全国書店新聞
             

平成13年6月20日号

全国同日発売めざす

北海道書店商業組合は六月十二日午後一時から札幌市の定山渓「章月グランドホテル」で第25回通常総会を開催。
今年度の取り組みなどを決めた。
志賀健一理事長は、あいさつの中で「出版業界が根本的に改善していく課題」として、■雑誌の全国同日発売実現、■書店の支払いサイトの延長−−の二点を上げ、「不況の時代をバネに、流れを変えていこう」と、業界の制度改革に意欲を示した。
道組合総会は寺田昌一氏(寺田書房)の司会で始まり、志賀理事長が冒頭にあいさつ。
志賀理事長は「昨年九月に突然の指名を受けて理事長に就任したが、再販問題はベストに近い形で落ち着いた。
無事乗り越えられたのは皆さんの協力のおかげ」と感謝を述べたあと、北海道の経済環境について「拓銀破綻以来、道経済は浮上できないまま。
これまで公共事業投資が道の経済を支えてきたが、小泉内閣の公共事業見直し、食料問題も中国、東南アジアとの間で微妙な問題を生じている。
ECに目を転ずると北海道と同じ広さのアイルランドは人口四百万人。
ITを中心に十年以上好景気が続いている。
北海道も独立の気概を持って新たな環境を開発しないと明日はないのではないか」と指摘した。
さらに志賀理事長は書店が取り組むべき課題について「取次への支払いは月末締め、翌月末支払い。
注文していない本が送られ、返品入帳も遅れる。
欧米では注文した本しか送らない。
フランスの支払いサイトは六十日だ。
そうすれば一カ月の資金が浮く。
粗利増大だけでなく(支払いサイト延長が)もう一つの書店経営改善の道ではないか。
発売日も北海道の三日目は、他の物流と比べ時代遅れ。
イギリスも日本と同じように島が多いが、国の補助も得て全国同日発売で、国民の知る権利を守っている。
この問題も大きなテーマとして訴えていきたい」と述べ、重点的課題を説明した。
続いて日書連萬田会長が来賓あいさつ。
再販問題について、これまでの運動の経過を詳細に説明して、「再販問題は一応ケリがついたと考えている。
いずれ自然崩壊するなどという論評もあったが、国の政策目標としては、その目を失ったと思う」とする考え方を明らかにした。
また、日書連が昨年まとめた書店21世紀ビジョンに基づき、スタートアップ21委員会で提言の具体化を図っていく方針を説明。
「組合員の減少、組織の弱体化にも直面し、書店をやめざるを得ない原因の除去にも取り組んでいく。
組織の在り方、運営、財政のスリム化などに全力を傾ける。
志賀副会長を中心に道組合にも協力いただきたい」と述べた。
議案審議は、藤沢文人札幌支部長(貴光堂)を議長に進められ、志賀理事長、伊沢専務理事が事業報告と事業計画を説明した。
このうち、再販問題では活字議員懇談会で自民党の代表幹事をつとめる中川昭一議員への陳情を行ったこと、二月二十二日の代表者集会に多数の議員が出席したことが、ダメ押しになったなどの報告があった。
SA問題では、新BIRDシステムを搭載したノートパソコンの斡旋について説明があったほか、日書連ホームページのアドレス登録を積極的に行うよう呼びかけがあった。
組織強化では組合員数が前年の四百二店から三百七十三名に減少していることが説明され、支店、アウトサイダーの加入も含めて早急な対策を立てる方針が発表された。
質疑応答では「新古書店対策で、業界エゴと取られない文化的視点が必要ではないか」「コミック作家と連帯してはどうか」「町づくり条例の実例を紹介してほしい」「大取次の過当競争が地域の需給バランスを崩している」「公取はまだ再販廃止をあきらめていあにのではないか」などの声があがった。
再販問題については萬田会長が「三月三十一日に発表された政府の新規制緩和計画に著作物再販制ははずされた。
未来永劫とは言えないが、少なくとも、今後三年間はない」と説明した。
また、組合運営の見直しについて、志賀理事長は「組合事務局にも早急にパソコンを導入して、インターネット環境を整えたい」と述べた。

