全国書店新聞
             

平成14年12月21日号

書店は宮前、太田両氏

第50回「印刷・製本・取次・書店・製紙に関する野間賞」の贈呈式と祝賀会が12月16日午後4時半から文京区関口の椿山荘で行われ、宮前美次氏(大阪・高坂書店)、太田聖一氏(香川・松本書店)など、本年度受賞10氏の業績と出版業界への貢献を祝った。
授賞式では野間文化財団野間佐和子理事長が「『印刷・製本・取次・書店・製紙に関する野間賞』は1953年、出版文化の進歩発展に寄与することを目的に設立し、今年は50回の大きな節目。
これまでに353名が受賞している。
本年の受賞者は、過去の受賞者に勝るとも劣らぬ実績をあげ、出版業界に貢献された。
いずれの分野も、1冊の本が生れ、読者が手に取るまでに欠くことのできない仕事。
これからも一層の精進を」と述べ、一人ひとりに賞状と賞牌、副賞50万円を手渡した。
続いて大日本印刷北島義俊社長が「野間賞はわれわれ裏方的仕事をしている者には励みになる賞。
長い間、続けてこられた野間文化財団と理事長に感謝する。
活字離れが進む中で今年は日本語ブームが起き『類語大辞典』が大きく売上げを伸ばした。
われわれも文化の役に立てるようお手伝いしていきたい」と祝辞。
これに応え、受賞者を代表して共同印刷新開巧氏が「学校を卒業後、30有余年働いてきた。
製紙、インク、印刷機械とたくさんの知恵をもらい、職場の仲間の協力、出版社からは指導をいただいた。
これを節目に、今後は若い仲間に、ささやかだが知恵とノウハウを伝えていきたい」と、お礼の言葉を述べた。

景品提供ルールのパンフレット作成

出版物小売業公正取引協議会は、ベタ付景品の最高額が5%から7%に引き上げられた「出版物小売業の景品に関する公正競争規約」を、わかりやすくまとめたパンフレット『景品提供のルール』を発行した。
新しい景品規約は今年7月1日から施行されており、全国公正取引協議会連合会の資金で作成した。
パンフレットでは、懸賞による景品最高額、ベタ付景品の最高額、年末年始の儀礼的物品、開店記念セールなどの特例、期間制限などについて、簡潔にまとめている。

年末年始の事務局

年末年始の特別体制により、日書連事務局ならびに日書連共済会事務局の業務は年内は12月28日(土)午後3時をもって終了し、年明けは1月6日(月)より通常業務を行います。
ご了承ください。

−無題−

今年度の受賞者▽印刷=新開巧(共同印刷)、鈴木徹(壮光舎印刷)、木下堯博(国際印刷大学)▽製本=長瀬憲一(藤田製本)、大木健一(東京都緑友印刷)▽取次=高木秀和(太洋社)、大濱秀子(日本雑誌販売)▽書店=宮前美次(高坂書店)、太田聖一(松本書店)▽製紙=濱田忠兵(元日本製紙)

ポイントカードでお願い取次週報で取引書店に通知

トーハンは「トーハン週報」12月20・27日合併号で「再販契約遵守のお願い」を掲載。
■ポイントカードは実施方法が対価の減額=値引き行為に該当する場合は再販契約違反に当り、実施の中止をお願いする、■再販契約書に沿い、出版社の指示で違反措置を行う、■ポイントカードの方法、範囲で明確でない点は出版社に見解の明示をお願いする−−というもの。
日販は「日販週報」12月23日号で、「出版物の購入者にポイントカードを提供することは、再販契約に違反する恐れがある」「ポイントカードを提示した客に出版物の値引きをすれば再販違反」として、このような値引きは中止をお願いしますと呼びかけている。
出版社では、工業調査会(志村幸雄社長)が12月10日付で「ポイントカードに関する見解」を発表。
再販制度は不可欠とした上で、ポイントカードは「基本的には値引き行為で、再販契約に照らして違反」と指摘。
現状のポイントカード導入に強い懸念を示している。

