全国書店新聞
             

平成13年8月1日号

1−6月3.2%減

今年一月から六月の上半期出版販売金額は書籍が前年同期比二・一%減、雑誌四・〇%減で合計三・二%減となったことが出版科学研究所の調べで明らかになった。
販売部数は書籍が二・六%減、雑誌三・四%減で、書籍、雑誌とも部数の伸びに比べ金額の伸びが低い。
販売額伸び率は五月一・一%増、、六月二・一%増と前年同月を上回っているが、科研では「上向いたとは言い難い」としている。
〔書籍〕書籍の販売金額が前年を割り込み出してから五年目。
売上減を補うため新刊刊行は一段と活発になり、上半期の新刊点数は三万四千三百三十七点と三・二%増。
昨年に続き三%台の伸びで二年連続で増加した。
しかし、推定発行部数は二・四%増と新刊点数の伸びを下回り、一点当たりの発行部数は抑えめ。
出回り金額も二・八%減で、店頭販売が回復しないため、重版のかかりが悪く、注文品も伸びない状況が続いている。
上半期は『チーズはどこへ消えた?』が三百万部、『金持ち父さん貧乏父さん』『プラトニック・セックス』が百万部とベストセラーが出現したが、売行きは一部に集中している。
文庫は昨年の創刊ラッシュを受け、上半期の新刊点数は七・一%の大幅増。
この状態は創刊ラッシュが一巡する十一月間で続くが、全体の伸びにはつながらず、販売実績は落ち込んでいる。
返品率は〇・五%改善して三七・一%。
返品量は減っているが、実売は伴わず「地盤は軟弱」と、出版科研は分析している。
〔雑誌〕上半期の月刊誌販売金額は四・九%減、週刊誌が一・〇%減で、週刊誌の大幅減少は一巡したが、月刊誌は下げ止まりが見えない状況が続く。
本誌の落ち込みが激しいため、増刊・別冊・ムックの刊行が活発で、これらの供給過剰がさらに本誌を食っている。
創刊点数は九十三点で、前年同期比一七・七%減少した。
休刊誌も八十二点で一二・三%の二ケタ増。
昨年の創刊誌が十八点、一昨年のものが十五点と、両者で四割を占め、創刊間もない雑誌の休刊が多かった。
返品率は前年同期比〇・九ポイント増加し、二九・一%。
送品抑制を続けているにもかかわらず、改善の兆しが見えない。
送品抑制はすでに二巡、三巡しており、送品を抑制した分、売上げが減る「縮小均衡」のジレンマに陥っている。

6月は平均2・1%減

日販経営相談センター調べの六月期書店売上げは前年同月比二・一%減で、五月期を〇・六ポイント下回った。
このところ三カ月連続で前月の伸びを上回ってきていたが、上昇傾向が一服したかたち。
規模別にみると、◆坪以上店が一・〇%の増加。
40坪以下店が〇・八%減、41〜80坪店が一・七%減だったが、81〜◆坪店で五・五%減と落ち込んでいるのが目立つ。
ジャンル別では文芸書が〇・二%増と前年と同水準ながら唯一プラスとなった。
コミックは〇・六%減、文庫は一・一%減とほぼ横ばい。
実用書、専門書は40坪以下店で一割減少したのをはじめ各規模で元気がなく、ともに八・〇%の大幅マイナスとなった。
客単価は平均九百九十八・四円で三・八%増。
41〜80坪店で一三・九%増と大きく伸長した。

ポケッター・店名シールを斡旋

日書連共同購買・福利厚生委員会では、贈答用・販売用として好評のハンディタイプの手帳「ポケッター02」、名入れ印刷の代用に便利な「店名刷込シール」の斡旋を今年も実施します。
ぜひご活用ください。
(頒価は税別価格)▽ポケッター02(のし袋付き、送料込み)=一部七十三円・百部単位同・店名入り(印刷場所は後見返し。
のし袋への印刷不可)=五百部以上・一部八十九円、千部以上・一部八十二円、三千部以上・一部七十八円▽店名刷込シール(一枚55×25。
五百枚以上、百枚単位)=五百枚以上・一枚十円五十銭、千枚以上・一枚九円五十銭、三千枚以上・一枚六円※書体は細ゴシック体または明朝体に限る。
申込締切は八月二十五日。
所定の申込用紙にて、所属都道府県組合までお申込みください。
商品は十月下旬頃に取引取次店から配送されます。