新理事長に大野豊治氏

茨城県書店商業組合は五月二十八日午後一時半より水戸市・茨城県産業会館で第十五回通常総会を開催し、組合員百二十名(委任状含む)が出席した。
総会は塚越賢次副理事長の司会で始まり、あいさつに立った高木興一理事長は「宮田理事のご指導で県内二十三市町村で再販継続の請願が採択され、再販制度の維持に大きく貢献した。
平成八年に二百名の組合員数が本年は百六十七名になった。
不況による廃業とともに後継者不足が大きな要員」と述べた。
この後、高木理事長を議長に議案審議に入り、第一号議案から第六号議案まで原案通り承認。
任期満了による役員改選では、指名推薦の方法で新理事長に大野豊治氏を選出した。
さらに副理事長五名、常任理事十一名を選任し、各種委員長を決めた。
この間、大野新理事長は近親者の葬儀のため退席しており、「書店業界は色々な問題を抱えているが、今は我慢の時代。
長い時間をかけて地道に取り組んでいくしかない。
皆様と手を携えて楽しい活動を行う」との理事長就任メッセージが代読された。
最後に県中央会・菊地操総務部長が来賓あいさつし、午後四時に閉会した。
(北村喜一郎広報委員)〈茨城組合新役員〉▽理事長=大野豊治(大野書店)▽副理事長=川又英宏(川又書店)美野輪博一(永井書店)田所和雄(忠愛堂田所書店)塚越賢次(大塚屋書店)北村喜一郎(北村書店)〈各種委員長〉▽総務=池田喜一郎(一貫堂書店)▽再販・流通=鴻野茂夫(こうの書店)▽読書推進・増売=大川敬文(敬文館)▽情報化推進=塚越賢次▽広報=北村喜一郎

8月23日に通常総会

神奈川県書店商業組合は六月五日、横浜駅東口のヨコハマジャスト一号館で定例理事会を開き、通常総会を八月二十三日に箱根湯本の南風荘で行うことを決めた。
また、民事救済法及び民事再生法の勉強会を七月四日午後一時からヨコハマジャストで行うことが報告された。
講師は神奈川組合顧問弁護士の増本弁護士。
(平井弘一広報委員)

JR東京駅構内で催事売店

東京都書店商業組合千代田支部の八書店は「有限会社ブックス・ステーション」を設立し、四月から毎月二週間程度、JR東京駅構内「動輪の広場」で催事売店を出店している。
第一回目は四月十六日から二十八日まで、第二出版販売の協力で自由価格本の販売を行い、日曜日を除く十二日間で売上は合計四百二十万円、日商は平均三十五万円だった。
五月は準備等のため休み、六月は十八日から三十日まで同様の自由価格本販売を実施する。
この催事売店は、東日本キヨスクが昨年十二月、東京駅構内に「ブックガーデンディラ東京店」を出店するにあたり、千代田支部が「地元書店に共同出店の機会を。
駄目なら売場面積一〇〇坪を二五坪に削減してほしい」と交渉した結果、東日本キヨスクが代替案として出したもの。
千代田支部は地元書店へのキヨスク出店の影響を少しでも軽減するため代替案の受け入れを決定。
ワタナベ書店、大手町書房、三信書店、島田書店、ツキヂ書店の五書店が発起人となり、これに廣文館書店、巌翠堂書店、飯田橋書店を加えた八書店が出資して新会社を立ち上げ、催事売店を運営することにした。
代表者はワタナベ書店の渡辺●氏。
売場は約八坪。
東日本キヨスクの臨時売店という位置付けで、レジ、エプロン、什器等はキヨスクのものを使用。
ブックス・ステーション側は仕入れと人件費を負担し、消化仕入れ方式となる。
四月は自由価格本約一万五千冊を揃え、午前十時から午後八時まで営業。
平日はビジネスマンやOL、土曜日は親子連れが多く訪れ、実用書や絵本がよく売れた。
渡辺氏は今回、実際に駅構内で催事売店を運営してみて、駅の集客力の凄さにあらためて驚かされたという。
「キヨスクが、駅という人が集散する圧倒的な好立地で出店すれば、近隣書店に大きな影響を及ぼさざるを得ない。
大型書店ではないが、日販を通して売れ筋商品が優遇的に送られ、その公共的役割から税法上いくつかの優遇的措置がとられている。
さらに好立地とくれば、近隣の中小書店には対抗する術がない。
キヨスク出店の影響を何らかの方法で軽減しなければ、中小書店の廃業はさらに加速する」と警鐘を鳴らす。
そして、「東京組合の下向、丸岡両副理事長、小泉出店問題委員長の尽力がなければ問題解決はなかった。
この問題では地元書店を都道府県組合がバックアップし、粘り強く交渉を続けることが必要。
日書連としてももっと危機感をもって取り組むべき」と提言した。
七月以降は自由価格本を中心に雑貨などを取り扱うことや、テーマを設けたブックフェアを実施することを検討している。

