧客情報管理をやりましょうか?となった場合、数時間ソフトの操作をした体験は得られますが、それではあまりにも数時間の成果としては小さくないでしょうか?自店にパソコンのある人なら「これこれ教えて下さい」と実務で活用したいテーマをリクエストし、講習時間内の成果をフロッピーディスクに保存して持ち帰り、帰店後も続けていくことも出来るようにしたいものです。
実は多くのパソコン講習会では、この「例として」という考え方でカリキュラムを一般化し、個人的効果を無視してしまいます。
理由は指導者の不足や予算問題でしょうが、原因は「実活用は個人で異なるので集団講習会では一般的基礎的な事例で」と安易な発想で済まし「道具と個人」「情報と個人」を深く配慮せず、肝心な事柄を受講者個人の問題に切り離す考え方です。
ですから講習会では表計算やワープロソフトの操作法とソフトから入るのではなく、テーマを伝えて最適なソフトを選んでもらって教わるようにしたいものです。
(他にデータ・情報採取や分析、システムの自店への根付かせ法など情報リテラシーやシステム設計もありますが別の機会に。
)◇パソコン初心者の心得習うにはルールを守れば早くなる。
初めての道具を操作するとき、自分の動作を意識出来ずに操作して、違ったことをしてしまいます。
それを防ぐと上達が早くなります。
そのためには、自分の行動を意識することです。
一動作ずつの点検と確認をしつつゆっくり操作していく、体得するまでの約一月くらい(一ソフト一レベル6時間;全体で3レベルくらい)で実務操作しながら動作工程確認の習慣は付きましょう。
幾つかの習慣(定型化された行動パターン)を身に付けた人(意識)が、新しい習慣を新たに身に付けるには、心理的抵抗が強くなり、ストレスや不快感が生まれ、やる気が萎えます。
モチベーション・コントロールが低下します。
その低下を少しでも防ぎ、新しい習慣を体内に加えやすくするためにも、明確な実務目的を講習前に自主的に決め、指導者に伝えておくことは、有効な方法と云えます。
◇目的に合った管理ツールと指標化適正仕入のためには、年間の号数の違いから「月刊雑誌管理表」と「週間・隔週間雑誌管理表」を使います。
「月刊雑誌管理表」表-1で、その結果の集計は、仕入=販売効率向上を目指して「雑誌分類別集計指標」表-2のように、仕入=販売効率や、定期改正の適合度、返品冊数などを必要に応じて集計し、「買い場」の工夫に活用します。
特に定期改正適合率が30%を切ると仕入販売効率は飛躍的に増加し陳列や販売の工夫で増売化します。
◇POS−EDIシステムと雑誌管理POSデータの活用のポイントはデータ集計結果が書店現場の必要に応じて適時、欲しい集計基準で出力できるかどうかは当然ですが、単品の実売率や変化だけでは井の中の蛙よろしく自店のお客さんの気持ちからどんどん離れていきますし、関連商品を集めて提案販売する眼も生まれません。
自店のデータ集計表を実用面から子細に点検することが必要です。
ただ業界のシステムとしての「コードの限界」に突き当たることも在り、雑誌コードの改定も流通だけでなく販売現場の実情を考慮したものにして貰えるよう、POSユーザー一人一人が要望を表明することも必要でしょう。
次回は「在庫を基本とした」書籍の管理です。
(参考;「本屋さんのパソコン入門」8〜16@『全国書店新聞』1997年10/8号〜1998年2/25号)(甲川純一)

「e−hon」がリニューアルオープン

トーハンは書籍通販サイト「e−hon」を七月十六日にリニューアルオープンした。
ユーザーの利便性を追及し、画面をよりわかりやすく一新、企画ページの充実や検索機能の向上などサービスを拡充したもので、自宅以外の指定先へ商品を届けるギフトサービスもスタートした。
今回新たに加わった機能は、「グループ書店モデル」と「法人会員サービス」。
「グループ書店モデル」は、グループで加盟する書店には通常各店舗ごとに作成される書店ホームページがグループ単位で作成。
会員はグループ書店ホームページに掲載されている店舗一覧から登録書店を指定し、商品の受け渡しは各店舗で行うもの。
これによりグループの組織力、集客力を生かしたサービス、プロモーションで会員獲得を促進できる。
また、「法人会員サービス」は書店ホームページに外商支援メニューとして法人会員サービス機能を標準装備するもので、加盟書店が外商先の法人を登録することで、その法人の社員は法人会員となることができる。
加盟書店では従来個別管理だった法人外商管理を一括管理することができ、法人毎にPRを出すことも可能になる。

読み聞かせらいぶらりい

見開きの右と左の頁に、こんにち、ワニ、などおかしな言葉遊びが続いています。
絵と文が見事におかしさを出していて、思わず声に出してしまいます。
まさに、わははは!ことばあそびブックです。

