全国書店新聞
             

平成14年4月11日号

景品規約6月まで現行

3月31日で施行期間切れになっていた書店の景品規約問題で、公取委は3月29日、出版物小売業公正取引協議会から提出されていた延長申請を認定し、現行規約が6月末まで存続することになった。
4月2日に開かれた東京組合定例理事会で報告になったもので、ぎりぎりのところで規約の失効をまぬがれた。
18日に予定されている公取協理事会で改めて規約見直しを論議する。
書店で行われている現行の景品提供ルール「出版小売業公正競争規約」は、■ベタ付提供5%以内、■期間は年2回60日以内と、景表法より厳しい内容となっているが、平成11年10月に改定を行った際、施行期間を平成14年3月31日までとし、再見直しを行うことになっていた。
小売公取協では昨年来、公取委に現行規約の存続を申し入れてきたが、公取委はベタ付提供10%以内という景表法の一般ルールまで規制緩和するよう求め、話し合いが暗礁に乗り上げていた。
2日の東京理事会で萬田理事長は「公取委の認定は規約施行期間を4月1日から6月30日までとする内容。
規約の見直しについては日書連でもかなり厳しい議論を重ねているが、(ポイントカードで廃業した)神田駅前・前田書林の例なども詳しく調べて、交渉にのぞみたい」と、解決に向けて強い意欲を示した。
神田駅前でブックファーストに端を発したポイントカード・サービス競争は、3月31日付けでついに前田書林が廃業を決め、同日の理事会で脱退が報告になった。
ポイントカードは大部分のケースが値引きで再販違反と解釈されるものの、ポイントをためて商品に交換すれば、公正競争規約で規定する景品に該当し、規約上の制限を受けることになる。

四国の雑誌発売日2日目発売に改善

香川・愛媛・高知の雑誌発売日が6月11日発売分から2日目地区に繰り上がることが決まり、2日、高松市で説明会が行われた。
日書連四国ブロック会が昨年7月来、雑協、取協に改善を申し入れていたもので、瀬戸内海をはさんで岡山・広島と1日の格差、首都圏と2日の格差は、今後、首都圏と1日差に縮まる。
これにより、従来は水曜発売だった『週刊現代』『週刊ポスト』が火曜発売になるなど、週刊誌23誌で発売日が早くなるほか、一般誌も発売日が1日繰り上がる。
幼年・幼児誌、少年誌などの計画誌については現状でも発売日の遅れはない。
また、四国4県のうち徳島県は、従来から2日目地区になっていた。
今回の発売日繰上げは、取次から輸送会社への引き渡し時間の繰上げ、輸送時間の短縮などによるもの。

4月20日から春の書店くじ

4月20日から春の書店くじの配布が始まる。
今年のポスターは4月23日の「世界本の日=サン・ジョルディの日」が「こども読書の日」になったことから元気なこどもたちを登場させ、「本屋さんで本を買うと10000えん分の図書カードがあたるんだって」と呼びかける内容。
書店くじ、ポスターは取次経由で11日頃、申込書店に配布される。

該当出版社に働きかけ

東京都青少年条例で有害図書の区分陳列が義務付けられ、東京組合が該当出版社に雑誌のビニール包装や費用負担を求めている問題で、2日の東京組合理事会では「協力を約束したのは4社程度にとどまり、なお未回答の出版社と交渉を続ける」と報告があった。
五十嵐委員長の報告によると、2月26日以降、18社と個別に話し合いを行い、協力を求めたが、協力の表明は4社程度」という。
これについて、同組合顧問の榎本弁護士は「条例により書店も違反を問われる可能性があり、これを回避するには最小費用で最大効果をあげるのは当然。
出版社が費用を出さないため、文書を流して売るなとなれば独禁法の問題だが、(個々に)自己防衛のため売らないのは自由だ」と説明した。
協力を約束した出版社のうち、松文館、道出版は成年コミックのセット申込店に対して新刊・既刊を問わず1冊30円の報償金を支払うとして特約店の募集を行っている。
一方、新古書店対策で青少年からの買い上げ禁止を求める問題は、3月5日に下向副理事長らが都議会に要望書を提出したことが報告になり、7月都議会に向けて請願準備を行う方針を承認した。

明治創業の書店が閉店

会津若松市の繁華街・神明通りに店を構える荒井書店は、店の前の歩道などアーケードの工事が4月から2年間の予定で始まるのを機に、このたび廃業も視野に入れて休業することになった。
明治時代より続く市内一番の老舗の閉店は、中心商店街の空洞化の影響とはいえ、地元の人に惜しまれている。
(佐藤良平広報委員)