大阪組合新役員体制決まる

第十九回通常総代会で今西英雄理事長(今西書店)を再選した大阪府書店商業組合は、六月八日の理事会で副理事長、各種委員長など新役員体制を決めた。
副理事長は全員留任、常務理事は三名が再任、四名が新任。
また協業化、IT推進を担当する委員会を定めるとともに、婦人部の新設を決めた。
(辻山昌佑広報委員)▽副理事長=面屋龍延(清風堂書店)金田喜徳郎(喜文堂書店)並河昂二(ナビカ書店)〈各種委員会委員長〉▽総務、協業化研究担当=石尾義彦(萬石書店パルネット住之江店)▽出版販売倫理=虎谷健児(虎谷誠々堂書店)▽広報=辻山昌佑(門真銀座書店)▽事業=辰野茂(辰野集文堂)▽共同受注=森隆蔵(西出書店)▽組織強化、婦人部創設担当=灘憲治(ナダヤ書店)▽出店問題=中島俊彦(BOOKS愛らんど)▽経営活性化、IT推進担当=戸和繁晴(トーワブックス)▽雑誌発売日=坂口昇(梁川書店)▽再販・公取協=矢嶌茂(向文堂書店)▽日書連理事=今西英雄、面屋龍延▽日書連常任委員=金田喜徳郎、並河昂二、戸和繁晴

角谷理事長を再選

福井県書店商業組合は五月二十二日、芦原温泉「美松」で定期総会を開き、組合員五十八名(委任状含む)が出席した。
あいさつで角谷和男理事長(カドヤ書店)は再販擁護運動について「日書連を支える組合員の力があったからこそ今回、再販制継続を勝ち取ることができた」と述べ、今後も書店くじや共済会など日書連の運動、活動に協力を呼びかけた。
議案審議では各議案を原案通り承認。
再販運動でお世話になった地元選出の各国会議員に組合として礼状を送ることや、より市会色が強くなるだろう来年の東京国際ブックフェアに組合として参加を呼びかけることなどを決めた。
役員改選では角谷理事長の再選続投が決まった。
また、新副理事長に安部悟(安部書店)と清水祥三(じっぷじっぷ)の二氏を選び、福井市地区の新理事に石倉勇次郎(ブックスノバ)を選出した。
懇親会では来賓の出版社、取次を囲んで話が盛り上がった。
(清水祥三広報委員)

トーハン損益計算書

(単位百万円)売上高七〇〇、一四〇売上原価六一九、九七八売上総利益八〇、一六二販売費及び一般管理費六八、三三八営業利益一一、八二三営業外収益三、〇五四受取利息四九九その他の営業外収益二、五五五営業外費用八、四八〇支払利息二四四売上割引八、一九三その他の営業外費用四二経常利益六、三九七特別利益一、八〇九特別損失一一、五七〇税引前当期損失三、三六四法人税等▲一、三〇八当期損失二、〇五五前期繰越利益一、二六七創立50周年記念事業積立金取崩額八六三当期未処分利益七五

平成五年の売上水準

トーハンは六月十四日に記者会見を行い、平成十二年度(平成12年4月1日〜13年3月31日)の決算概況を発表した。
これによると売上高は長引く景気低迷と市場の冷え込みで前年より五・二%少ない七千一億四千万円。
経常利益は六十三億九千七百万円(三・八%減)で、減収減益の決算になった。
七千億円の売上規模は平成五年の水準。
また、今期は新会計基準適用により退職給付会計を一括償却処理したため、百十五億円の特別損失を計上、約二十億円の当期損失となった。
売上高の内訳は書籍二千五百九十一億五千二百万円(二・七%減)、雑誌三千八百五億六千七百万円(六・七%減)、NM商品六百四億二千万円(六・一%減)。
返品率は書籍三九・九%で〇・四ポイント減少したが、雑誌は三〇・四%、NM商品は一二・四%でそれぞれ〇・二ポイント、〇・七ポイント高くなった。
決算発表を行った藤井副社長は「売上げは九四・八だが、帳合切り替えが三%ぐらいあり、実態ベースは九七前後と市場実勢を反映している。
販売管理費は荷造費、運賃の低減に努めた結果、前年比九五・三に抑え、営業利益は一定水準を確保した。
経常利益も九六・二は売上伸張率に比べまずまずの数字」と説明。
特別損失百十五億円の内訳は退職給付会計の一括償却が百十一億六千万円、金融商品の時価会計評価損が一億五千万円。
退職給付会計は最長十五年までの償却が選択できるが、「資生堂はじめ財務体質にゆとりのある企業は一括処理している」として、次年度以降の決算に影響しない一括償却を選択した。
一年間の転廃業は五百六十四店、二万五千坪。
期末の従業員数は前年より九十六人少ない二千六百十九名。
今後の景気見通しとトーハンの施策について、藤井副社長は「需給ギャップ調整の局面はもう少し続くのではないか。
中小の転廃業に歯止めをかけるため、契約制、e−honなどでバックアップしていきたい」と説明した。