人事

◇日本図書普及6月26日開催の臨時取締役会で以下の役員人事を決めた。
○印は昇任、◎印は新任。
常務取締役倉園夏樹◇筑摩書房6月29日開催の定時株主総会ならびに取締役会で以下の役員を選任した。
代表取締役社長菊池明郎専務取締役(編集部長)○松田哲夫取締役(総務部長)岡本格同(営業部長・サービスセンター担当)田中達治同(製作部長)◎宮園功夫同(文庫・教科書編集室部長)◎熊沢敏之監査役浅田弘なお、専務取締役・井沢正敏、取締役・加田肇は、それぞれ退任した。

全国16会場で図書館ブックフェア

トーハンは九月十日の東京会場を皮切りに全国十六会場で「図書館ブックフェア2001」を開催する。
このブックフェアは図書館司書や選書担当者向けに、普段店頭では手に取ることが難しい図書を実際に手を取りながら選書する場を提供することを目的として毎年開催しているもの。
十九回目を迎える今年は昨年の十二会場からさらに四会場を新設。
展示図書は約一千社・一万点で、内容は「レファレンス図書」「完結全集」の常設コーナーのほか、「環境問題」「住宅・建築」「メディカル」「テクノロジー」「ビジネス」と題したコーナーなどに分類される。
〈各会場日程〉▽北海道会場=十月二十四日二十六日、札幌総合卸センター▽東北会場=十一月六日九日、トーハン東北支店▽茨城会場=十一月二十七日二十八日、堀原運動公演▽群馬会場=十一月十三日十四日、前橋問屋センター会館▽埼玉会場=十一月二十日二十一日、大宮ソニックシティ▽東京会場=九月十日十四日、トーハン本社▽山梨会場=十月十七日十八日、山梨県地場産業センター▽新潟会場=十月二日三日、新潟ミナミプラザホテル▽北陸会場=十月十一日十二日、野々市町文化会館フォルテ▽静岡会場=九月十九日二十日、清水マリンターミナル▽名古屋会場=十月二日四日、愛知県中小企業センター▽京都会場=十月十日十一日、京都府総合見本市会館▽大阪会場=十月十七日十九日、トーハン大阪支店▽岡山会場=十一月七日八日、トーハン岡山支店▽広島会場=十一月二十日二十一日、広島産業会館西展示館▽九州会場=十一月十三日十四日、博多スターレーン展示会場

プレミアムカードの発行について

六月二十七日付の「プレミアム付図書カードの発行を」についてお答えいたします。
プレミアム付の図書カードの発行をとのご提案。
また、そのメリット・デメリットを解り易くご指摘いただきました。
まことにありがとうございます。
ところで、その実現には、ご指摘にもありましたように、プレミアム分の業界内負担逆ざやの精算システム、という二つの大きなネックがあります。
現在プレミアムが付いているカードのほとんどは自社発行ということもありプレミアム原資の捻出がいかようにでもなる背景があります。
それに比べ図書カードは、再販商品である出版物を限定対象とした物販サービスである上に、業界の共同経営である弊社のよる第三者発行です。
したがってプレミアム原資の捻出には極めて困難が伴っています。
今回、具体的な仕組みのご提案をいただいておりますが、加盟店様ご自身にもかなりのご負担が発生することにもなり、図書券によるお釣り銭のご負担が解消されるとはいえ、新たなるご負担に、全加盟店様の合意が果たしてどこまで得られるものでしょうか。
また、カードに広告をとのご提案もありましたが、たとえば一万円カード一枚あたり二百円もの広告費を、業界内外を問わずご協賛いただける可能性は果たしていかがなものでしょうか。
いずれにしても、安定した原資の継続的な確保が約束されない限りは、プレミアムカードの発行は不可能と言わざるを得ません。
弊社では当面、広告宣伝費などによる利用者への認知促進と、読取り機設置の拡充を第一にカード化の早期実現を計っていきたいと思っています。
書店様でも簡単にお取り扱いいただける広告カードもカード化推進の大きな力になるはずです。
ぜひ、加盟店様全体のお力添えをよろしくお願い申し上げます。

週刊売行き情報

夏休みに入り課題図書が売れてきた。
「かさぶたくん」「少年たちの夏」など売行きがよい。
それにしても「ハリー」シリーズはすごい。
(1)(2)(3)巻ともランクイン。
(ぺ)(1)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』静山社4‐915512‐40‐1……82冊
(2)『ファイナルファンタジーX最速攻略本FORBEGINNERS』デジキューブ4‐88787‐000‐0……42冊
(3)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1…34冊
(4)『ファイナルファンタジーXファストアンドファースト』集英社4‐08‐779117‐3……23冊
(5)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……14冊
(6)『伊東家の食卓あそべま集』日本テレビ放送網4‐8203‐9783‐4……9冊
(7)『十二番目の天使』求龍堂4‐7630‐0106‐X……8冊
(8)『新しい歴史教科書』扶桑社4‐594‐03155‐2……7冊
”『チーズはどこへ消えた?』扶桑社4‐594‐03019‐X……7冊
”『かいけつゾロリのきょうふのカーニバル』ポプラ社4‐591‐06891‐9……7冊
”『ハム太郎とっとこえほんでちゅ』小学館4‐09‐727142‐3……7冊
”『遊戯王デュエルモンスターズ5エキスパートI(上)』集英社4‐08‐779116‐5……7冊
(13)『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』筑摩書房4‐480‐86332‐X……6冊
(14)『かさぶたくん』福音館書店4‐8340‐1640‐4……5冊
”『日本を救う9人の政治家とバカ1人』双葉社4‐575‐29252‐4……5冊
(7月15日〜21日調べ)