上野で親子フェスタ

子どもの読書推進会議、JPICが主催する「上野の森親子フェスタ」が今年もゴールデン・ウィーク中の5月3日から5日まで3日間開催される。
会場は上野公園の中央噴水池を中心とした、上野公園一帯。
主会場の噴水池周辺では児童書版元30社が、児童書を2割引程度で販売するチャリティブックフェスティバルを実施する。
講談社のキャラバン「全国訪問おはなし隊in上野公園」を同時開催。
この他、次の催しを予定している。
「親子に贈るおはなしと音楽の世界」(旧東京音楽学校奏楽堂で3日13時半より)読みきかせやクラシック名曲の演奏会。
出演は声優・小原乃梨子、ピアノ・グランドハープ奏者など「おはなしの世界であそぼう!」(都美術館講堂で4日、5日13時半より)読みきかせやおはなしを題材にした工作など。
出演は4日が絵本作家・とよたかずひこ、5日が児童文学作家・きむらゆういち(写真は4月23日開始のこどもの読書週間ポスター)

日書連組合員数

全国都道府県書店商業組合の加盟書店を合計した日書連傘下の組合員数は、今年4月1日現在で前年より565店少ない8288店になったことが組織強化委員会の調べで明らかになった。
この1年間の組合員の減少率6・4%は昨年の5・9%を0・5ポイント上回り過去最悪となった。
日書連傘下の加盟書店は昨年4月1日で8853店。
この1年間に加入したのは90店で、前年比6店減。
脱退は前年比6店増の655店と加入を大きく上回った。
この結果、今年4月1日現在で組合員は前年比565店、6・4%減少して8288店になった。
各都道府県組合の昨年と今年の組合員数を比較したのが別表。
昨年調査では全47組合で組合員が減少したが、今回は山口県が2店増加。
福井県、鳥取県、徳島県、沖縄県の4組合が増減なし、42組合で前年より組合員が減少した。
新規加入は大阪府の18店が最も多く、次いで福岡県12店、山口県10店の順。
加入ゼロは25組合と半数以上にのぼった。
一方、脱退が最も多かったのが東京都で50店。
以下、北海道49店、栃木県と埼玉県35店、福岡県32店、大阪府31店の順となった。
これを増減率で見ると、減少率が高いのは栃木県の25・7%。
宮崎県が23・0%で続き、富山県、北海道、和歌山県、長野県の各組合が10%台の減少率になっている。

生活実用書・注目的新刊

本を探す時、棚の分類が書かれたプレートをほとんど見ていないことに気がついた。
目安にはなるが参考にするだけである。
それは年々、本がかつての分類をいくつもまたぐ傾向にあり、書店ごとに分類の基準が違うからである。
どれが正しいかというと、実はどれも正しい。
だから結局プレートは指標にならない。
児玉幸多編『日本史年表・地図』(吉川弘文館1200円)は普通は学習参考書売場。
大型書店なら、歴史。
さらに細かく日本史。
人文・社会、地図もある。
ところがビジネス書、レジ前の平台などという書店もある。
そしてその意表を突いたジャンルに分類した書店の方が、売れ行きが良いのである。
本書は文字通り、原始時代から現代までの通史と、縄文文化遺跡の分布から1970年代の世界地図まで56テーマのカラー地図が載っている。
年表には災害や風俗に関する記載が増えている。
しかも、年表は2001年まで続いている。
学校で習う日本史の現代はたいてい学年末で、何年までが歴史の勉強なのかよくわからなかった記憶があるから、余計新鮮に感じられる。
国民総支出、貿易総額など最近の主要統計も見られる。
となれば、オトーサンだって思わず買ってみたくなるが、学参売場には行かないだろう。
日本史という観点から見れば、岡田哲著『とんかつの誕生』(講談社選書メチエ1791500円)は近代史の範疇にもなる。
19世紀に外国に出かけた日本人は、欧米の食事が耐えられなかった。
わずか百数十年前でこの有様。
1872年頃、明治天皇の獣肉解禁があった。
それから60年かかった昭和の始め、ようやくトンカツが出現する。
そこには「先人たちの汗と知恵と工夫の跡」があり、トンカツが形作られるまでの壮大なドラマがあったのである。
なぜ日本人が肉やパンを食べるようになったのか。
「洋食」として育った西洋料理の明治・大正・昭和が活写されていて当時の様子がよくわかる。
本書を読みながらトンカツを揚げるなんていう人はいないだろうが、料理、ウンチクを傾けるための雑学、人文、ノンフィクション、ビジネスなど、どの分類にも当てはまってしまうから不思議だ。
書店の棚は「汗と知恵と工夫の跡」があるほど面白い。
(遊友出版斎藤一郎)