十月から二巡目に

講談社の創業九十周年事業「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」は、今年十月の栃木県で全国一巡を達成、引き続き二巡目に入ることが発表された。
一昨年七月、福島県でスタートしたキャラバンは、昨年三月に二号車を投入、同月から毎月二地区で幼稚園、保育園、小学校、図書館、児童館、書店などを巡回している。
今年三月までの累計では三十四都道府県、合わせて千五百七十七会場で絵本の読み聞かせや紙芝居などを実施。
参加者は十二万二千四百八十二名を数える。
この間の走行距離は七万四千八百三十九キロ。
六月十一日に講談社で行われた記者説明会で佐々木広報室長は「子どもたちが本と出会う最初のきっかけは、読んでもらうこと。
地道な草の根運動だが、十三万人が一緒の時間を楽しんだ。
私たちが撒いた小さなタネが、地域の読み聞かせの会に発展したケースもある。
書籍を提供してくれた出版社、ボランティアの方に支えられた。
参加した子どもたちから父兄、地域、日本中に読書の関心が広がってくれることを期待している」とあいさつ。
読書推進事業部安田部長は「山中温泉では宿のおかみさんが着物姿で読み聞かせをしてくれた。
その後、石川県では国語の教科で読み聞かせが始まった。
朝の10分間読書やブックスタート運動とつながれば、ワク組みができる。
そういう思いで二周目に入る」と述べ、広報活動の理解と協力を求めた。

図書普及損益計算書

(単位千円)売上高五〇四、六一二売上原価一八二、七〇二販売費及び一般管理費三、八七三、二六〇営業損失三、五五一、三五〇営業外収益二、八九四、〇八五受取利息一、四一六、一六四有価証券売却益一、四五〇、〇〇二賃貸収入七、七六六雑収入二〇、一五二営業外費用六一、七四一支払保証料六一、七四一経常損失七一九、〇〇六特別利益二、六九二、三六七貸倒引当金戻入九一、三八六特別損失三〇四、一六六収益計上券回収損二八五、〇八二過年度退職給付費用一九、〇八四税引前当期利益一、六六九、一九四法人税、住民税及び事業税七〇五、三一一法人税等調整額▲四六、七七〇当期利益一、〇一〇、六五二前期繰越利益一三、六七七当期未処分利益一、〇二四、三三〇

発券高二・九%増加

日本図書普及は六月二十六日に第41回定時株主総会を開催するが、これに先立って十四日に記者会見を行い、第41期(平成12年4月1日〜13年3月31日)の営業報告を発表した。
平成十二年度の図書券発券は六百十六億二千百万円(三・二%減)、回収六百七億四千八百万円(三・〇%減)と、いずれも三%前後のマイナス。
一方、図書カードは発券百五十四億九千七百万円(三七・八%増)、回収九十九億八千三百万円(三五・一%増)ともに三割強の伸びを示した結果、発行高合計は七百七十一億千九百万円、前年比二・九%の増加となった。
図書カードの内訳は一般カードが前年比三〇・三%の伸び、広告カードも五〇%の伸びと好調を持続している。
カード読取り機の設置店は三百四十店増加して八千六百七十六店、加盟店は四百二十八店減って一万二千四百九十八店。
記者会見で同社佐藤専務は「図書券の発券は微減で平成七年頃の数字。
これを図書カードでカバーしている。
広告カードはNTT四十万枚、読売新聞十万枚と大口の注文があり、出版社の注文も三五%の伸び。
当面、読取り機設置一万店体制を目指す」と説明した。
任期満了に伴う取締役選任の件では、遠藤永七郎、相江茂文、岩本収の三氏が退任、新しく亀川正猷、今西英雄、藤原直の三氏を選任する。