週刊売行き情報

先週程の勢いはないが、2位以下を大きく引き離してハリポタ(3)が1位。
攻略本やコミックより売れてしまうこの勢いは、1・2巻を巻き込んでまだまだ続きそう。
(隆)(1)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』静山社4‐915512‐40‐1……86冊
(2)『ファイナルファンタジーX最速攻略本FORBEGINNERS』デジキューブ4‐88787‐000‐0……35冊
(3)『あたしンち(7)』メディアファクトリー4‐8401‐0308‐9……34冊
(4)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1……17冊
(5)『ファイナルファンタジーXファストアンドファースト』集英社4‐08‐779117‐3……13冊
(6)『市販本新しい歴史教科書』扶桑社4‐594‐03155‐2……12冊
”『ザ・ゴール』ダイヤモンド社4‐478‐42040‐8……12冊
(8)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……10冊
”『聞き取り・書き取り用CD付英語は絶対、勉強するな!』サンマーク出版4‐7631‐9388‐0……10冊
(10)『かいけつゾロリのきょうふのカーニバル』ポプラ社4‐591‐06891‐9……8冊
”『新・ゴーマニズム宣言(10)』小学館4‐09‐389010‐2……8冊
(12)『空想科学大戦(4)』ソニー・マガジンズ4‐7897‐1725‐9……7冊
”『十津川警部ある女への挽歌』小学館4‐09‐79651‐3……7冊
”『チーズはどこへ消えた?』扶桑社4‐594‐03019‐X……7冊
”『ティアリングサーガユトナ英雄戦記オフィシャルコンプリートガイド』エンターブレイン4‐7577‐0520‐4……7冊
(7月15日〜21日調べ)

−無題−

福岡、熊本で盛況裏に開催/トーハンこどもの本フェアトーハンとトーハン会共催「2001こどもの本ブックフェア」が六月、福岡と熊本の二会場で開かれた。
〔福岡会場〕六月七日から十日までの四日間、福岡市・西日本新聞会館で開催。
会期中六千百七十五名が入場した。
福岡県内外から学校図書館の充実を目指して大勢の教師が来場、学校図書館用セットや児童書・教育書を一冊一冊手に取りながら熱心に選定した。
絵本・紙芝居作家のまついのりこさんの「子どもたちに生きるよろこびを絵本と紙芝居をかく中で」と題した講演は、立ち見が出るほど盛況だった。
また、学校現場での読書という観点から「朝の読書」「ヤングアダルト」などのコーナーで本を選定したり、「バリアフリーの本」コーナーに関心を示す姿が目立った。
土日は大勢の親子連れで賑わい、子どもの本三万点の中からじっくり本を選び購入していた。
〔熊本会場〕六月二十八日から三十日までの三日間、熊本市・フードパル熊本で開催。
会期中千三百九名が入場した。
大勢の親子連れや教師が訪れた会場は幼児向け絵本から学校図書館向けセットコーナーなど三万点・五万冊が一堂に会しボランティアグループによる絵本の読み聞かせなどが行われた。

本屋のうちそと

最近レジの前が小学生たちで賑わっている。
残念ながらお目当てはコミックや児童書ではなく、「遊戯王」のオフィシャルカードゲームである。
五十種一組のカードの内一パック五枚がランダムに入っており、それを揃えるのが楽しみらしい。
なかなか入っていないウルトラレアカードというのがあり、それが揃うまで買い求める。
大人から見ればとんでもない無駄使いに見えるが、子ども「お宝」の世界だ。
店から小学生集団の姿がなくなって久しい。
ファミコンが子どもを家に閉じ込めてしまったという論議も懐かしい。
いつの時代も子どもは変わらないと思わせるのが変なものコレクション癖だろう。
長い商売の中で思い当たるのは、何といっても「消しゴム」と「ファンシーノート」だ。
新製品が出るたびに面白いように売れた。
わが子が小さい頃はその情報をもとに仕入れたものだが、情報源が成人となり、齢を重ねるうちに新しい商品を選ぶエネルギーも失い、いつの間にか子どもにとっては楽しくない店になっていたのだろう。
「あの店はカードを選ばせてくれないから行かない」「○○が売れるよ」と子ども達が様々な情報を置いていく。
店に子どもの姿が見えなくなったのは少子化のせいだけでなく、子どもの心をとらえられなくなった店側にも原因がある。
遠出の足を持たない子どもたちは最寄書店の上客であり、店の活性化の原点でもあるはずだ。
(どんこ水)