東京国際ブックフェア仕入情報

4月18日から開かれる東京国際ブックフェアでは、各出版社が以下のような特典をつけて売れ行き良好書を出品します。
仕入れの目安としてご活用ください。
〔朝日新聞社〕『「自分の木」の下で』ほか〔明日香出版社〕『中国のことがマンガで3時間でマスターできる本/パワートレーディングチャイナインフォメーション21』ほか仕入冊数に応じて特別条件〔アスラン書房〕『〈心の絵本〉6ちょうめのわんたくん』ほか10冊セット申込につき添本2冊〔アルプス出版社〕『アトラスRD首都圏B5』ほか実売報奨1冊50100円〔泉書房〕『医者が教える健康安心ノート』ほかスリップ報奨10%〔大宅荘一文庫〕『大宅荘一文庫雑誌記事索引総目録1888−1985人名件名13巻』ほか〔オレンジページ〕『基本の和食』ほか冊数に応じた献本〔学習研究社〕売れ行き良好書の注文承り〔角川書店〕本年5月以降の新刊本の事前注文承り〔河出書房新社〕『羽生善治の将棋入門(全5)』ほかTIBF特別条件・報奨金〔きこ書房〕『新装版・思考は現実化する』ほか会場にてTIBF特別条件、セット等にて応相談〔紀伊國屋書店〕『英英辞書セット』1セット注文につき『マクミラン英英辞典(コンパクト版)』1冊進呈など〔研究社〕『東京国際ブックフェア特選辞典セット』ほかTIBF特典付き〔健康ジャーナル社〕『知らずに死ぬな!悩んでいるなら「冷え取り健康法」』ほか3カ月延勘〔小池書院〕『キャラクターはこう創る!』ほか〔講談社〕『完本池波正太郎大成全31巻』ほか特別スリップ報奨〔幸福の科学出版〕『常勝の法』ほか〔光文社〕『瀬戸内寂聴・既刊本セット』ほか延勘出庫〔三研メディアプロダクト〕『「プレミュ」シリーズ(新創刊)』ほか検討中〔三修社〕『アクセス独和辞典』ほかTIBF特別報奨300円〔三宝出版〕『サイレント・コーリング』ほか5冊以上注文は特製ポストカード進呈〔ジェイティービー〕『「単行本」ベストセット30点各1冊ほか』ほかスリップ単価を20円UP〔集英社〕『集英社世界文学事典』TIBF特別報奨、会場にて応相談〔主婦の友社〕『お母さんの味大百科』ほか10冊注文につき1冊進呈〔小学館〕陳列商品全点につき注文承り。
会期時点での売れ行き良好書については特別条件〔小学館プロダクション〕『モテる技術』ほか会場にて応相談〔祥伝社〕展示商品全品注文承り〔少年写真新聞社〕『毒をもつ動物と応急手当』ほか買い切りを前提に、仕入冊数に応じ特別報奨(5%以上)〔数研出版〕『果てしない宇宙のなかで思う未来のこと』ほか会場にて応相談〔政刊懇談会〕商事法務研究会、新日本法規出版、大成出版社、地方財務協会、日本加除出版、原書房、薬務公報社、労働法令、ときわ総合サービス、運輸振興協会、日本法令、運輸政策研究機構、運輸調査局、学陽書房、かんき出版、建設綜合資料社、建設物価調査会、国政情報センター、時評社、社会保険研究所、中央法規出版、水産社、成山堂書店、清文社、税務経理協会、全国社会福祉協議会、第一法規出版、ダイヤモンド社、中央経済社、東京法令出版、東洋館出版社、農林統計協会、日本企画、日本経済新聞社、日本工業新聞社、日本食品衛生協会、日本統計協会、法研、労委協会、労働調査会、全国官報販売協同組合、税務研究会、経済産業調査会、エネルギーフォーラム、ぎょうせい、厚生統計協会展示商品全品注文承り〔世界文化社〕展示品全品注文承り〔ゼンリン〕『2002FIFAWORLDCUPKOREA/JAPAN公式ライセンス商品会場周辺マップ(ネックストラップ付き)』10冊から50冊正味65%買い切り直取引、60冊から100冊正味60%買い切り直取引、110冊から正味55%買い切り直取引。
60冊から吊り下げタイプの什器サービス〔ソフトバンクパブリッシング〕『ビジネス系アプリ解説書新シリーズ』ほか買切を前提に仕入冊数に応じて報奨金〔DAI−X出版〕『日韓ワールドカップ観戦ガイド完全版』ほか10冊注文につき1冊進呈〔大日本絵画〕出版書目全般にわたる仕入・受注の相談に対応。
ベストセラーなどの売れ筋商品を中心に特別条件で提供〔中央公論新社〕展示全品注文承り。
注文冊数に応じ延勘等の特別条件も設定〔ディスカヴァー・トゥエンティワン〕『恋のオキテ』ほか特製バッグ進呈〔東京書籍〕『自転車生活の愉しみ』ほか〔徳間書店〕『ジ・アート・オブ・モンスターズ・インク』ほか会場にて応相談〔二玄社〕『中川一政いのち弾ける』ほかスリップ報奨20%〔日本実業出版社〕『他人に聞けない文書の書き方』ほか合計20冊以上で「3延」出荷〔日本出版貿易〕『NATURE科学技術年鑑2001年版』ほかTIBF特別価〔日本貿易振興会(JETRO)〕『駐在員発食べた・作った・世界の料理』ほか会場にて応相談〔日本テレビ〕『伊東家の食卓裏ワザ大全集』ほか直接取引の場合本体価格の30%引き〔日本放送出版協会(NHK出版)〕『あしたはワタシのお葬式』ほか会場にて応相談〔ニュー・エラ・パブリケーションズ・ジャパン〕『ついに科学は心をとらえた!(仮題)』ほかスリップ報奨〔ニューズ出版〕〈ハイパーレブチューニング&ドレスアップガイドシリーズ〉5冊以上で販促POPなど〔NOVA〕『8つの動詞で気持ちが伝わる英会話』ほかスリップ報奨100円〔白泉社〕『オコジョさん』ほか〔パンローリング〕『サヤ取り入門』ほか会期中特別価格買切り60%、委託70%〔プチグラパブリッシング〕『プチグラ6』ほかノベルティーを進呈〔ブッキング(日本出版販売)〕『藤子不二雄ランド(月4冊刊行)』ほか〔報知新聞社〕展示品全品注文承り〔北溟社〕『評伝金子光晴』ほか〔毎日コミュニケーションズ〕『速効!図解Excel2002基本編』ほか延勘等特別条件〔マネジメント社〕展示品全品注文承り〔道出版〕『オランウータン写真集』ほかスリップ報奨30円〔無限出版〕『クローン人間にYes!』ほかTIBF特別報奨〔メディアファイブ〕『TOEICTest完全マスター460(書籍)』ほかスリップ報奨5%〔山と渓谷社〕『ビデオ「日本の森」全10巻』ほか〔読売新聞社〕『「明治の読売新聞」CD−ROM39枚組』ほか〔旅行読売出版社〕『全国温泉大辞典』ほか会場にて応相談