週刊売行き情報

ハリー・ポッター第3巻が7月12日に発売される。
1、2巻に比べ事前予約が多い。
夏休み直前なのできちんと仕入先に注文を出しているが、皆様のお店ではいかが?
(ペ)(1)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1……20冊
(2)『チーズはどこへ消えた?』扶桑社4‐594‐03019‐X……15冊
(3)『新しい歴史教科書』扶桑社4‐594‐03155‐2……13冊
(4)『金持ち父さん貧乏父さん』筑摩書房4‐480‐86330‐3……9冊
(5)『めちゃイケ大百科事典』扶桑社4‐594‐03074‐2……8冊
(6)『十二番目の天使』求龍堂4‐7630‐0106‐X……6冊
(7)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……5冊
”『Jマニア(10)』鹿砦社4‐8463‐0420‐5……5冊
”『風の吹く場所』角川書店4‐04‐873296‐X……5冊
(10)『モーニング娘。
お宝フォトbook』ラインブックス4‐89809‐076‐1……4冊
”『ドラゴンクエストVIIエデンの戦士たち公式ガイドブック(上)世界編』エニックス4‐7575‐0357‐1……4冊
”『新しい公民教科書』扶桑社4‐594‐03156‐0……4冊
(13)『新グッチ裕三のこれは旨い!』ブックマン社4‐8930‐8431‐3……3冊
”『村上ラヂオ』マガジンハウス4‐8387‐1314‐2……3冊
”『高橋三千世の風まかせあっぱれ育児の花道』婦人生活社4‐574‐00101‐1……3冊
”『あなたはひとりじゃない』光文社4‐334‐97298‐5……3冊
(6月11日〜17日調べ)

週刊売行き情報

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』が7月12日に出るのに伴い1・2巻共に売上げ上昇中!嬉しいことに予約数が前回を上回っているので発売日が楽しみ。
(隆)(1)『多摩らびNo.16』けやき出版4‐87751‐142‐3……23冊
(2)『村上ラヂオ』マガジンハウス4‐8387‐1314‐2……19冊
(3)『チーズはどこへ消えた?』扶桑社4‐594‐03014‐2……18冊
(4)『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社4‐915512‐37‐1……16冊
”『市販本新しい歴史教科書』扶桑社4‐594‐03155‐2……16冊
(6)『十二番目の天使』求龍堂4‐7630‐0106‐X……13冊
(7)『金持ち父さん貧乏父さん』筑摩書房4‐480‐86330‐3……10冊
(8)『市販本新しい公民教科書』扶桑社4‐594‐03156‐0……7冊
”『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』PHP研究所4‐569‐61488‐4……7冊
(10)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』静山社4‐915512‐39‐8……6冊
”『聞き取り書き取り用CD付き英語は絶対、勉強するな!』サンマーク出版4‐7631‐9388‐0……6冊
”『悪人正機』朝日出版社4‐255‐00091‐3……6冊
(13)『紫骸城事件』講談社4‐06‐182184‐9……5冊
”『バターはどこへ溶けた?』道出版4‐94415‐435‐6……5冊
”『クラッシュ』幻冬舎4‐344‐00083‐8……5冊
(16)『あなたはひとりじゃない』光文社4‐334‐97298‐5……4冊
”『日本の歴史(8)古代天皇制を考える』講談社4‐06‐268908‐1……4冊
(6月10日〜16日調べ)

−無題−

今後の訪問予定7月=滋賀県、山梨県、8月=岐阜県、秋田県、9月=富山県、宮城県、10月=栃木県、北海道、11月=大阪府、福島県、12月=埼玉県、兵庫県2002年1月=東京都、広島県、2月=静岡県、徳島県、3月=神奈川県、高知県、4月=新潟県、福岡県、5月=山形県、佐賀県、6月=長野県、熊本県、7月=福井県、愛知県、8月=石川県、三重県、9月=青森県、島根県、10月=岩手県、鳥取県、11月=宮崎県、群馬県、12月=鹿児島県、茨城県2003年1月=沖縄県、千葉県、2月=大分県、愛媛県、3月=長崎県、香川県、4月=山口県、和歌山県、5月=秋田県、奈良県、6月=宮城県、京都府、7月=栃木県、滋賀県、8月=山梨県、富山県、9月=岐阜県、岡山県