作家32名が読書体験を綴る

「朝の読書」運動の関連図書として、・メディアパルから『みんな本を読んで大きくなった』(朝の読書推進協議会編・四六変型判・本体950円)が発売された。
朝の読書でよく読まれている作家32名に、子どもの頃の読書体験、夢中になった本、読書の楽しみなどを平易な文章で紹介してもらった内容。
子どもたち自身に読んでもらうため漢字にはルビをふった。
巻頭に文化庁長官の河合隼雄氏の「なぜ人は本を読むのか」のほか、赤川次郎、阿刀田高、落合恵子、立松和平、宮部みゆきなどの著名作家が本との出会いを語っている。
巻末には収載作家が紹介した本のリストを掲載し、選書にも便利。
朝の読書は12月11日現在、全国1万1134校で約4百万人の子どもたちが読書を楽しんでいる。

講談社広告賞

◇講談社広告賞第24回「読者が選ぶ・講談社広告賞」は男性誌・情報誌部門の広告大賞にアディダス・ジャパン(掲載誌『Hot−DogPRESS』)、同部門の雑誌賞に合計16社。
女性誌部門の広告大賞にティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(同『Grazia』)、同部門の雑誌賞に合計25社が選ばれた。
この賞は講談社発行の雑誌に掲載された広告のなかから読者の直接投票によって優れた広告を選出するもので、今回は4月から5月の2カ月間、13誌で実施。
6万通の読者投票で対象雑誌別の雑誌賞(金・銀・銅)を決め、さらに第2次審査で読者の中から代表審査員を選び大賞を選出した。
12月9日に東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれた贈賞式で、講談社の野間佐和子社長は「この賞が雑誌広告の一層の発展に役立つことを願う」とあいさつした。

客数減、売上減に四苦八苦

「読む人も書店も減った読書の日」という川柳が道内の新聞に載りました。
残念ながら実感として胸に迫ります。
今国民の大多数が大不況に苦しめられていますが、55年間店番をして感じるのは、客数減と、買わないで帰る客の多さです。
大型店は別として、町や村の書店では売上減から四苦八苦しており、文具や小間物も100円ショップと少子化で売上が減り続けています。
先日の新聞に書店関係者が「活字離れの次に”マンガ離れ”が続いている。
幼少から映像文化の洗礼を受けてきた世代はマンガを読むのも”面倒くさい”と感じている」と述べていました。
売上の25%を占めるといわれるマンガの不振はわたしたちにとって死活問題です。
今無党派層が増えていますが、今の政治があまりにも国民に見放され、将来への不安感が強く、消費を控えているのです。
しかしわたしたちはもっと政治に関心をもち、国政選挙ではわたしたち零細店を守る議員を選び、新しい政治に変えることが必要でしょう。
小泉首相は外遊が好きなのも結構ですが、深刻化する自分の国の実情を知るために商店街を回り、将来への展望を示し、購買力を上昇させる温かみのある政治でわたしたちを守ってほしいものです。

ポプラ社坂井社長からXマスプレゼント

鶴岡出身の絵本作家・土田義晴氏の『いちばんまちどおしい日』は、黒川能で有名な櫛引町の分校児童との交流から生まれた絵本で、1994年に出版され、当店でも1000余部を販売しましたが、品切れとなっていました。
過日開催された東北6県合同日販会で、ポプラ社の坂井社長と久しぶりに再会し、鶴岡支部が発行した『鶴岡文学地図』を示して、「実は、この地図に『いちばんまちどおしい日』」を掲載したが、品切れとなっており困っている」と話しました。
その場で社長から1000部の発行を即決いただき、12月2日入荷しました。
12月最初の入荷日で鶴岡にとっては大きなクリスマスプレゼントとなりました。
『鶴岡文学地図』発行の効用があり、支部組合員書店からも大変喜ばれ、何よりも読者の皆さんから感謝をいただいています。