自然科学書フェア

〔朝倉書店〕展示品全品注文承り〔家の光協会〕『どーんと大きなおかず』ほかTIBF特別報奨〔工業調査会〕『要点早わかり液晶産業』ほか返品条件付〔スポーツ保健体育書目録刊行会〕杏林書院、成美堂出版、大修館書店、道和書院、不昧堂出版、ベースボール・マガジン社展示品全品注文承り〔全国農村教育協会〕『校庭シリーズ全7巻』ほかスリップ報奨〔農山漁村文化協会〕『そだててあそぼう集各5冊全45巻』ほか特別報奨3%

人文・社会科学書フェア

〔国語・国文学出版会〕和泉書院、岩波書店、おうふう、學燈社、笠間書院、風間書房、教育出版、至文堂、大修館書店、東京大学出版会、東京堂出版、塙書房、三弥井書店、明治書院、右文書院、吉川弘文館展示品全品注文承り。
条件面応相談〔国書刊行会〕『古画総覧(全5期各期6巻)』ほか会場にて応相談〔サンパウロ〕『福音宣教の過去と未来』ほか10冊注文につき1冊進呈〔女子パウロ会〕『私はどのように神を見いだしたか』ほか10冊注文につき1冊進呈〔新人物往来社〕『古代の風景を読む〈全6巻〉』ほか通常報奨金額の2倍〔人類文化社〕『世界珍獣図鑑』ほかスリップ報奨10%〔すえもりブックス〕『橋をかける』ほか3カ月延勘〔聖教新聞社〕『教学の基礎』ほか〔創元社〕『人を動かす』ほか10冊注文につき1冊進呈〔創文社〕『ハイデッガー全集(現在庫)』ほか直接取引2割引にて注文承り〔てらいんく〕『サンサン』ほかスリップ報奨〔東京美術〕『すぐわかる日本の美術』ほか仕入冊数に応じた特別報奨〔日本共産党〕『宮本百合子全集(全33巻)』ほか特価〔白水社〕『ことたび韓国語』ほかスリップ報奨5%〔白桃書房〕『現代会計学入門第2版』ほか仕入冊数や販売姿勢に応じ、報奨等の特別条件〔藤原書店〕ビデオ『回生−鶴見和子の遺言』ほか仕入冊数や販売姿勢に応じて延勘、直取引等の特別条件〔平凡社〕展示品全点10冊注文につき1冊献本〔みすず書房〕『夜と霧10冊パック』ほか1冊献本〔未來社〕『出版のためのテキスト実践技法/編集編』ほかスリップ報奨10%〔山川出版社〕『文化財探訪クラブ全12巻』ほか会場にて相談〔雄松堂出版〕『新異国叢書第輯全15巻』ほかTIBF特別報奨7%など〔吉川弘文館〕『国史大辞典(全15巻17冊)』ほかスリップ報奨10%〔歴史書懇話会〕『2002年歴史書ベストセットA(売れ行き良好書120冊)』申込書店に7月に追加セット(新刊17冊)追送。
「歴史図書総目録」1冊進呈、フェア用ポスター送付