『ばくはつマイティ』

リクルートの社内報「かもめ」編集長として活躍した福西七重氏のナナ・コーポレーションは、これまで『月刊総務』を中心に社内報の企画・編集・製作を行ってきたが、七月末、ロコ・サトシ作の絵本『ばくはつマイティ』(定価本体千二百円)で書籍出版を開始する。
著者のロコ・サトシ氏は横浜・桜木町高架下のポップな壁画で注目され、横浜市文化賞奨励賞を受賞したアーティスト。
同書は主人公の猫がさまざまなものに変身するファンタスティックな絵本で、年内に四巻を発行予定。
同シリーズのほか、エッセイ、一般書、実用書など年間十点程度を刊行していく。

BONで受注受付け

学習研究社はインターネットを利用した書店からの直接受注「ブック・オーダー・ネット」(BON)を七月十六日から開始した。
BONはダイヤモンド・コンピュータ・サービス(DCS)が運営する版元共同受注サイトで、文藝春秋、エクスメディアに次いで三社目。
BONは事前に参加登録した書店からの補充注文、客注をインターネットを利用して二十四時間受け付け、出庫状況が素早く書店に戻されるほか、版元をまたがったジャンル別検索や著者別検索が可能となり、書店の受注作業効率化が期待されている。
学研では、従来の電話受注に変わる受注窓口として、受注拡大と受注作業の省力化、スピードアップを図る狙い。
これと平行して学研ではBON参加書店向けに特化した情報発信ホームページ「Gネット通信」を立ち上げ、今月の新刊、来月の新刊、品切れ・増刷情報、ジャンル別ベスト、各種フェア情報の提供や、フェア注文書、POPなどのダウンロードを行う。
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前ブックサービス社長

栗田出版販売は七月十六日、板橋区の本社で臨時株主総会を開き、前ブックサービス社長の木村傑氏(65歳)を取締役に選任した。
環境変化への迅速な対応と機動的な経営の一層の推進が目的。
木村氏は宮城県出身、昭和34年明治学院大学経済学部卒業後、大和運輸・(現ヤマト運輸・に入社、関東支社部長、本社総務部長、管理本部部長を経て、平成9年ブックサービス・社長。
今年六月に同社を退任。

店頭支援策を推進

城東日販会は七月十七日午後五時から、神田明神の明神会館で第八回総会を開催。
会員書店、出版社、日販など総勢四十六名が出席した。
総会は板津武氏(自成堂)の司会で進行、本間守世氏(本間書店)の開会の辞に続いて遠藤幸吉会長(吉田書店)があいさつ。
「総会に先立つ研修会で、ねりま流通センターを見学してきたが、必死に働いている姿を見て感激した。
今日は皆さんとともに慎重に審議を進めたい」と述べた。
引き続き遠藤会長を議長に審議を行い、二〇〇〇年度活動報告、会計・監査報告並びに二〇〇一年度事業計画案、事業予算案を原案通り承認。
研修会・役員会のスケジュールや会員増強を図ることなどを決めた。
来賓の日販・橋昌利常務は日販の重点施策について説明し、「トリプル・ウィン・プロジェクトは書店、出版社、日販ですべてのデータを共有し、売れた分を補充するシステム。
現在千軒の書店でテストに入っている。
書店には毎日データを送れるシステムに参加してほしい。
送品に比べ返品はまだシステムが整っていなかったが、他取次とともに共同返品センターを立ちあげることになった。
雑誌から文庫、新書、コミックス、書籍へと進めていく。
今後も店頭売上を伸ばす施策を提案していくのでご協力を」とあいさつ。
総会終了後、引き続き出版社紹介、懇親会が行われた。
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六月末で全国8位

東京城南トーハン会は十七日午後五時から渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで第34回定時総会を開き、会員書店二十五名、出版社三十九名、トーハンからは首都圏支社の関川立男ゼネラルマネジャー、大橋東東京支店長らが出席した。
越石武史氏(甲文堂書店)の司会、梅木秀孝氏(梅木書店)の開会あいさつで始まった総会は、梅沢鈴夫会長(紅梅堂書店)が「昨年のバリューアップ・コンクールは全国二十九位と満足いく成績ではなかったが、今期は六月末現在で全国トーハン会の八位。
力を合わせ上位入賞を目指したい。
努力すれば成果がある。
少しでも売上げを伸ばす方法を研究していきたい」とあいさつした。
事業報告では、別所秀夫氏(別所書店)が全国トーハン会販売コンクールの実績を報告。
前期、後期とも一位になった優文堂など上位七書店を表彰した。
また、今年前期の販売コンクール対象商品について柴崎繁氏(王様書房)が売込み先、陳列場所、店頭での声かけなどの説明を行った。
一般討議では「請求書に書籍の返品伝票日付を入れてほしい」「ハンディ・ターミナルの使用料を安くできないか」「東ロジで毎日データ処理していれば月末三十日まで入帳できるのではないか」などの意見が出された。
これを受けて祝辞を述べたトーハン関川ゼネラルマネジャーは「現場の声を聞いて、生の声、実態が一番大事だと痛感した。
双方で意見を出し合い、前向きに解決していきたい。
第一四半期が終り、首都圏全体では前年比九七%の成績。
稼ぐべき雑誌が二割ぐらい落ちて店頭の状況は悪い。
いろいろ見直しているところだ。
城南は来年が三十五回の節目。
バリューアップ・コンクールでぜひ一位を目指してほしい」とあいさつした。
第二部の研修会では、集英社雑誌販売部の大久保次長、トーハン雑誌部佐藤俊之マネジャーが「雑誌愛読月間」の定期購読キャンペーンについて説明。
「参加誌数も拡大しており、昨年以上の予約獲得を」と呼びかけた。