組合員にメリットある活動推進

秋田県書店商業組合(川井寛理事長)の第16回通常総会は11月5日午後2時から能代市の「国民年金健康保養センターで開催され、組合員40名(委任状含む)をはじめ出版社、取次、運輸などが出席した。
総会は高堂晃治副理事長(高堂書店)の司会で進行。
冒頭挨拶で川井理事長は組合員数の減少により組織運営が厳しい現状を報告し、組合員にとり頼りがいのある、メリットのある活動を推し進める方針を示した。
このあと和泉徹郎氏(金喜書店)を議長に議案審議を行い、すべての議案を原案通り可決した。
引き続き開催された理事会で、空席の専務理事に高堂副理事長を選出。
これにともない柳原知明氏(秋田協同書籍)を副理事長に選出した。
次に日書連の志賀健一副会長、名古屋市・ナガヲ正文堂の長尾幸彦代表取締役専務を講師に迎え、「学校図書館電算化への対応」をテーマに日書連マークの説明会を催し、学校図書費増に対するビジネスチャンスについて情報交換を行った。
(加賀谷龍二)

組合加入促進への協力要請

大阪府書店商業組合は12月7日午後2時から組合会議室で定例理事会を開いた。
主な報告事項、審議内容は以下の通り。
〔ワラヂヤ自己破産の件〕ワラヂヤの売掛金について、管財人と取次との交渉の結果、管財人の感触として「売掛金を超える返品が見込まれ回収不能の可能性あり」と判断した模様。
組合が取るべき方策についての公式見解は後日、文書にて各組合員に配布する。
〔出版販売倫理委員会〕府青少年健全育成条例に規定する有害図書の基準見直しは、書店組合の主張を加味した改定案が府のホームページ上に記載されているので、関心のある方は府に意見具申してほしい。
〔組織強化委員会〕組合員加入促進の協力要請の話し合いをトーハン、日販との間で行った。
良い感触を得られたので、大阪屋など他の取次とも早々に話し合いの席を設けることにした。
加入促進用のパンフレットの文面も完成したので早速活用する。
〔出店問題委員会〕高石市の南海本線高石駅前に出店する「天牛堺書店」との話し合いは1月第3週を予定している。
〔雑誌発売日委員会〕発売日違反に対する措置を実効性あるものに改定してほしいと本部委員会に文書で要請した。
〔再販・公取協委員会〕ポイントカードは再販違反であることが確定したので、ポイントカード制を実施している店を調査して日書連に報告することを徹底させる。

若い人に贈る読書のすすめ

読書推進運動協議会は2003年に成人の日、新社会人となる日を迎える若い人に向けてリーフレット「2003若い人に贈る読書のすすめ」を作成し、書店、図書館に配布した。
掲載の書名は以下の24点。
▽『海辺のカフカ(上・下)』村上春樹、新潮社▽『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』リズ・ダベンポート、草思社▽『田口ランディの人生相談神様はいますか?』田口ランディ、マガジンハウス▽『ユカリューシャ』斎藤友佳理、世界文化社▽『神々の世界(上・下)』グラハム・ハンコック、小学館▽『ドリームバスター』宮部みゆき、徳間書店▽『なるほどの対話』川合隼雄、吉本ばなな、日本放送出版協会▽『リトルターン』ブルック・ニューマン、集英社▽『iモード以前』松永真理、岩波書店▽『家なき鳥』グロリア・ウィーラン、白水社▽『応援します、あなたの旅立ち』大平光代、講談社▽『水平線の向こうから』堂園晴彦(文)葉祥明(絵)、PHP研究所▽『青空のむこう』アレックス・シアラー、求龍堂▽『ネクスト・ソサエティ』P・F・ドラッカー、ダイヤモンド社▽『ねがいは「普通」』佐藤忠良、安野光雅、文化出版局▽『不美人論』陶智子、平凡社▽『すべての時間(とき)を花束にして』まど・みちお、佼成出版社▽『投資アドバイザー有利子』幸田真音、角川書店▽『パーク・ライフ』吉田修一、文藝春秋▽『まだ17歳だけど、人生って面白いと思う』岩渕大起、ポプラ社▽『ぷちナショナリズム症候群若者たちのニッポン主義』香山リカ、中央公論新社▽『研修医純情物語』川渕圭一、主婦の友社▽『本田宗一郎と井深大ホンダとソニー、夢と創造の原点』江戸東京博物館/板谷敏弘、益田茂(編著)、朝日新聞社▽『インストール』綿矢りさ、河出書房新社