児童書フェア

〔偕成社〕展示品全品注文承り〔ハート出版〕『とべないホタル112』ほか出荷条件優遇、各材品など〔フレーベル館〕『アンパンマン童謡カラオケ24』ほか粗品進呈〔ポプラ社〕展示品全品注文承り〔ぼりゅうむわんプロダクツ〕『虫のミニ図鑑』ほか初回のセット販売は販促用ディスプレイサンプル進呈。
初回注文は実演用サンプル進呈

学習書・教育ソフトフェア

〔NTTコミュニケーションズ〕『NTTコミュニケーションズインターネット検定.comMaster★2002公式テキスト』ほか〔FOM出版〕『よくわかるExcel2002基礎(WindowsXP)』ほか〔日本漢字能力検定協会〕『漢検漢字辞典』ほか〔日本文教出版〕『EVAアニメータスクール』ほか会場にて応相談

困った客への対応

4月1日付投稿欄を読んで母の話を思い出した。
こと万引きに関しては、親の性質が露見する。
女でも男でも、子供にきちんと「反省して謝罪させる」のが苦手な親が多いらしい。
親が一緒に来るのはまだいいにしても、謝罪の場なのにあくまで子供をかばおうとする人もいるそうだ。
学生時代に怖いと評判だった教師がいた。
規律に厳しい先生だったけど、その先生がいなければ、きっと学校の最低限の秩序すら守れなかったろう。
そんな憎まれ役をやってくれる人がほとんどいない。
自分可愛さに見て見ぬふりをする人が実に多い。
そういう私は「怖いお姉さん」といわれる。
「教師や親の事を身内にぐちるより、その場できちんと直接本人になぜ言わないのか」と母に言ったからだ。
大阪には「ケンカ商法」で有名な社長がいる。
小さな女性下着の専門店だそうで、お客に服装、店内の歩き方から商品の扱い方、選び方まで事細かに規則がある。
守らなかったら即刻退店。
客の立場で言えば「失礼」「怖い」なのだが、年商はかなりあるそうだ。
「ポイントをついた商売の正論」と言えるのだろう。
ここまでやる必要はないけど、無法地帯になりがちな現代には多少の厳しさを示していいのではないか。
また、それができる勇気を持ちたいと思う。
書店人のあなたは、困った客にどう対応してきましたか?上司や先輩でさすがと思わせる対応はありますか?ぜひ、そいうことを教えていただきたいです。

人事異動

◇小学館PS(4月1日付、○は昇格)〔組織変更〕1、営業本部に企画推進室を設ける。
2、コミック対策室を廃止し、営業企画部にコミック推進室を設ける。
〔人事異動〕企画推進室長(東部支社・北海道支社長)荒巻秀海企画推進室長・北海道支社勤務(営業企画部長)小平英彦東部支社長(中部支社長)赤羽淳市中部支社長(同支社次長)水野親男首都圏支社長(同支社長代理)福井雄治営業企画部次長(関西支社長代理)○浜田浩北海道支社長次長待遇(同支社長代理)○加藤達美北海道支社副課長(首都圏支社副課長)須賀一夫営業企画部コミック推進室(北海道支社副課長)伊端永人関西支社副課長(同支社主任)○内元宏彰同(同)○山脇督史営業企画部副課長(同部主任)○西田晃人◇東大出版会4月1日付組織変更で営業局に特販部を設置した。
◎は昇任、○は新任。
営業局長の任を解く(経営企画本部長兼営業局長)大江治一郎営業局長兼流通管理部長(営業局次長兼販売部長)山口雅己営業局販売部長(営業局販売部部長)竹内康一営業局特販部長(同流通管理部長)木村大八営業局宣伝部長(同)小野秀夫営業局企画販売部長(同)安達紳也◇草思社(4月1日付)代表取締役会長加瀬昌男代表取締役社長木谷東男取締役(経理部長)楫西惠津子同(営業本部長)渡辺直之同(編集長)藤田博同(草思社プランニング代表取締役)村上健同(草思社クリエイティブ代表取締役)神田知明監査役池田民*小林登美夫相談役は退任◇リイド社(3月29日付、○は新任)代表取締役社長斎藤發司常務取締役(総務部長)斎藤哲人取締役(編集局長)斎藤秋男同(営業部長兼関連会社担当)新納英也同(営業部長)古屋義人同斎藤隆夫監査役石川文康同渡辺武幹◇メディアワークス4月1日付で組織変更と人事異動を発令した。
〔組織変更〕1、商品部商品課を新設。
2、ゲーム事業部を商品部ゲーム事業課に改称。
〔人事異動〕営業部兼宣伝部兼商品部部長取締役塚田正晃営業部兼宣伝部部長職を解く常務取締役井上泰一宣伝部次長(同課長)鈴木則道法務室担当課長(同係長)磯田壽