英国8日間の旅参加者募集

日書連では、組合員並びにご家族を対象とした特別企画「英国8日間の旅」を十月に実施します。
風光明媚な湖水地方、ピーターラビットのふるさとやシェークスピアの生家、世界遺産に登録されているエディンバラの旧市街・新市街も訪問します。
お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。
〈実施要領〉▽旅行日程=2001年10月8日(月)〜10月15日(月)の8日間▽価格=19、9000円(日書連会員特別価格)▽スケジュール=〔10月8日〕成田発、エディンバラ着。
同泊〔9日〕エディンバラ市内観光からウィンダーミアへ。
湖水地方泊〔10日〕湖水地方1日観光。
同泊〔11日〕ランカスター駅から列車でバーミンガムへ。
ストラッドフォード・アポン・エイボン近郊泊〔12日〕バスでロンドンへ。
ロンドン半日観光。
同泊〔13日〕ロンドン終日自由行動。
夜にサヨナラディナー〔14日〕ロンドン発、機中泊〔15日〕成田着。
(自由行動時にオプショナルツアーを用意)▽申込締切日=8月31日▽問い合わせ・申込先=JTB海外旅行虎ノ門支店日書連デスク担当=松浦、竪川、池内03−5512−0510、FAX03−5512−0526

週刊売行き情報

児童書がよく売れている。
子どもたちの活字離れなどウソのようだ。
ゲームやテレビに負けないドキドキする本や夢を与える本をどんどん出版してほしいものだ。
(ぺ)(1)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』静山社4‐915512‐40‐1……44冊
(2)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1……23冊
(3)『ファイナルファンタジーX最速攻略本FORBEGINNERS』デジキューブ4‐88787‐000‐0……20冊
(4)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……14冊
(5)『ファイナルファンタジーXファストアンドファースト』集英社4‐08‐779117‐3……9冊
(6)『かさぶたくん』福音館書店4‐8340‐1640‐4……6冊
”『ローワンと魔法の地図』あすなろ書房4‐7515‐52111‐X……6冊
”『新しい歴史教科書』扶桑社4‐594‐03155‐2……6冊
(9)『十二番目の天使』求龍堂4‐7630‐0106‐X……5冊
”『リリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士3〜公式パーフェクトガイド』エンターブレイン4‐7577‐0538‐7……5冊
”『チーズはどこへ消えた?』扶桑社4‐594‐03019‐X……5冊
”『かいけつゾロリのきょうふのカーニバル』ポプラ社4‐591‐06891‐9……5冊
”『でこちゃん』PHP研究所4‐569‐68209‐X……5冊
”『ノンタンいもうといいな』偕成社4‐03‐217160‐2……5冊
(15)『ハリー・ポッター裏話』静山社4‐915512‐42‐8……4冊
”『エルマーのぼうけん』福音館書店4‐8340‐0013‐3……4冊
(7月22日〜28日調べ)