倒産出版社の商品扱いを討議

兵庫県書店商業組合は12月10日、神戸シーガル会館で定例理事会を開催した。
村田理事長は日書連報告を兼ねてあいさつ。
廃業脱退による組合員減少は日書連の存在に関わることから全力をあげて強化すること、『ハリー・ポッター』第4巻の買切り・普通正味問題などを報告し、各理事に一層の協力を求めた。
支部報告では、第2支部から「倒産出版社の商品の扱いについての要望書」が提出された。
出版社が倒産した場合は直ちに取引書店に通知することや、倒産出版社の商品について取次にも応分の負担を要望する内容となっている。
また、日書連に対して、共済会の割り戻しをやめ、積み立てあるいは新たな損失補償会費を設け、口数に応じて損失補償できるような制度の確立を要望している。
理事会終了後、年末恒例の兵庫県発売日励行委員会との懇親会が開かれ、出版社、書店あわせて30数名が出席。
盛大な会となった。
(中島良太広報委員)

年末年始の客注対応

トーハンは、年末年始の注文品に特別体制で対応する。
出版輸送の年末最終出荷は書籍12月28日、月刊誌が12月28日付、週刊誌が12月27日付で、初出荷は書籍が1月7日、雑誌が1月4日となる。
この間の注文品対応として1月4日に出庫作業を行うのをはじめ、12月30日、1月2日、4日にブックライナー、e−hon等の出庫作業を行う。
ブックライナーは12月29日と1月1日を除く毎日作業を行い、12月31日、1月3日、5日の3日間、宅配便で加盟書店宛に特別出荷を行う。
コールセンターは1月1日を除き営業する。
e−honは書店留め置きは12月28日最終出荷、1月7日初出荷となるが、宅配希望の場合は12月28日、30日、1月2日、4日、6日、7日に読者宛の宅配便出荷を行う。
サポートセンターは年末は12月27日まで、年始は1月6日より通常営業。
12月28日、30日、1月2日、4日は午前9時〜正午の特別営業となる。

「ハリポタ」がトップ

トーハン、日販、大阪屋は2002年の年間ベストセラーを発表した。
総合トップは3社とも「ハリー・ポッター」シリーズが獲得、「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」が2位につけた。
〔トーハン調べ〕ハリー・ポッターと炎のゴブレット、ハリー・ポッターと賢者の石、ハリー・ポッターと秘密の部屋、ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(静山社)ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本(幻冬舎)生きかた上手(ユーリーグ)声に出して読みたい日本語(草思社)世界がもし100人の村だったら(マガジンハウス)ベラベラブックVol.1〔青版〕(ぴあ)新・人間革命(11)(聖教新聞社)常勝の法(幸福の科学出版)老いてこそ人生(幻冬舎)常識として知っておきたい日本語(幻冬舎)盲導犬クイールの一生(文藝春秋)青空のむこう(求龍堂)低インシュリンダイエット(新星出版社)運命の足音(幻冬舎)図解「儲け」のカラクリ(三笠書房)模倣犯(上・下)(小学館)本当の学力をつける本(文藝春秋)男の子って、どうしてこうなの?(草思社)人生百年私の工夫(幻冬舎)海辺のカフカ(上・下)(新潮社)〔日販調べ〕ハリー・ポッターと賢者の石、ハリー・ポッターと秘密の部屋、ハリー・ポッターとアズカバンの囚人、ハリー・ポッターと炎のゴブレット(静山社)ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本(幻冬舎)生きかた上手(ユーリーグ)世界がもし100人の村だったら(マガジンハウス)声に出して読みたい日本語(草思社)ベラベラブック(1)(ぴあ)新・人間革命(11)(聖教新聞社)老いてこそ人生(幻冬舎)常勝の法(幸福の科学出版)常識として知っておきたい日本語(幻冬舎)盲導犬クイールの一生(文藝春秋)青空のむこう(求龍堂)低インシュリンダイエット(新星出版社)運命の足音(幻冬舎)図解〔儲け〕のカラクリ(三笠書房)遊・戯・王オフィシャルカードゲームデュエルモンスターズ公式カードカタログザ・ヴァリュアブル・ブック(4)(集英社)ベッカム(PHP研究所)鬼武者2解体真書(エンターブレイン)模倣犯(上・下)(小学館)海辺のカフカ(上・下)(新潮社)サタ★スマ(角川書店)日本村100人の仲間たち(日本文芸社)〔大阪屋調べ〕ハリー・ポッターと炎のゴブレット、ハリー・ポッターと秘密の部屋、ハリー・ポッターと賢者の石、ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(静山社)ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本(幻冬舎)ベラベラブックvol.1(ぴあ)世界がもし100人の村だったら(マガジンハウス)新・人間革命第11巻(聖教新聞社)声に出して読みたい日本語(草思社)生きかた上手(ユーリーグ)老いてこそ人生(幻冬舎)海辺のカフカ(上・下)(新潮社)模倣犯(上・下)(小学館)常識として知っておきたい日本語(幻冬舎)盲導犬クイールの一生(文藝春秋)英語で日記を書いてみる(ベレ出版)ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式ハンディブック(角川書店)