人事

★日本実業出版社(5月25日付、○新任、◎昇格)代表取締役会長中村洋一郎代表取締役社長上林健一取締役(業務統括)鈴木雅夫同(編集統括)○橋本裕之同(メディア統括)○乗松幸男同(経営統括)○西澤一守監査役五十嵐和夫広告担当(役員待遇)小林良彦出版担当(同)田中大次郎営業担当(同)◎吉渓慎太郎渉外担当(同)辻本静男国際担当(同)小倉進大阪担当(同)上田勲*取締役特別顧問の赤木頌一氏は退任。
★全国教科書供給協会会長○政本公男副会長平松正典同○手塚弘三理事(企画調査委員長)○今井直樹同(業務研究委員長)○高野隆同(渉外広報委員長)○今泉良郎同鈴木勲同横瀬庄次同熱海則夫同小林一也同上野久徳同村越正則同佐藤美小王同和田征士同○鶴英男監事○星野孝平同○大曽根奎介同永島公朗相談役○森實事務局長祖父江昭一★新星出版社(5月25日付)代表取締役会長富永弘一代表取締役社長富永靖弘常務取締役営業本部長富永裕之取締役営業部長細川国夫★講談社(6月1日付)▽委嘱解・第一編集局長委嘱(取締役第一編集局長)杉本暁也解・学術局長委嘱、命・学芸局長委嘱(取締役学術局長)鷲尾賢也▽異動ニューヨーク駐在事務所長兼務(社長室長)野沢遵宜社長室付・局長待遇(国際室長兼ニューヨーク駐在事務所長)笠原隆同(社長室次長)大村数一同(資料センター室長)磯貝保博同(社長室次長)池永陽一同(企画室長兼Web現代編集長)元木昌彦同(業務局長)斎藤利夫同(学芸局長)富田充社長室次長(国際室次長)堀憲昭社長室次長兼広報室次長(広告局次長兼広告総務部長)木村三郎社長室次長(広報室次長)吉崎東洋彦解・広報室次長兼務(社長室次長兼広報室次長)白井哲社長室次長(流通業務局次長兼流通業務開発部長)牛島通彦広報室次長兼読書推進事業部長(宣伝局次長兼読書推進事業部長)安田廸雄広報室次長(総務局人材開発部長兼広報室担当部長)大平洋営業企画室次長兼広報室次長(書籍販売局書籍第四販売部長兼販売促進局販売促進統括部委員)室川潤一解・販売促進統括部長兼務(販売促進局次長兼販売促進統括部長)永田寿暉販売促進局次長兼販売促進第二部長(広告局次長兼広告第一部長)高橋寿夫コミック販売局次長兼コミック第二販売部長(コミック販売局コミック第二販売部長)石川正昭書籍販売局次長兼書籍第三販売部長(販売促進局次長兼販売促進第二部長)藤沢俊流通業務局次長兼流通業務開発部長(書籍販売局次長兼書籍第三販売部長)江間正男営業企画室総合受注センター部長(書籍販売局店頭総合推進部長)阿部利行販売促進局販売促進統括部長(業務局書籍製作部長)辰市祐昭販売促進局販売企画推進部長(営業企画室部長兼広報室担当部長)大竹深夫書籍販売局書籍第四販売部長兼販売促進局販売促進統括部委員(販売促進局販売促進第一部次長)長渕和弘販売促進統括部担当部長(販売促進局販売促進第二部担当部長)良藤英二業務局書籍業務部担当部長・部長待遇(書籍販売局特販企画部長)坂本知之業務局書籍業務部担当部長(情報システム室担当部長)橋本一夫雑誌販売局担当部長・部長待遇(販売促進局販売企画推進部長)神津悦生書籍販売局担当部長・部長待遇(販売促進局販売サービスセンター部長)田島幸司営業企画室総合受注センター部次長(販売促進局販売促進統括部次長)高橋肇販売促進局販売促進第二部次長(書籍販売局特販企画部次長)荒川忠彦宣伝局書籍宣伝部次長(総合編纂局担当部次長)岩田一男雑誌販売局担当部次長(雑誌販売局雑誌第一販売部次長)小椋奉之コミック第二販売部次長兼IT企画推進部委員(コミック販売局コミック第二販売部副部長兼IT企画推進部委員)峰岸延也書籍販売局担当部次長・部長待遇(書籍販売局特販企画部次長・部長待遇)田中益豊流通業務局流通業務第二部次長(書籍販売局書籍第三販売部次長)海江田稔