外部団体への代表

◇出版再販研究委員会萬田貴久(東京)、井門照雄(愛媛)、今西英雄(大阪)、下向磐(東京)、藤原直(宮城)、志賀健一(北海道)、中村宣勝(神奈川)、山口尚之(福岡)、岡嶋成夫(東京)、影山稔(東京)◇出版流通改善協議会今西英雄、下向磐、藤原直、高島季雄(福島)、中村宣勝◇雑誌発売日励行本部委員会本部委員=奥村弘志(東京)、植村稔(埼玉)、小山田昭一(栃木)、山田親夫(沖縄)、安井克典(兵庫)実行委員=塚越賢次(茨城)、大滝勇(神奈川)、澤田益男(愛知)、並河昂二(大阪)、梅木秀孝(東京)◇出版倫理協議会高島季雄、永井伸和(鳥取)、丸岡義博(東京)、大橋信夫(東京)◇読書推進運動協議会理事=萬田貴久、監事=鈴木喜重(千葉)、事業委員=船坂良雄(東京)、大川哲夫(事務局)◇日本図書コード管理センター理事=萬田貴久、実行委員=志賀健一、高橋元理(群馬)◇共通雑誌コード管理センター理事=萬田貴久、井門照雄運営委員=志賀健一、高橋元理、柴崎繁(東京)、岩瀬且敏(東京)◇中小企業事業分野確保協議会副会長=萬田貴久常任理事=下向磐、丸岡義博、中田成一(埼玉)監事=村田正喜(千葉)◇出版文化産業振興財団副理事長=萬田貴久常務理事=井門照雄理事=鈴木喜重、下向磐、中村宣勝、永井伸和◇日本図書普及・役員萬田貴久、井門照雄、鈴木喜重、今西英雄、藤原直◇サン・ジョルディの日実行委員会委員長=萬田貴久副委員長=高須博久(愛知)実行委員=船坂良雄(事務局長)、越石武史(同次長)、大野豊治(茨城)、今井直樹(島根)、長谷川義剛(神奈川)◇第4土曜日は子どもの本の日実行委員会委員長=高須博久副委員長=船坂良雄◇読書推進連絡会萬田貴久、高須博久、船坂良雄、今西英雄◇東京国際ブックフェア実行委員会萬田貴久、高須博久、今西英雄、奥村弘志、船坂良雄、白幡義博(事務局)◇子どもの読書推進会議運営幹事=高須博久企画委員=大川哲夫◇全国中小小売商団体連絡会丸岡義博◇国際子ども図書館を考える全国連絡会船坂良雄◇日書連・野間賞選考委員会委員長=萬田貴久委員=井門照雄、鈴木喜重、今西英雄、下向磐、弥富啓治(佐賀)、藤原直、志賀健一、高須博久、木野村祐助(岐阜)、森井清城(石川)、今井直樹101

九月にお客様感謝市

角川書店は再販制度の弾力的運用の一環として、九月十七日から十月九日まで「お客様感謝市」を開催する。
参加書店と角川書店グループが協力して行う位置付けで、実施期間中に限り対象商品の定価拘束を解除、書店は自由に販売価格を設定できる。
条件は三カ月延勘、商品に付いた特別スリップで報償を行う。
商品構成は文庫(30%報償)二百点五百八十冊、一般書(20〜50%報償)百点二百九十冊のAセットと、文庫百点二百九十冊、一般書七十点百三十冊のBセット、売れ行き良好書六点三十五冊のCセット(10%報償・買切り)があり、Aは限定百セット、Bは限定二百セット、Cセットだけの申込みは不可。
申込みは八月二十一、二十二日の両日、専用FAXで先着順に受け付ける。

共済会給付(7月)