平成15年新春行事日程

[組合関係]《日書連》◇出版販売新年懇親会=1月24日(金)午後5時半より箱根湯本「湯本冨士屋ホテル」で開催(午前11時より日書連初理事会)。
《北海道》◇北海道書店商業組合・在札取協・出版金曜会合同新年懇親会=1月8日(水)午後5時より札幌市中央区の「札幌パークホテル」2階パールルームで開催。
《宮城県》◇合同新年懇親会=1月7日(火)午後4時より仙台市宮城野区の「メルパルクSENDAI」で開催。
《福島県》◇福島県書店商業組合新春理事会=1月28日(火)午後1時より磐梯熱海温泉「四季彩一力」で開催。
終了後に年間企画発表会、出版社・業界関係者との新年懇親会を開催。
《東京都》◇東京都書店商業組合新年懇親会=1月16日(木)午後5時半より千代田区紀尾井町の「ホテルニューオータニ」で開催。
《神奈川県》◇神奈川県書店商業組合新年役員会=1月23日(木)午後2時より箱根湯本「ホテル南風荘」で開催。
終了後に懇親会。
《静岡県》◇静岡県書店商業組合新年総会=1月8日(水)午後3時より伊東市の「青山やまと」で開催。
《愛知県》◇愛知県書店商業組合新春賀詞交歓会=1月7日(火)午後5時半より千種区の「愛知厚生年金会館」鳳凰の間で開催。
《三重県》◇三重県書店商業組合理事会=1月19日(日)午後2時より津市新町の「プラザ洞津」で開催。
終了後に新年会。
《長野県》◇長野県書店商業組合三役理事会=1月29日(水)午後4時より松本市で開催予定。
《大阪府》◇大阪出版業界新年互礼会=1月7日(火)午後4時より北区梅田の「ホテルモントレ大阪」7階アマリエで開催。
《京都府》◇京都出版業界新年互礼会=1月6日(月)午後4時半より「京都ホテルオークラ」で開催。
《福岡県》◇新春賀詞交礼会=1月6日(月)午後4時より北九州市小倉北区「リーガロイヤルホテル小倉」4階ロイヤルホールで開催。
◇福岡県出版業界新年の会=1月7日(火)正午より福岡市中央区「福新楼」で開催。
[取次]《日教販》◇春季展示大市会=1月9日(木)午前9時より文京区後楽の「後楽園会館」で開催。
辞典・学習参考書約4千点を展示。
正午から社長あいさつ。
《トーハン》◇新春の会=1月10日(金)午前9時半から新宿区東五軒町の本社8階大ホールで開催。
午前10時20分より社長あいさつ、来賓書店あいさつと鏡開き。
第2会場は文京営業所・首都圏支社・店売。
上尾センター、ブックライナー見学ツアーも実施する。
《日販》◇新春を祝う会=1月10日(金)午前10時半より、お茶の水の本社5階特設会場で開催。
午前10時半から11時半までセレモニー(社長あいさつ、鏡開き)。
《大阪屋》◇新春おでんの会=1月10日(金)午後12時半より東大阪市の関西ブックシティで開催。
《栗田》◇新春あいさつの会=1月9日(木)午前9時より板橋区東坂下の本社新物流センター4階大ホールで開催。
各種システム・機器や新企画の展示、おたのしみ抽選会など。
鏡開きは午前11時から。
《中央社》◇新春会=1月9日(木)午前8時半より板橋区東坂下の本社で開催。
正午から社長あいさつ。
[出版社]◇三省堂・三省堂印刷合同賀詞交換会=1月7日(火)午前11時より、三省堂本社ビル3階会議室で開催。
[書店]◇書店新風会新年懇親会1月10日(金)午後5時より西新宿のホテルセンチュリーハイアット地下1階「センチュリールーム」で開催。