週刊売行き情報

今までロングで売れていた本が姿を隠し、ベストテンが様変わりした。
当分ハリーポッターの勢いは続くだろうが、次にどのような本がお目見えするのか楽しみだ。
(隆)(1)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』静山社4‐915512‐40‐1……41冊
(2)『ファイナルファンタジーX最速攻略本FORBEGINNERS』デジキューブ4‐88787‐000‐0……26冊
(3)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1……19冊
(4)『あたしンち(7)』メディアファクトリー4‐8401‐0308‐9……13冊
(5)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……12冊
(6)『空想科学〔映画〕読本』扶桑社4‐594‐03198‐6……11冊
(7)『ゾロリのきょうふのカーニバル』ポプラ社4‐591‐06891‐9……9冊
(8)『新・ゴーマニズム宣言(10)』小学館4‐09‐389010‐2……8冊
”『十津川警部ある女への挽歌』小学館4‐09‐379651‐3……8冊
”『ファイナルファンタジーXファストアンドファースト』集英社4‐08‐779117‐3……8冊
(11)『キャラメルパビリオン』ソニー・マガジンズ4‐7897‐1714‐3……7冊
”『口唇絞』光文社4‐334‐07433‐2……7冊
”『GIRLS遠い国の美女たち』集英社4‐08‐780327‐9……7冊
”『ハリー・ポッターと賢者の石洋書版』日本洋書販売0‐7475‐4955‐9……7冊
(15)『ザ・ゴール』ダイヤモンド社4‐478‐42040‐8……6冊
”『「暮らす!」技術』宝島社4‐7966‐2302‐7……6冊
(7月22日〜28日調べ)

発売日問題等を協議

北信越ブロック会は七月十五日・十六日、北アルプス立山・室堂の日本一高所の温泉であるみくりが池温泉(標高二千四百五十)でブロック会を開催、十七名が出席した。
会議では、新潟県が発売日問題で東京と同時発売を要望。
新聞のように一版・二版として、一部分内容の重なる週刊誌を、できた順番に遠方から出荷する方法で全国同時発売にできないか出版社へ働きかけては、などの意見が出された。
長野県からは須坂問題について、今まで我々組合には何の説明もなかったゆえに反対をしてきたが、この度書協の手によって設立に向かいたいとのあいさつがあり、我々にとって役立つものならば拒むものではないと発言。
北信越ブロック会の反対決議の取り下げを申し入れた。
日書連萬田会長以下執行部による、再販問題決着に至る長年のご労苦に対してカンパをしてはどうかという意見も出た。
しかし、日書連の赤字について、我々地方組合に赤字補填の負担がくるのではないかとの懸念の声が上がり、POSレジの利用者が少なかったゆえの赤字は早急に解消させ資金減少をくい止めるべきだ、全国書店が経費削減に努力しており日書連本部にも運営の建て直しを迫るべきである、日書連理事各位の発言を強くすべきだ−−等の意見が出た。
今年は富山県が当番県ということで吉岡隆一郎理事長が計画。
ブロック会が三千級の高い山の中で開かれるのは初めてであろうと思う。
翌十六日は各々登山や、みくりが池散策、地獄谷周遊を楽しんだ。
なお、来年は石川県が設営を担当する。
(高嶋雄一広報委員)

売上高2・38%マイナス

日販は全国三百七十九店舗の経営資料を収集、分析した二〇〇一年版『書店経営指標』(B5判、六〇頁、頒価本体千五百円)を刊行した。
これによると、売上高前年比は二・三八%減と四年連続の前年割れとなった。
損益面では、粗利益率が前年より一・一九ポイント減少した結果、営業利益率がマイナス〇・九八%、経常利益率が〇・〇三%と、ともに前年を下回った。