小林会長を再選

千葉日販会は六月十四日午後一時から、安房小湊のホテル三日月で第22回総会を開催。
書店五十九名、出版社三十名、日販から阿部洋一郎専務はじめ十名など総勢百七名が出席した。
総会は宮沢冶海幹事の司会で進行。
石井仁副会長の開会の辞に続いて小林三造会長が「書店業界は厳しいが日販会が手をこまねいているわけにはいかない。
事業委員会の活動では『チーズはどこへ消えた?』など話題の本を皆さんの店に配布することができた。
今後も話題書の提供を進めていきたい。
会を通じてお互い協力し、厳しい商戦を勝ち抜こう」とあいさつした。
小林会長を議長に、平成十二年度事業報告、収支決算報告、会計監査報告と、平成十三年度事業計画案、収支予算案を審議していずれも可決承認。
任期満了に伴う役員改選では、小林会長を再選した。
来賓の日販阿部専務は、減収増益となった第53期決算について「支店統合を筆頭に革新を進めた効果が現れた。
今期はネオステージ21で掲げた三本柱をさらに追及する。
質の高い売上を確保するには店頭を活性化し読者の期待に応えることが必要。
モバイルコンピュータを持って書店を回る営業体制が整ってきた。
店の特性や他店との比較を分析して踏み込んだ提案を進める」と述べた。
千葉日販会役員▽会長=小林三造(三川屋本店)▽副会長=石井仁(石井書店)飯合幸夫(西口アサノ)

本屋のうちそと

閉店後の夜の散歩道、今日はかみさんと一回り、違うコースから始まり最後は駅前商店街を回っていった。
この駅前を回るコースは帰りに西友に寄っていくのです。
歩き始めは住宅地で暗いところが多いが、駅前に向かうと街灯が整備されているので明るくなる。
この電気代が大変だろうなぁと感じる。
町の活性化と言いつつ街灯をつけて明るくしても、お店が閉店後の明るさはもったいないでしょう。
町に着くとストリートミュージシャンなる人たちがギターを弾いたり、歌ったりしている。
中には際立って上手いのがいて、その回りは何重にも輪になった人たちであふれている。
アンデスの音楽のような独特の笛や太鼓、やっている人たちも十数人で、音楽が始まると今までばらばらになっていた音がピタッと一つの音楽にそろう。
誰が聞いていても心地よく上手い。
一つが終るたびに大喝采です。
たった二人でギターと歌声で頑張っている人もいる。
いま、これは流行なのかなぁ。
またこの場をバネにテレビに出たりもするのでしょうねぇ。
この町にも夜な夜な集まってくる人たちが多い。
少し前までは土日くらいだったが、今は毎日という感じ。
一つのものに熱中することはよいのでしょうねぇ。
商店街が閉店したあとに若者が集まってきて賑やかに騒いでいるのです。
夜の帳が落ちるのは何時かな、町が寝静まるのはまだまだ一騒ぎをしてからでしょうねぇ。
おじさんたちの夜の散歩は買い物をして帰宅した。
(とんぼ)

名作の続編揃えたコミック雑誌発売

実業之日本社は、『週刊漫画サンデー増刊号』の新企画として、過去の名作の続編のみで構成した『コミック伝説マガジン』を六月二十五日に発売する。
隔月刊、B5判中綴じ・三百二頁、本体定価三百六十二円。
最近のコミック市場では『キン肉マン』『リングにかけろ』など、かつての人気作品の続編が次々に登場して活況を呈しているが、『コミック伝説マガジン』は過去の名作・ヒット作のパート2作品だけで構成。
三十代から四十代の男性をメインターゲットに、よりおもしろく郷愁を誘う作品を集めて一冊にまとめた。
巻頭カラーで『鉄腕アトム』(手塚プロ制作)を掲載するほか、『踊ルせぇるすまん』(藤子不二雄A)、『オモライくん』(永井豪)など、ヒット作品の新作・続編を連載。
巨匠の隠れた名作を再録するほか、コラム、エッセイなどを掲載する。