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本屋のうちそと

自分で言うのもなんだが、私は仕事が速い。
それが時として裏目に出る。
お客さんに頼まれた荷物をすぐに手配して送ったら、電話がかかってくる。
「あのー、さっきの荷物もう送ってもらいました?」「はい」「やっぱり。
あと二冊入れてもらおうと思ったんだけど、でも、仕方ないね」なんてことがしばしば起こる。
バスを待っている。
時刻表を見ると次のバスまでずいぶん時間があいている。
ここでじっと待つか、それとも別系統のバス停まで歩くか。
という場面では、たいてい歩くという選択になる。
そうして歩いていて、目指すバス停が近づいたと思ったら、待っていれば乗れたはずのバスが追い越していく。
でなければ、ついた別系統のバス停で、ほんの少しのことで置いていかれて、もっと長い時間待つハメになる。
仕事が速いと思ってはいるけれど、実は単にこらえ性がないだけなのかもしれない。
友人に私とは対照的な人がいる。
「ぼくは器用じゃないから…」と、ひとつひとつの事柄をゆっくりとていねいにこなしていく。
あくまでもマイペースで進むのだが、気がつくと獲るべきものはしっかり獲っている。
それが許される職種に就いているからではあるが、それを選択する時も、彼はきっと慎重に考え抜いたにちがいないのだ。
「あわてる乞食はもらいが少ない」なんてことばが頭をよぎる。
でもこの性質は沁みついてしまっている。
来年もきっと変わらないんだろうな。
(如意)

新時代の経営戦略

日販は来年2月19日、20日の両日、東京・江東区のホテルイースト21東京で書店経営者を対象に「日販マネジメントセミナー」を開催する。
今回は「新時代を切り拓く経営戦略」をメインテーマに、全6講を企画した。
講演テーマは、■「デジタルネットワーク社会の経営戦略」(ぴあ・矢内廣社長)、■「生き残れる企業の条件」(八起会・野口誠一会長)、■「DVDマーケットの成長性と課題」(ワーナー・ホームビデオ原田健日本代表)、■「お客様を引きつける店舗オペレーション」(オリオン書房・高田鉄専務)、■「大転換期の流通業界とその対応」(セゾン総合研究所・及川亘弘所長)、■「小売業からホスピタリティ業へ。
(トーマス&チカライシ・力石寛夫代表取締役)会費は日本出版共済会加盟店の場合、宿泊なし3万円、宿泊4万円。
未加盟店で宿泊なし4万5千円、宿泊5万5千円。
申込みは2月12日まで日販各営業部、支店および経営相談室へ。

マガジンハウス社長に石・孟氏

マガジンハウスは12月11日に開催した株主総会で代表取締役社長の赤木洋一氏が退任。
後任に石・孟氏を選任した。
石・氏は1946年生れ。
1969年入社。
営業部、アンアン、ポパイ、ブルータス編集部、書籍出版局などを経て2000年から取締役。
同社役員の職務分担は以下の通り。
代表取締役社長石・孟取締役(アンアン・ギンザ・オリーブ・ハナコ・同別冊・リラックス・雑誌開発室担当)淀川美代子同(ブルータス・カーサブルータス・ポパイ・ダカーポ・クロワッサン・同別冊・ターザン・クロワッサンの店事業部・書籍出版局・雑誌開発室担当)秦義一郎同(営業局・経理局・大阪支社・DMC担当)吉田高同(広告局・企画制作局・総務局担当)片桐隆雄取締役最高顧問木滑良久監査役新井喜美夫同畑尾和成