(13・6・21〜13・7・18)▼病気傷害北九州市小倉北区金田町2−8−8中尾書店中尾礼隆殿10口水俣市大園町1−3−1宮崎一心堂宮崎容一殿4口京都市東山区東大路渋谷上ル常磐町459森地書店森地米治殿10口▼配偶者死亡(丸岡佳子)広島市中区本通1−11広文館丸岡才一郎殿2口▼死亡弔慰名古屋市中区丸の内3−1−1市役所キトウ書店鬼頭真一殿3口▼倉庫全焼塩釜市本町2−12菅原大正堂書店菅原勇殿5口350万円▼住居一部焼失千葉市中央区中央4−12−8井原書店井原藤夫殿1口7万円▼その他被災(自動車飛び込み)調布市若葉区2−1−1神代書店川原篤一郎殿1口5万円板橋区徳丸2−3−2ブックス塩野塩野幸治殿1口1万円▼同(シロアリ被害)伊東市宇佐美1570−1コスモ書店杉下幹夫殿1口1万円

団結して地方文化守る

佐賀県書店商業組合(弥富啓治理事長)は七月十五日午前十一時から佐賀市の若楠会館で第19回通常総会を開催した。
高田理事(武雄市)の司会で、岩永副理事長の開会あいさつのあと、弥富理事長が「昨年は再販に始まり、再販で終わった。
顧問の篠塚周城先生や皆さんの努力のおかげで短期間のうちにあれだけの自治体で意見書採択がされ、国民の九〇%が存続賛成という結果を受け、公取は再販存続という結論を出した。
再販は続けていくことが大切であり、日書連という組織力の強さも再確認された。
しかし、書店経営はいぜん厳しいものがあり、自分の城は自分で守らなければならない。
地方文化を守るためにも、手を携えて頑張っていこう」とあいさつした。
来賓あいさつで、篠塚顧問は「再販制度が地方文化にとってなくてはならないものであることを衆・参議員の先生に理解してもらえた。
地方自治体の意見書採択では議会と皆さんの努力で、地域の書店が本を通じて地方文化に果たす役割を認識してもらえた」と述べ、県中央会鶴丸専務は「これからは組合の重要性がますます高まっていく」とあいさつした。
議案審議は馬場理事(伊万里市)を議長に、事業報告、決算報告、事業計画、予算案などを原案通り承認した。
任期満了に伴う役員改選では、選考委員による選考の結果、理事全員が留任。
弥富理事長以下の正副理事長、監事を再選した。
弥富理事長は「今後、書店経営はますます厳しくなっていく。
お互い意見交換しながら組織を守り、自分の店を守っていこう」と述べた。
最後に古賀理事(嬉野町)の音頭で大会スローガンを斉唱し、有岡副理事長の閉会あいさつで終了。
閉会後、懇親会を行った。
佐賀組合新役員▽理事長=弥富啓治(富士書店)▽副理事長=有岡幸俊(有岡書店)岩永藤房(鹿島書房)平野健臣(平野書店)▽監事=溝口研次(溝口書房)田中正章(ホームブックスひまわり)(近藤甲平広報委員)

取次到着まで二週間も

返品入帳の迅速化をめぐって、流通改善委員会は五月の入帳日数調査結果を速報として発表したが、これに対しトーハンから「調査結果に納得がいかない」と申し入れがあり、十九日にトーハン風間取締役、阿部広報室長と意見交換したことが藤原委員長から報告になった。
この席でトーハンは「取次他社に先行して返品入帳を早める施策を行っており、東京ロジスティックスセンターでは到着日当日か翌日に入帳処理している。
月により意図的操作をすれば粉飾決算として上場の審査規準からはずれる」として、公正な調査を求めた。
これに対して、藤原委員長は「地域によるかたよりがあることはやむを得ない。
地域差、伝票記入日と託送日、情報機器利用の有無による差も調べたい。
書店から言わせてもらうと、取次の機械化が進んだが、十年たっても一、二日しか変わらないのは問題。
トーハンからも書店の入帳改善策があれば聞きたい」と述べ、意見交換した。
この結果、同社では十五日、末日の締切日に先立って入帳の締め日を四月十八日、五月十九日と決め、その日までの到着商品を入帳していること、運送会社によっては託送日からトーハン到着まで北海道では二日から十五日までの差があること、ハンディ・ターミナルを用いても現品確認のため手書き伝票と差はないことなどが明らかになった。
藤原委員長は理事会で、「トーハンには運送会社のデータを求めた。
取次と協議して一日でも二日でも入帳を縮めたい」とした。
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書店くじ実施要領