日販『書店経営指標2001年版』本文

中小規模店で奮わず売上高前年比調査店三百七十九店の売上高前年比は二・三八%減と四年続けてマイナス成長になった。
(表1)売場規模別では◆坪以上店が二・六六%増。
◆〜◆坪店は〇・九四%減と小幅な落ち込みだったが、20坪以下店二・九〇%減、21〜50坪店三・二七%減、51〜◆坪店二・八三%減と中小規模店は奮わなかった。
立地別では前年唯一プラス伸長だった住宅地がマイナスに転じ、全立地で前年割れに。
地域別では三大都市圏、地方ともにマイナスで、業態別では専業三・九四%減に対し複合〇・九〇%減だった。
売上増加率別店舗数構成比を見ると、売上高が前年を下回った店舗の割合は六六・〇%と前年より一・二ポイント減少した。
販管費の削減続く損益計算書損益面では、売上総利益率(粗利益率)は前年比一・一九ポイント減少して二四・二五%となり、過去最高を記録した九九年、次いで高かった前年より減少傾向にある(表2)。
売場規模別で見ると、一億円未満店で二三・四二%と前年より四・一七ポイント増加し、各規模間の格差が縮小した。
業態別では専業が二二・四三%、複合二七・八九%で、両者の差は二年連続で縮まり五・四六ポイントになった。
販売費及び一般管理費は前年比〇・二六ポイント減の二五・二三%と二年続けて減少した。
販売費率が一・〇二ポイント減っているのが主要因。
営業利益率は〇・九三ポイント減のマイナス〇・九八%と四年連続の営業赤字。
経常利益率は〇・二〇ポイント減の〇・〇三%とかろうじて黒字になった。
地域別では、昨年はマイナス〇・六八%だった地方が〇・〇六%と僅かながら黒字となっている。
自己資本比率が改善貸借対照表財務体質の健全性を示す自己資本比率は高い方がよいとされるが、前年を一・八一ポイント上回って一〇・九〇%になった(表3)。
支払い能力の目安の流動比率は一五〇%以上が理想とされるが、前年を一一・〇三ポイント下回って一二二・二六%に悪化。
設備投資等の固定資産をどれだけ自己資本で賄っているかをみる固定比率は、低い方が安全性の高い企業とされるが、三四七・六一%と前年より六七・〇二ポイント改善した。
勤務日数は前年並み勤務日数・労働時間正規従業員の年間勤務日数は二百八十二日で前年より一日減少した(表4)。
従業員規模別では16〜30人で十一日減と時短が進んだが、6〜15人で八日増。
年間総労働時間は正規従業員が五時間増の二千四百三十五時間、パート・アルバイトが九十時間減の千百七十六時間。
労働生産性やや悪化生産性と分配率従業員一人当たりの年間粗利益額を示す労働生産性は五百九十六万一千円で、前年より十三万六千円低下した。
従業員一人一時間当たり粗利益額を示す人時生産性は前年を七十八円下回る二千八百九十九円となった。
粗利益額に占める人件費の割合を見る労働分配率は二・二八ポイント改善して五一・三四%になった。
6年連続して減少坪当たり売上高売場一坪当たり店売売上高(一日)は七千九十二円で前年より百二十四円減って六年連続減少となった。
立地別では商店街が前年より二千三百五十九円の大幅減。
駅ビル・駅前の効率がさらに向上し、他の立地との差を広げた。
客単価は前年より五円増の千百十四円で、三年連続の増加となり過去最高額を更新した。

受賞38作品を表彰

第6回家庭画報大賞の表彰式が七月二十七日午後、帝国ホテルで開かれ、課題部門「豊かな心を伝える日本のクラフト」大賞は岩手県・菅原伸一さんの「夏障子/薫風」、自由部門「季節を楽しむインテリアクラフト」大賞は神奈川県・渡辺由紀子さんの「透ける光のタペストリー、波」が受賞した。
表彰式で鈴木勲世界文化社社長は「今年も一七八五作品の応募があった。
プロとアマの差がなくなり、作品を通じて楽しく豊かな家庭が思い浮かぶ。
『家庭画報』は昭和三十三年に創刊し、時代、読者とともに歩んできた。
これからも心の豊かさを編集方針に雑誌を作っていく」とあいさつ。
優秀賞、協賛社賞、審査員特別賞など三十八作品を表彰した。
受賞作は八月何時かまで日本橋三越本店催物会場に展示している。