全国の書店の思い

3月6日号「販売減少に危機感」という北海道・高野名さんの「声」を読みました。
高野名さんの投書を読むたびに、まことの言葉と思い、胸迫る思いです。
「立ち読みが溢れた頃がなつかしい」との言葉は、中小書店の声だと思います。
それでは、昔に返すにはどうしたらよいのか。
どんな知恵があるのだろうか。
「出版社も実情に会った売れる本を出す研究心に欠けている」という言葉は事実だと思いますが、現状において出版社としては2千部、3千部売れたらありがたいと考えて出版することが大事ではないかと思うのです。
そうであるなら、全国の中小書店にはどうしても行き渡らない。
本を愛する人の目に触れる機会が少なくなります。
ベストセラー、ロングセラーは、みごとな付加価値が付いていて、本を愛する多くの人たちに光を与えてくれます。
その大事なベストセラー、ロングセラーが少ないことが、立ち読み客が少なくなっている原因の一つでもあります。
あれやこれや、悩みは尽きないのですが、どうして本を愛する人たちの「声」が全国にこだましないのか、大変残念に思います。

取次各社一斉に入社式

取次各社は4月1日、一斉に新入社員の入社式を行った。
各社の新入社員はトーハン32名(男21、女11)、日販48名(男31、女17)、大阪屋12名(男7、女5)、栗田9名(男2、女7)。
各社社長のあいさつ要旨は以下の通り。
◇トーハン金田社長創業の昭和24年以来、わが国最大の出版販売会社として成長と発展を続けてきた。
出版物を販売するだけでなく、読者のニーズを探り、それを実現して提供する価値の創造にこそ本質がある。
出版業界はこれまで経験したことのない厳しい市況に直面し、一つの転換期を迎えている。
しかし、読者ニーズに着目すれば可能性は無限である。
読書は人間の基本的行為で、その本質は今後も変わらない。
仕事で最も大切なことは常に読者の立場で考え、行動すること。
その中でビジネスの可能性を最大限に追い求め、挑戦してほしい。
企業の在り方も大きく変化している時代だからこそ若い皆さんのチャンスが拡がっている。
未来に向かい思う存分力を奮って下さい。
◇日販菅社長5年前に売上高業界ナンバーワンを獲得。
名実とも出版流通のリーディングカンパニーとなった。
出版業界がマイナス成長を続ける背景に消費低迷、活字離れ、ネットや携帯電話がある。
一方、書店や流通は読者ニーズに十分応えているか。
再販制や委託制の保護の中で甘えが残っている。
自ら先頭に立って業界を革新していくのが最大の使命だ。
日販のWWWプロジェクトが軌道に乗れば、出版流通の革新が実現する。
昨年から営業担当者全員にコンピュータを携帯させ、データに基づく提案営業を整備した。
皆さんには前例にとらわれない柔軟な発想を期待している。
時代の変化に敏感に、グローバルな視野とチャレンジ精神を忘れず、若い力を日販の革新に役立ててほしい。
◇大阪屋鈴木社長平成6年に1千億円企業の仲間入りを果たし、8年連続で1千億円台をキープしている。
当社が求めるのは量のビッグでなく質のベストカンパニーだ。
人・物・金・情報を活用し、厳しい環境下でもお得意先に信頼される堅実企業をめざしている。
営業活動の基本は誠実な心でお客さんのためになる仕事をすることだ。
取次は書店に、書店は読者に近付き共生の精神でパートナーシップを築ける。
一昨年、EC倉庫『iBC』を開設し、出版流通の改革、読者サービスの拡大を目指す上でバーチャル、リアル双方の育成に努める。
初心を忘れず「吾以外皆吾師」の気持ちで誠心誠意、自らの成長と企業の発展に努力されるよう願う。
◇栗田亀川社長当社は古い歴史を持っている。
1918年6月1日の創業者の日記に『山々の如き都会の元に今日開業することとなる。
雨の中を走る、幸いなるかな、千四百冊売る」とある。
独立の緊張と気概、商売を大いに発展させ社会に貢献したいという強靭な意志がある。
社会・会社・組織にはルールがある。
学校は教えてもらうところだが、自分で覚える気持ちがあれば必ずたくさんのことを学びとれるし、夢は達成する。
当社の企業理念「常に創意と革新に生き、出版文化の普及に貢献する」を肝に銘じ、皆さんの若い力に大いに期待している。