▽実施期間平成13年10月27日(土)より11月9日(金)までの二週間、書籍・雑誌五百円以上購入の読者に進呈▽発行枚数と価格一千万枚。
書店には一束(五百枚)三千五百七十一円(消費税別)で頒布▽寄付金売上金の一部をチャリティとして寄付する▽申込方法書店の自主申込制。
日書連から直接送付した注文ハガキを使って、束単位(一束五百枚)で所属都道府県組合宛に申し込む。
締め切りは平成13年8月20日▽配布と請求取引取次店経由で10月25日前後までに配布。
代金は取引取次店より請求▽当選発表平成13年12月5日(水)、日書連ホームページならびに書店店頭掲示ポスターで発表▽景品景品総額一億四千九百万円、9・7本に1本の当選率一等賞=図書カードまたは全国共通図書券一万円三千本二等賞=全国共通図書券または該当する図書一千円三千本三等賞=全国共通図書券または該当する図書五百円三万本四等賞=図書購入時に百円充当百万本ダブルチャンス賞=全国共通図書券一万円一〇〇本▽景品引き換え=一、二、三、四等賞は取り扱い書店で景品を立て替える。
図書券不扱い店または図書券品切れの場合は当選券持参のお客様にその金額をお買い上げ品代に直接充当する。
ダブルチャンス賞は読者が直接日書連にハズレ券十枚を平成14年1月5日(当日消印有効)までに送付▽景品引き換え期間=読者は平成13年12月5日より同31日(消印有効)まで。
書店で立て替えた「くじ」は平成14年1月31日までに一括取りまとめて「当せん券枚数・取引銀行口座通知書」(発表ポスターと同送)と一緒に日書連事務局へ郵送▽PR方法=「書店くじ」宣伝用ポスター1店あたり2枚。
全国書店新聞ならびに取次広報紙に記事掲載。
日書連ホームページ

パソコン講座、2回目も好評

鹿児島県書店商業組合は県の協力を得て七月十三日から十五日まで合計十八時間、初心者、中級者の二コースで第二回パソコン講座を開催したところ、初回と同じ三十五名の参加者だった。
IT委員会(村永直美委員長)では次の講座を八月十七日から十九日までの三日間、十八時間と決め準備に入った。
(井之上博忠広報委員)

書協

日本書籍出版協会は七月十八日午後三時から東京・神楽坂の日本出版会館で書籍データベース説明会を開催。
出席した出版社百十四社・百五十二名に刊行予定、絶版、価格改定など出版諸情報を電子データで送信するよう協力を求めた。
「刊行予定情報、絶版等入手不可能な本の情報、定価改定情報」の電子データ収集状況は今年六月二十八日現在、電子データ送信を申し出た社が千百三十八社社(うち書協会員三百七十四社)、実際に刊行予定情報を送信した社が五百六十五社(同二百七十三社)。
書協・DBセンターに届いた情報は『日本書籍総目録』、書協Books、『これから出る本』に反映され、日書連や紀伊國屋書店、丸善、ブックサービス、bk1、ISIZE、図書館流通センターなどに提供されている。
説明会の第一部「書籍データベースの意義と活用について」で、書協書籍データベース委員会の佐藤隆信委員長は「出版業界はマイナス成長である上に、インフラに対する考えが甘いと読者から批判されている。
在庫の有無を返事できないということは他の業界ではない。
読者との信頼関係を維持するためにも刊行予定情報を取次、書店にきちんとした形で提供していくことが必要」として、刊行予定情報を三週間前までに電子データで送信してほしいと協力を求めた。
また、昨年から書協データベースを利用しているブックサービスの佐々木博章氏はユーザーの立場から「データベース環境を作ったら注文が五割増え、購買に効果があることを実感した。
現在はネット経由の注文が月間十一万冊で、受注全体の六割を占める。
販売機会のロスを減らすため、出版社には書誌情報の正確性とリアルタイムの情報提供を求めたい」と話した。
第二部「データ作成(入力)とデータ送信について」では、書協データベースセンターの氏家和正、高司誠喜両氏がデータ作成、電子媒体による入稿について実務的な説明を行った。

北から南から

◇山形県書店商業組合第14期通常総会八月二十四日(金)午後一時より山形グランドホテルで開催。
特別講演として講談社による「書店におけるPC発注について」が予定されている。
(原田吉則広報委員)