拡販、共同仕入れ強化

第4回東京書店栗田会の総会が七月二十五日午後五時からアルカディア市ヶ谷で開かれ、会員書店三十三名、出版社など百六名が出席した。
総会は吉岡広一郎副会長(虎ノ門書房)の司会で始まり、奥村弘志会長(南天堂書房)が「再販は守れたが、読書人口、読書時間は減っている。
景気が良くなっても、出版業界がよくなるか心配だ。
書店は取次を中心に共同仕入れで手を組むことも必要。
同じ地域、同じ規模、品揃えではあきられる。
若手の感性で店頭を活性化させたい。
会員に少しでもよい商品がたくさん入るよう取り組みたい」とあいさつした。
来賓として栗田亀川社長は、異業種から学ぶこととしてCVSを取り上げ、「セルフサービスで定価販売など書店と似ている面があるが、伸びているCVSは、弁当の配達のついでに雑誌も届けるなど、サービスを重視している。
書店も■入りやすい店、■暖かい接客、■商品構成−−が重要で、置いていない本は注文いただく。
『本の直行便』では『お探しの本は見つかりましたか?棚にない本は宅急便でお取り寄せします』というプレートを用意している。
ぜひ利用いただきたい。
共同仕入れ、責任販売をきちっとやることも重要だ。
担当者とよく話し合い、役に立つものを取り入れてほしい」と述べた。
流通改善の問題では取次四社で取り組む返品協業化について「四社で一カ月四千五百万冊の返品がある。
これを削減できれば書店に還元できる」としたほか、新取締役に招いた木村傑ブックサービス元社長を紹介。
「栗田は物流の正確性とスピードを前面に打ち出す。
木村氏に新しい目で見てもらう」と、物流改善への意欲を示した。
議案審議では、土橋事業委員長(金港堂書店)が拡販商品、研修会、雑誌袋無料配布などの活動を報告。
事業計画は内田恵司副会長(高島平南天堂)が■「ハリー・ポッター」三巻の共同仕入れ、■拡販スリップの一括送付、■東京書籍「ビジュアルワイド」シリーズの拡販、■九月三日に開催する「書店の数字」研修会を提案した。

人事異動

◎昇格、○新任、☆再任◇角川書店(6月25日付)代表取締役社長角川歴彦専務取締役桃原用昇常務取締役本間明生同○福田峰夫取締役(経営管理部担当)大河原宏同(書籍事業部担当兼富士見事業部担当)青木誠一郎同(ネットパブリッシングプロジェクト担当)野村静男同(営業事業部担当)村上浩一同(財務・経理部担当)江川武同(生産管理事業部担当)植村哲郎同(雑誌事業部担当)田口恵司同(広告事業部担当兼宣伝事業部担当)工藤毅志同(メディア戦略事業部担当)松原真樹非常勤取締役(角川インタラクティブ・メディア社長)福田全孝同(ウォーカープラス・ドット・コム社長)土屋良彦同(トスカドメイン社長)阿部忠道同(主婦の友社社長)村松邦彦同(メディアワークス社長)佐藤辰男常勤監査役☆川合多喜夫同長谷川弘道監査役(紀伊國屋書店会長兼社長)松原治同(三宅今井池田法律事務所弁護士)○池田靖◇扶桑社(6月25日付)代表取締役社長中村守専務取締役(総括、経営管理・情報システム・制作進行担当)江渡宗行取締役(営業・営業業務担当)井瀬賢二同(販売・販売企画・販売事業・宣伝・関西支社担当)奥村傳同(編集業務センター・編集総務・デジタルメディア担当、編集業務センター長)藤田敬二同(雑誌第一・第二・第三編集担当、雑誌第三編集部長兼LUCi編集長)鈴木伸子同(書籍編集担当、書籍編集部長)平田静子同(総務担当、総務部長)○溝賀主水同(非常勤)吉森治利同小笠原徹監査役(非常勤)木下信親役員待遇(経営管理部長)植田成紀◇潮出版社(6月26日付)代表取締役社長西原賢太郎取締役編集局長○背戸逸夫同営業局長○木村博同編集局次長○南晋三監査役築地伸之*碓井昭雄氏は取締役を退任し、顧問就任。
◇学習研究社(6月28日付)代表取締役社長◎遠藤洋一郎常務取締役(製作購買業務総括)古岡孝同(出版営業部担当)古岡秀樹同(管理業務総括、経営企画室、秘書室、広報室、総務部、人事部、法務室、業務監査室、関係会社管理室担当)高橋孝太郎同(文教・DC事業総括、幼児教育事業部、営業支援・事業開発総括担当、営業業務室、お客様相談センター室、新販売事業準備室、支社業務担当)◎加藤建二取締役(経理部、資金部、財務管理室担当)北野行二同(家庭教育事業、支社業務担当)秋山暁同(文教・DC事業担当、総合企画室、デジタルコンテンツ事業部、同ネット事業部、マルチメディア営業部、同編集部、情報システム部、CS準備室、国際事業部、音楽出版事業部担当)小林宏夫同(幼児・児童編集業務担当、雑誌第三編集部長)○太田雅男同(能力開発事業、教育情報編集部、教育情報資料センター室、メディカル出版事業部担当、高校編集部長)○安田健甫同(雑誌第二編集部、雑誌営業室、広告部、宣伝部、企画開発部、SP事業室担当、雑誌第一編集部長)○中山俊夫同(文教・DC事業担当、教科図書事業部、映像展示事業部、支社業務担当、情報メディア事業部長及び印刷AV事業部長)○井上義弘同(教育図書編集部、辞典編集部、編集総務部、写真部担当、小中教材開発部長及びイマジン学園学習指導システム室長)○富樫文夫常勤監査役丸山尊義同皆川昌勝監査役関根栄郷同今泉正隆*小松敏郎社長は相談役に、松本茂常務は学研事務機販売代表取締役会長に、北宗平常務、櫃田文也、倉田幸雄、小山哲雄取締役は非常勤理事に就任。
◇童心社代表取締役社長酒井京子専務取締役販売本部長川杉元延取締役総務部長小沢直彦同編集長○池田陽一同相談役塩見篤監査役村松孝子販売部長○佐倉清一販売課長飯田正幸販売管理課長荻原美津男*加賀武郎氏は取締役を退き顧問就任。