スーパー玩具売場で教科書準拠版を販売

4月から教科書全面改訂で新学期参考書の売り上げアップに努力しているが、この業界のモラルを問いたい出来事があった。
当店はイトーヨーカドーの中に入っている店で、玩具売り場に朋友出版の「わかるわかるテスト」(準拠版)が入荷しているのを発見した。
版元に問い合わせると、「要望があり、発送した」という返答。
2月に準拠版を出している版元3社と北海道の書店、取次で販売研究会を行い、学参の売り上げは前年比120%を目指そうと目標を掲げた。
その時にも一言もなく、その後の営業担当者の訪問でも一言もなかった。
版元も書店も、この業界で働く人が何とかこの不況を乗り切ろうとしている状況で、とても裏切られた思いがしている。
昨年のクリスマス時期にも、何度注文しても入荷しなかった「ハリー・ポッター」が全巻、玩具売り場に並んでいた。
書籍の入荷を要請するスーパー、それに応えて出荷する版元の姿勢を残念に思う。

本屋のうちそと

Aさんから「本を出したのだが店に置いてほしい」とたのまれた。
地元出版物コーナーは特に力を入れているので早速、自宅に伺った。
ところが、話を聞いてびっくり仰天。
「あなたの原稿を募集します」で有名な東京のB社からの誘いに心ならずものってしまったという。
その「手口」はこうだ。
あなたの素晴らしい作品はこのまま埋もれさすには惜しい。
弊社で是非出版したい。
営業会議で強く押したが、知名度がなく採算がとれないと反対された。
編集部としては作品のユニークな視点は捨てがたい。
全国書店に配本出来る協同出版で動きを見てはともちかける。
天まで持ち上げられた「お客さん」は、あわよくばベストセラーに、芥川賞もと夢見心地で契約する。
その費用は約200万円、「千部発行」の内、百部が「お客さん」の手元へ。
全国書店の在庫は調べようもないが、県内書店には1冊も出ない。
結局1冊2万円の「豪華本」を前に、トホホ状態に陥るのである。
それを裏付けるかのように地元紙に「自費出版なのに手元に本がない。
全国配本どころか地元書店にもない。
注文してもいつくるかわからない」というコラム記事が載った。
試しにB社に電話で注文したのは2月末。
「在庫はあるが棚卸しなので出荷は3月17日以降」という返事、だが4月に入ってもまだ入荷なし。
地方の「文化人」を食い物にする詐欺まがいの「出版」は許しがたい。
地味で素朴だが、生活に根ざした地方文化を冒とくする催眠商法だ。
(どんこ水)

「ファンタジーがとまらない!」

トーハンは協賛出版社10社の協力を得て、書店のファンタジーコーナー作りを推進するオリジナル企画「ファンタジーがとまらない!」第4弾キャンペーンを展開する。
「ハリー・ポッター」の大ヒットから「指輪物語」の映画公開でいっそうの盛り上がりを見せるファンタジー人気に応え、さらなる読者創造を狙うのが目的。
キャンペーン期間は5月末日まで。
首都圏約500店の協賛書店でキャンペーン対象書籍を購入した読者にアンケートはがきを進呈し、回答者のなかから抽選で500名にオリジナル図書カード1000円分をプレゼントするもの。
店頭では対象書籍を中心としたコーナー作り、チラシやポスターによるキャンペーン告知を展開。
書店向け施策として、対象書籍のPOPコンクールを実施し、優秀作品を表彰する。
さらに、書籍通販サイト「e−hon」とも連携、対象書籍の紹介および協賛書店を掲載している。
協賛出版社は、あすなろ書房、アーティストハウス、偕成社、幻冬舎、小学館、静山社、草思社、東京創元社、徳間書店、評論社。
対象書籍は「ハリー・ポッター」シリーズ(静山社)、『指輪物語』(評論社)、「ダレン・シャン」シリーズ(小学館)など56点。

みすず書房がネット受注開始

みすず書房は4月中旬より同社ホームページ上に書店から直接注文を受けられる窓口を新設する。
当日午後3時までに受けた「在庫あり」の商品は翌営業日に指定の取次店に納品と、今までより1日早い出庫で対応。
物流スピードの改善を図る。
アドレスはhttp://www.msz.co.jp

日本絵本大賞に『けんかのきもち』

毎日新聞社、全国学校図書館協議会が主催する「第7回日本絵本賞」の表彰式が3月27日午後3時から東京・千代田区の毎日ホールで開かれた。
今回受賞したのは、日本絵本大賞が『けんかのきもち』(柴田愛子/文、伊藤秀男/絵、ポプラ社)、日本絵本賞が『どんどこももんちゃん』(とよたかずひこ/作・絵、童心社)、『ねえとうさん』(佐野洋子/作、小学館)、日本絵本賞翻訳絵本賞が『キツネ』(マーガレット・ワイルド/文、ロン・ブルックス/絵、寺岡●/訳、BL出版)、日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)が『だめよ、デイビッド!』(デイビッド・シャノン/作、小川仁央/訳、評論社)。
表彰式の席上、毎日新聞東京本社の三村泰史広告局長は「日本絵本賞は絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展に寄与することを目的に始まった。
読書感想文、感想画コンクールとともに着実に成長している」とあいさつ。
美術評論家・武田厚氏が「大賞の『けんかのきもち』は絵とストーリーがかみ合った完成度の高い絵本」と選考報告し、三村局長が各受賞者、出版社に賞状等を手渡した。
大賞の柴田愛子氏は「まだ新人だが、一つのものをみんなで作る楽しさにはまりそう」と受賞の喜びを話した。