書店システムを発売

出版社向けコンピュータシステムの開発販売を行ってきた光和コンピューターは、書店向けシステムの販売とASPサービスを開始した。
同社の取締役営業部長には、イディーで書店システムを開発してきた友野雅志氏が就任した。
書店向けシステム「スーパーブックショップ」は、書籍・雑誌以外のJAN商品まで含めた単品管理、原価管理が可能。
タッチパネル・システムの場合、サーバー1台、端末3台、ソフトウェア一式で保守料を含み月額10万円。
ASPサービス「ブックアンサー」はサーバーを光和コンピュータに置いて、インターネット経由で商品発注ができる。
すでにNET21が28店舗で利用を開始している。
連絡先は光和コンピューター、■03−3865−1981番へ。

小売部門の統合推進

明治5年、米子で創業して今年で130周年を迎えた今井書店グループは、12月1日より鳥取市と倉吉市に店舗を持つ富士書店の営業を米子今井書店に譲渡した上で、・今井書店(米子市)と名称変更した。
島根県では松江市の2社を合併し、・松江今井書店とした。
役員では専務以上は各社同じとし、代表取締役会長に永井伸和氏、同社長今井直樹氏、同副社長田江泰彦氏、専務取締役中尾行雄氏、同安達且氏の陣容になった。
本の学校郁文塾の塾長には花井満氏が就任した。
130周年記念事業の一環として、松江市乃木福富町に来年3月、山陰最大規模の今井書店グループセンター店を開店するほか、2月に北方謙三、柳田邦男の両氏を招いた記念講演会、記念出版も予定している。

人事異動

◇淡交社12月4日に開催した臨時株主総会で以下の人事を決めた。
取締役副会長伊住政和◇児童図書10社の会結成以来の会員社であった大日本図書・が退会し、2003年度新学期より・リブリオ出版が入会する。
◇大修館書店(11月29日付、○新任)代表取締役会長鈴木荘夫代表取締役社長(販売・総務担当兼務)鈴木一行常務取締役(企画編集、編集第1部・第2部担当)玉木輝一取締役(編集第3部担当)平井啓允同(製作部門担当)○小川益男監査役押野進*中村忍次副社長は退任して大修館出版販売・社長を専任する。

太洋社、戸田市に雑誌流通センター

太洋社は物流改編計画の一環として、埼玉県戸田市美女木に約1810坪の土地を取得。
新刊雑誌の発送業務を主体とした新物流センター「戸田流通センター」を建設すると発表した。
土地取得費も含めた総事業費は28億円。
来年6月に竣工、9月から本稼働を予定している。
雑誌発送業務は、これまで文京区水道の本社と戸田営業所(戸田市新曽)の2カ所に分散して行われていたが、今後は新センターに一本化する。
一方、発送業務の移転で空いた本社2、3階のスペースは書籍新刊発送業務、注文業務を大幅に見直し、効率を高めるとともに商品在庫の充実を図るなど、引き続き本社物流機能を再構築していく。
新設する戸田流通センターでは作業精度を高めるため、入荷、保管、仕分・梱包、出荷の全工程で商品データをリアルタイムに管理する。
特に仕分・梱包の作業工程では作業者ごとに重量検品を導入し、作業精度の向上とスピードアップを目指すことにしている。

漫画文庫陳列ツール

トーハンは漫画文庫の著者別陳列のための補助ツール「まんぞく」を作成、取引先書店へ提案を始めた。
漫画文庫の新刊点数は1カ月120点を超えて成熟期に入っており、売上げを伸ばすには徹底した商品管理が求められている。
また、読者は著者につくことが多いジャンルであることから手塚治虫、藤子・F・不二雄、松本零士、一条ゆかりなど売れ行き良好書1180点を著者別に掲載し、バーコードを付したハンディターミナル対応型の発注リストを作成した。
今後、年に3回程度メンテナンスを行っていく。
掲載出版社は秋田書店、朝日ソノラマ、潮出版社、講談社、集英社、小学館、祥伝社、少年画報社、竹書房、中央公論新社、白泉社、双葉社の12社。