心に残る子どもの本新刊セール

▽うたってあそぼうえかきうた(どうぶつ)(あかね書房)▽犬と暮らす本(秋田書店)▽エジプトのミイラ(あすなろ書房)▽改訂版感想文書けちゃった!/いろいろなむしチョウ・ハチ・トンボ/いろいろなむし甲虫・セミ・バッタ(旺文社)▽しりとりあいうえお(偕成社)▽あそびのおうさまずかんおりがみあやとり/あそびのおうさまずかんリサイクルこうさく(学習研究社)▽ゴール!サッカーがわかるシュートがきまる(講談社)▽一輪車はじめてのれた!(国土社)▽クラゲのふしぎびっくりばなし/モグラのもんだいモグラのもんく/サラダさらだらけ(小峰書店)▽豆のひみつ(さ・え・ら書房)▽まんがで攻略理科っておもしろい/まんがで攻略日本の歴史年表事典(実業之日本社)▽宇宙人に会いたい!/宇宙の謎を知りたい!/アラレちゃんの自主トレたし算ひき算/両さんの日本史大達人(集英社)▽動物たちのいのちの物語(小学館)▽手話ソングブックともだちになるために(鈴木出版)▽科学マジック工作で遊ぼう/牛乳パックでカラクリ工作/ストローでカラクリ工作(誠文堂新光社)▽犬とあそぼう/草の名前が葉っぱでわかる/きれいだねアゲハチョウ/どうしてわかるきょうりゅうのすがた/うずまき・うずまき・かたつむり(大日本図書)▽35ミリ一眼レフで楽しもう/イヌのすべて調べ図鑑/学習に役立つホームページガイド/今だからこそ!国際理解(汐文社)▽はしれ!マンモス・ゴン−巨大ライオンと戦う巻/たたかえ!マンモス・ゴン−まいごのホラアナグマの巻(童心社)▽カキの絵本/ブルーベリーの絵本/シイタケの絵本/日本列島の自然のなかで(農山漁村文化協会)▽知識フォトえほんのりものずかん/知識フォトえほんこうじげんばではたらく自動車/知識フォトえほん新幹線/これならできるびっくりマジック/つくろう、かざろうきせつのおりがみ(ひかりのくに)▽かたかなアイウエオ(ひさかたチャイルド)▽もののかぞえ方絵事典(PHP研究所)▽おへそのひみつ/ばばばあちゃんのやきいもたいかい/ダーウィンのミミズの研究(福音館書店)▽イルカの知られざる世界(フレーベル館)▽地図で知る世界の国ぐに/ジュニア世界の国旗図鑑(平凡社)▽水野葉子のオーガニックノート(星の環会)▽ワクワクトランプあそびゲームと手品(ほるぷ出版)▽里山図鑑(ポプラ社)▽ことばあそび3年生/ことばあそび4年生(理論社)

心に残る子どもの本新刊セール

▽お日さまのにおい/Oじいさんのチェロ/ふわふわのおはなし(あかね書房)▽ちいさなきかんしゃレッドごう(あすなろ書房)▽ぷくちゃんのすてきなぱんつ/かいぶつのおとしもの(アリス館)▽あなたはちっともわるくない(岩崎書店)▽へんしーん/カンガルーの子どもにもかあさんいるの?/おぎょうぎのよいペンギンくん/やあ、もしもし!/かってなくま(偕成社)▽ミラクルバナナ/プーさんたちのたからもの/イーヨーのすてきなしっぽ(学習研究社)▽きょうとあしたのさかいめ(教育画劇)▽ふうせんくまくん/トキよおおぞらへ/しろくまパパのソフトクリーム/ひとりじゃないよ(金の星社)▽校長先生のあたま/さあちゃんのぶどう(くもん出版)▽あたしのいもうと/ぶたぬきくんしまへいく(佼成出版社)▽イルカにあいたい/ハニーが盲導犬になるまで(国土社)▽つちぶたくん/びっくりめちゃくちゃビッグなんてこわくない(小峰書店)▽あおむしのぼうけん/ワシとミソサザイ(さ・え・ら書房)▽おこりんぼママ/舌ながばあさん/マヌエルとディーディいっしょがいちばん!/マヌエルとディーディいいことみつけた!(小学館)▽あったまろう/まわるまわる/やっぱりこうらはかめのもの(鈴木出版)▽青い鳥/ファーブル昆虫記(世界文化社)▽火をぬすむ犬/チゲとむしろとおばあさんのとらたいじ(太平出版社)▽りんごころころ/おにわうち!/ぶるるんるんるん/ぼくたちのいちょうの木(童心社)▽ポカポカホテル/もみじちゃんとチュウ(ひかりのくに)▽かくれんぼころわん(ひさかたチャイルド)▽うちのパパってかっこいい/北のこぐまたち/だめよ、デイビッド!/チャボのオッカサン/もりでいちばんつよいのは?(評論社)▽さみしくなかったよ/くまどんときつねどん/せかいでたったひとつのこもりうた/だいすき!はたらくくるま/まめうしのおかあさん(PHP研究所)▽くいしんぼうのあおむしくん/そらまめくんとめだかのこ/くろいマントのおじさん/きりのなかのはりねずみ(福音館書店)▽いどにおちたぞうさん(冨山房)▽りょうりちょうがしごとをやめたわけ/ブターラとクマーラウッキウキ/きんぎょのおまつり/ぞうのはな(フレーベル館)▽もみのきそのみをかざりなさい/なかよくなんかならないよ!/おおきな、お・お・き・いテックス(文化出版局)▽あかちゃんがやってくる!(文溪堂)▽おにいちゃんだから(文研出版)▽こいぬのうんち(平凡社)▽少女が運んだ中国民話(星の環会)▽だきしめてほしくって/ダヤン、シームはどこ?/わたしはだいじなたからもの(ほるぷ出版)▽どうぶつなんびき?/だいかいじゅうオニイタイジ/チビねずくんのながーいよる(ポプラ社)▽とのさまサンタ/こぐまくんのハーモニカ(リブリオ出版)▽カボちゃんのプリン/ポモさんといたずらネコ(理論社)