催し

◇本の学校「出版業界人基本教育講座」鳥取県米子市の「本の学校郁文塾」は5月8日から18日まで第8回「出版業界人基本教育講座」を開講する。
出版の知識から実務まで、理論と実習の25講座で構成。
書店人養成、中堅スタッフの技能向上、経営参加を目指す幹部研修など、幅広く参加を呼びかけている。
講師は田辺聡(田辺企画)、能勢仁(ノセ事務所)、岩橋淳(さわや書店MOMO)、高橋小織(隆文堂)、甲川純一(甲川正文堂)、安藤哲也(元bk1、東京糸井重里事務所)、黒木重昭(小学館)氏ら、業界内外で著名な25名。
受講料は全日程受講者が5万円(テキスト代・消費税含む)、選択受講は1講座2000円。
宿泊斡旋。
申込締切は4月30日。
問い合わせは「本の学校郁文塾」まで。
〒683−0801鳥取県米子市新開2−3−10、TEL0859−31−5001、FAX0859−31−9231、E−mail=b-schule@imaibooks.co.jp●

世界文化社観桜会

世界文化社は4月1日、2日の両日、千代田区九段北の本社に取次、書店、広告関係者を招いて観桜会を開催した。
今年は『家庭画報』創刊45周年、『MISS』新創刊、『Delicious』創刊1周年、週刊分冊『日本の古典を見る』創刊記念を兼ねての観桜会。
市ヶ谷土手の桜は満開を過ぎて葉桜になっていたが、桜の枝を生けてライトアップした4階特設会場には、創刊からの『家庭画報』表紙や『日本の古典を見る』のパネルを展示、今春の新企画にかける同社の姿勢をアピールした。

子ども読書活動推進法促進へ

日本児童図書出版協会は東京国際ブックフェア会期中の4月21日午後1時から3時まで東京ビッグサイト会議棟で、「子どもの読書の日」プレ・イベントとしてセミナー「『子ども読書活動推進法』促進のために」を開催する。
関靖直(文部科学省スポーツ青年局青少年課長)、笠原良郎(全国学校図書館協議会理事長)、永井伸和(鳥取県教育委員、今井書店グループ社長)、小峰紀雄(子どもの読書推進会議副代表、日本児童図書出版協会会長)の4氏をパネラーに、「子ども読書活動推進法」実体化を促進するための具体的な助言・提案を行う。
入場料無料。
なお、東京国際ブックフェア会場では「子ども読書の日」制定記念ブースを設置し、「ブックスタート」「朝の読書」など出版業界の読書推進に向けた取り組みを紹介する。

「市会」に書店の期待高まる

4月18日から21日まで東京ビッグサイトで開かれる「東京国際ブックフェア2002」。
今年は「書店向け商談会(市会)」が大きな注目を集めている。
出展社(出版社)が自社ブースで書店から直接仕入注文を受け付けるもので、受注金額を伸ばすため各出版社は書店にとって魅力的な仕入特典を用意している(4面に詳細)。
河出書房新社、講談社、集英社など相当数が特別報奨金を設定するほか、仕入冊数に応じた献本(オレンジページ、主婦の友社、創元社、平凡社、みすず書房など)、正味の割引(日本テレビ、パンローリング、ゼンリン、創文社など)が実施される。
また、光文社、中央公論新社、日本実業出版社、毎日コミュニケーションズなど、延勘を設定する出版社も目立つ。
さらに、学習研究社、角川書店、小学館などは、新刊本や会期時点での売れ行き良好書など商品として魅力が高いものを特別受注する。
会期には多彩な条件が出揃うことになりそうだ。
市会に対する書店側の期待も高まっている。
書店にとって大量仕入による好条件の引き出し、商品の実物の吟味、売れ行き良好書・新刊本の仕入−−は大きなメリット。
今年は仕入のために来場する書店関係者が大幅に増加すると見込まれている。

催し

◇東京文京区・南天堂で「池田大作フェア」日中国交正常化30周年を記念して、朝日ソノラマ社から『周恩来と池田大作』(南開大学周恩来研究センター著、本体1429円)が発刊。
日中国交正常化に果たした2人の巨人の役割を中国の歴史研究者が明らかにした書として昨年中国で出版され、話題を呼んだ。
文京区の南天堂書房(奥村弘志社長)では同書を中心に、創価学会池田名誉会長の著作を集めた「池田大作ブックフェア」を11日から15日まで開催中。
『大道を歩む』3巻(毎日新聞社)、『地球市民の賛歌』(潮出版社)など最新刊を含む14社71点を揃え、文京区では初めての開催だという。