本屋のうちそと

版元からのファクス宣伝は、一般書店にとっては有効なのだろうかと、受ける度に思う。
専門店なのでファクス情報のほとんどは関係のないものばかりである。
決して店に並べることはないアダルト本や、タレント本の宣伝には「早く終わって!」といらだたしい。
専門分野の宣伝でも、もうすでに知っているか、おせっかいに思える内容のものが多くて、「わざわざ教えてくれてありがとう」という気分にはなれない。
ところがそんなものに限って、ベタになっている図柄が多い。
トトトト、トトトト、ファクス受信は続き、黒々した紙が排出される。
「おいおい、電話代はそっちもちかもしれないけど、ファクス用紙はこちらもちだからね」「今、お客さんがこの番号を使おうとしてたらどうするのさ。
なんべんも“話し中”になるじゃない!」立ち上がってくる紙をみながら、ついつい毒づいてしまう。
人間が小さいのかなあ。
その点、パソコンのメールは私の性格にあってる。
こちらの時間の中に入り込んではこないし、勝手に紙を喰うわけでもない。
どうみてもいらないと思える発信元なら読む前に削除すればいいし、読んで必要なところだけをピックアップしてあとは捨てるというチョイスもある。
ついこの間も、ある版元からファクスを流していいかという問い合わせがあったが、メールにして欲しいというと、今どき、まだ対応してないとの返事。
出版は情報産業なのに、どうしてこれほど新しいツールに弱いのだろう。
でも、パソコンに弱いのではなくて、捨てられては困るからファクスにしているのなら、確信犯だぞ。
(如意)

募集

◇「理想の学校図書館」作品募集来年十月に開かれる第17回国民文化祭「夢フェスタとっとり」では、今年八月一日から十月末日まで、「理想の学校図書館」をテーマに絵画、イラスト、作文、提言を募集している。
募集テーマは小学生・中学生部門が「こうだったらいいのになわたしの学校図書館」、高校生・一般部門が「あなたが描く理想の学校図書館」。
絵画・イラストはA2版以内の大きさ、作文は小学生千二百字以内、中学生千六百字以内、提言・アイデアはA4レポート用紙五枚以内で、字数は四千字以内。
応募先は〒680−8570鳥取市東町1−220第17回国民文化祭鳥取県実行委員会事務局「出版文化展」係へ。